2021年12月13日月曜日

礼文2 ー 旬のものを食べないとダメ

 礼文を歩いた後はフェリーで本土(稚内)へ。

ここまで来たからには利尻山に登りたいところですが、季節的にもう私には無理なので、代わりに日本最北端・宗谷岬へ。今年初めの南端(波照間島)に続いて、北端も制覇。

スタンプラリー的なことをし始めると切りが無くなるし、自分のツボではない物事に時間と金を使うことになるので、あまりやらないようにしてはいるのですが、日本最北端ならちょっと興味もあったので来てみました。

宗谷岬は寒いし風が吹き荒んでおり(最北端を訪れるのにふさわしい天気ではありますが)、同じ路線バスで行った人たちみんな、記念碑でさっさと写真を撮った後、ただただ休憩所で帰りのバスを待っていました。

後で調べてわかったのですが、海流の関係で礼文よりも本土の方が寒いのね。

宗谷岬観光は正午くらいに終了したので、午後どこかに行くことも出来ましたが、バスは少なく観光するには難儀だし、疲れていて運転する気にはならなかったしで、ホテルの温泉(ドーミーインだけど)に入ったり近場で食事したりダラダラすることに。

食事でおいしかったのは、たこの唐揚げ、しめさばです。
その他の海鮮は当たり外れあり。当たり前ですが、いくら北海道でも、旬でない魚を食べてもダメですね。

逆にサバは旬だったようで、どこで食べてもおいしかったです。

なお、酒を出す店に3日で3軒行きましたが、どの店でもお通しを2品出してきました。代金もそれなりに取られています。そういう文化なんですかね?

2021年11月30日火曜日

2021年、面白かった本

 今年読んだ本で面白かったのはこのあたりです。

「危機と人類」
「デス・ゾーン」
インテリジェンス・トラップ
お金か人生か
残照の頂
スマホ脳
5000日後の世界
GAFA Next

毎年順番をつけるのは難しいものの、一応一位は「5000日後の世界」。未来予想系はジャンルとしてはあまり好きではないのですが、この著者は前著(〈インターネット〉の次に来るもの)も本作も非常に面白かったです。デジタル業界の会社増えすぎなので、次はバイオテックに注目(らしい)。

タイトル的に今更感あったけど、意外と良かったのが、「スマホ脳」。ついスマホを見てしまうのに問題意識ある方にお勧めです。似たテーマですが、Netflixのドキュメンタリー「監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影」も良かったですよ。

なお、コロナ前までは外(喫茶店とか)で本を読むリズムだったので、家に引きこもりまくった2020年以降読書するリズムがあまり作れていません(カフェ代は大幅に減った)。旅行の移動中が一番読めているかも。
山歩いている時常に耳読はしていたけど、目で読むのと耳読は全然別の体験ですからね。
来年は、感染状況が収まっていれば、外でも多少読むリズムに戻そうかな。

2021年11月23日火曜日

礼文 ー 行動範囲が広がることに金を使いたい



11/20~23の休みで、稚内・礼文島に行ってきました。

メインの礼文島ハイキングの話を書きます。
今はトレッキングとウィンタースポーツの間の閑散期であるようで、旅行者はごくわずか。島行きのフェリーは作業着を来た団体(漁師?)以外は数えるほどで、雑魚寝タイプの船室でしたが、一人で20畳くらい使えて超ストレスフリーでした。

島内も、島全体が休業中という感じで、商店はほとんど空いていないようです。流しのタクシーなどもなく、登山口まで行けるのか不安でしたが、電話したらすぐ着てくれました。

そのタクシーで香深井の林道コース登山口へ。
林道は特に目を引くものはありませんでしたが、稜線に出てからの景色が素晴らしいです。11月に礼文島ハイキングでは、完全に時期を間違っているという噂もありましたが、これは来てよかった。花は咲いていませんが、ランドスケープファンの私としては、花はまあオプションでも良いです。この島特有のランドスケープが見られただけで来た甲斐ありました。花が見たい人はやはり夏にどうぞ。

気温は0度~3度くらいでしたが、稜線区間が長く、風がずっと吹いている(島特有の気候らしい)ので、気温以上に防寒対策必要です。雪もけっこう降っていました。
途中に小屋のようなものも無く、風の無いところで休憩も出来ないので、風を遮る装備、4時間くらい大休憩を取らず歩く体力は必要そうです。

トレイルは全体的になだらかで、危険箇所などはないので、気候の問題さえクリアしてしまえば歩くのは簡単だと思います。

装備的には今年買った、モンベルのパーマフロストライトダウン(防風、撥水、透湿フィルムが外側に張ってあるダウン)が超活躍しました。
これのおかげで、行動範囲(マイナス)5度分くらい広がった気がします。こういう、行動範囲が広がるものに金を使いたいですね。今年はこれを着てもうちょっと寒いところ歩いてみようかな。

4時間歩いてすれ違ったのは一人だけ。何かあって行動不能になったらアウト感ありますが、静かなハイキングが楽しめました。

知床の登山口(もちろん北海道本土の知床とは別)に下りた後、バス(1日3本)も全然来ないので、フェリー乗り場までさらに舗装道路を4km歩きました。島旅は4kmくらいなら徒歩圏内だと思ったほうが、計画が立てやすいです。

何か食べたかったのですが、フェリー乗り場以外のレストランは全く開いておらず。仕方ないので期待せずフェリー乗り場で寿司を食べたのですが、それが非常においしかったです。

最後、フェリー乗り場から徒歩圏内にある温泉へ。泉質とかはよくわかりませんが、露天風呂から海越しに利尻山が見えて結構良かったです。

帰りのフェリーも空いており、よく眠れました。歩いて、寿司食べて、酒飲んで、温泉入った後だしね。

仕事が繁忙気味で疲れてもいましたが、割り切って休み取って良かったです。ある程度やりたいことをやれないようではその生活続けている意味ないですからね。システム導入直前ならともかく、そういう時期ではないので。ある程度割り切らないと、やりたいことはやれないし、行きたいところにも行けない。割り切りは大事。

2021年9月30日木曜日

「余計なことをしない」が最善の時もある

 今、登山シーズンである、海の日、盆、敬老の日、秋分の日にカレンダー通りの休みはあるが、激混みの交通機関、激混みの山小屋に突入することになってしまう。

このカレンダーをこのまま受け入れていては、ハイシーズンしか山に行けなく、山に関してはこれ以上やりたいことはできない。

一番行きたいところには行けず、妥協的な旅をしてしまう。

(盆にシステム切り替えなどで出勤し、夏のうちに代休が取れるなら話は変わるが、毎年毎年起こることではないので、とりあえず置いておく)


「体力がある若いうちはアルプスや北海道(体力が必要な山行)に時間を使う」とはっきり方針を決めたのに、結局、山小屋の密にビビり、ロープウェイの待ち時間にビビり、東北の山に登ることにしてしまった。

もう出発した後に何だが、こういう金・時間の使い方はすべきではなかった。

結果としては悪くはなかったが、もしアルプスに行けていればよりリフレッシュできただろうし。

連休の機会も限られているので、「連休は旅行で埋めたい」という意識がいつも働いているのだが、本当はこういうときは「余計なことはしない」のがベストなんだろう。金の使い方、時間の使い方、両方において。

「これでいい」ではなくて「これがいい」と思う行き先、計画を立てたいとは思うが、いろんな制約条件の中動いているから、なかなか出来ない。予約サイトを見ながら工夫するのではなく、そういう制約条件を取り除く(例えば、休みをずらすように交渉・調整するとか)ことにも力を使うべきなんだろう。


金に関しては、もう少し使い方に気を遣った方が良いと最近思い直し、旅行の予約する前に総額を試算するようにした。

(そのためのエクセルも作った)

今まで、なんとなく交通費とホテルをバラバラに検索して、フィーリングだけでリーズナブルなら予約、という流れで決めていたけど、後で金額を計算してみると思った以上に金を使っていることがわかる。


時間に関しては、昔だと4連休が丸々空くのはかなり手持ちぶさただったし、有効に使えたためしがないが、最近は家で過ごすことにも慣れ、引きこもることの生産性は上がってきたので、それなりに過ごすことは出来るという気もする。

家の近くで(出費を抑えて)将来につながる過ごし方をすれば良いのでは。

例えば、読書、料理、近場でテント泊など。

今の自分の山のレベルを考えると、

歩行能力>宿泊・キャンプ能力

なので、山をとにかく歩くよりは、近所でもテント泊に慣れるほうが投資的という気がする。その方が行動範囲が広がりそうという意味で。

八幡平と秋田駒ヶ岳に来るための投資金額・時間は約75,000円と4日間。

旅行の調査、予約、パッキングなどの準備にも時間を使っているので、時間は6~8日くらい使ったと考える方が妥当かもしれない。

Plan Aの旅行・山行が出来るなら迷わず金と時間を使えば良いが、Plan B、Cの旅行・山行に金と時間を使って良いか、「余計なことはしない」がベストなのではないか、ちゃんと自分に問うようにしたい。Plan B、Cに金を使っていると、いざPlan A を決行するときの金を注ぎ込めない。Plan B, C に時間を取られていると、Plan Aを実行するための技術・体力が身につけられない。


動けば良いというものではない。

待つべき時にはレベルアップしながら待つ、というのも重要。

堂々巡りする思考

過去数ヶ月のメモをざっと見返したが、半年も前から同じようなことを何度も考えている。思考が堂々巡りしているどころか、思いつきがバラバラに書かれているだけで、思考が全く進んでいない。なのでメモはそれなりにあるが内容が薄い。
それは考えを煮詰めていなくて、アクションも取り出していなくて、PDCAも回していないから。

本も聞きっぱなし。耳読はある程度インプットは出来るけど、メモを取る体勢には入っていないので、どうしても聞きっぱなしになる。読みながら、メモを取ったり、文章を書きいたり、アクションを取り出しながら読むのとはやはり違う体験。

仕事での目の疲れは最小限にして、やはり本を「読む」のも必要。

そして、やっぱり文章書いた方が良い。考えをまとめて、思いつきよりもレベルアップしたアクションを取り出してPDCA回す方が良い。

文章書いた方が良いという思いつき自体は数ヶ月も前からメモに入れているのだが、やはり思いつきっぱなしで、ポメラ使ったことでようやく着手できた。

PDCAをちゃんと回すには、文章を書くことの優先順位をもうちょっと上げる方が良い。

多分、PDCA回して、テント泊をもっとするとか、アクションをちゃんと取り出していれば、思考の堂々巡りから一歩進めただろう。

ついでに言うと、マインドマップも多少使う方が良いかも。一度思考を広げるためには。


Action
・ PDCA回す。その一環で文章書く
・ マインドマップも久しぶりに使う
・ テント泊レベルを上げる

2021年9月27日月曜日

スマホに集約すれば良い、というものではない

非常に久しぶりのエントリになってしまいました。
こんなに間が空いていたとは。

八幡平・秋田駒ヶ岳行ってきました。
久しぶりの試みとして、ポメラでブログを書きながら旅行するスタイルにしてみました。

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<音声入力とキーボードで文章を書くというのは、真逆の活動>

@行きの新幹線
昔はいつもポメラでブログを書きながら旅行していたのですが、最近は旅行と言えばハイキング中心で、重たいポメラを持ち歩くのはやめていました。代わりに旅行中の思いつきはスマホに音声入力していたのですが、旅行でも何でも同じパターンを続けるのは良くないので、久しぶりにポメラ持ち歩きに戻してみました。

(ポメラ、PC、スマホを行ったり来たりしている記事はこちらにもあります)

考えてみれば、最近文章をまとめる時間が全然とれていませんでした。
音声入力だけだと、どうしても思考は発散していくばかり。
同じ文章を入力するという作業でも、思いついたことを次々に話すことと、論理展開を考え、キーボードを使って推敲を重ねて思考を収束させるのとは全然違う活動ですね。
音声入力(発散)とキーボードで文章を書く(収束)というのは、一見同じ事をしているようで、頭の使い方は逆なわけです。

しばらく収束をおろそかにしていたけど、やっぱりこれも必要。

これをやらないと、何ヶ月も同じ事を考え続けて堂々巡りになります。今メモを見返して、数ヶ月も前から同じようなことを何度も考えているのがわかりました。文章にすることで、今考えられること・考えても仕方ないことを整理して、現時点での結論を出して、次のアクションにつなげたいですね。

ちなみに、今回は盛岡のビジネスホテルをベースにしているのでポメラを持って行こうと思いつきました(山に行くときはポメラはホテルに置いていく)。
もう地方都市のビジネスホテルに泊まるという趣向がそもそもワクワクしないのであまりやっていなかったのですが、思いがけず良さを再発見しました。
小屋やテント泊の時にポメラを担ぐのはさすがにやらないかな。テントの中で文章を書くというのは趣向としては良さそうですが、体力的には厳しそうなんで。

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<スマホに集約すれば良い、というものではない>

@帰りの新幹線
結果、ポメラを持ったことで、このエントリ以外にも、色々文章を書くことが出来ました。多分、順次清書して公開できると思います。
旅行だけをインプットにして旅行記を書いてしまうのではなく(そういうのは若干飽きた)、

・ 旅行
・ 最近のメモ
・ 読んでいる本
など同時に色々インプットを入れて、一度広げてからまとめるのが良い感じです。
これをやらなければ出てこなかったであろうアクションが結構出てきました。
本当は家にたどり着くまでにアクションを整理しきりたいところですが、ちょっと難しいかな。一度寝かせる時間もある方が良いし。
しかし、連休中に整理しきらないと、次の整理をするのは、現実的にはまた来週。疲れていたらさらに後、という感じでどんどん伸びていってしまう。取り急ぎ、直近1週間分のアクションだけでも取り出しておくか。

ポメラが何より良かったのは、気が散りにくいということです。
スマホに何でも集約出来る時代ではありますが、スマホというのは非常に気が散るものなので、集中力を要する作業は、逆にスマホの外に持ってこないとダメなんですよね。

ここ数年、出来るだけ全てをスマホにまとめる方向で整備してきましたが、逆方向、タスクや情報をスマホの外に取り出すことを考えても良い時期かもしれないです。

文章以外に何があるかな・・・考えてみよう。

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まとめ、
・ 音声入力とキーボードで文章をまとめるのは全く違う活動
・ 集中力を要する作業はスマホの外で

2021年3月29日月曜日

絵画で気づいたことプラス11ー「描ける絵」と「描きたい絵」は違う

見出し画像


 2020/03/13 09:45

絵画教室に通い始めて気づいたことは、すでに何度か記事にしてきました(これまでまとめてきたのは以下の記事です)



でも、まだまだ描けば描くほど気づきがあるフェーズのようで、さらに発見があったので、11個、追記しておきます。
(実は新型コロナウィルス感染予防のため、絵画教室が2週続けて休講になったので、いったん落ち着いてまとめるのにちょうどよかったです)

1.絵は平らな机に置いて書くとかなり首が痛くなる。短時間でもイーゼルを使うほうがいい。特に大きい紙・キャンバスを使う場合。
圧力を思い切りかける必要がある色鉛筆などは難しいが、クレパスくらいならイーゼルでも行ける。

2.画材によって塗るスピードが劇的に変わる。単純に、物理的に細い色鉛筆は時間がかかる。趣味で、早くたくさん書きたい場合は、クレパスは良いかも。短時間でたくさん塗れるので。

3.クレパス・色鉛筆など、水を使わない画材は、細目の紙が良さそう。凹凸の凹の部分に色が入っていかないので。厚めのケント紙を試したところ、最初はなめらかすぎるかと思ったけど、よいかもしれない。

4.絵を描き始めると、画材屋とか行きたくなるけど、画材屋ばっかり行ってもうまくならない。買い物に時間を使いすぎるのはワーストプラクティス。買い物よりもトレーニング。なんならトレーニングよりアウトプット。

5.大きい紙にどんどん描いてると、手が動いてくる感覚ある。

6.人に習うのは良い。フィードバックがあるのは良い。独学だと、小さくまとまる。

7.プロの絵はコントラスト・色が考え抜かれて書かれているので、模写をするとなんか上手く描けた気になってしまう。自分で構成から考えて一枚の絵にまとめるのは至難の業。

8.久しぶりでも、模写する技は身体の中に残っていた。でも、見ないで描く能力はだいぶ落ちている感じ。いろんなものの形が頭から抜けているような気がする・・・が気のせいかもしれない(前からこんなものかもしれない)

9.何を良いと思うか、美しいと思うかというセンスは、絵を描いていない間にも磨かれている。

10.画家の絵を模写をすると、構成、色使い、ごまかし方の勉強になる。

11.「描ける絵」と「描きたい絵」は実はかなり違う。「描ける」とわかるような絵ばかり描いても、「描きたい絵」を描けるようにならない。表現の幅も広がらない。でも「描きたい絵」ばかり狙ってチャレンジングな絵ばかり描いていると、うまく描けなくてつまらなくなってくる。
「描ける絵」、チャレンジングな「描きたい絵」絵、交互くらいに書くほうが良いかも。

2021年3月26日金曜日

細部に囚われる奴は太い筆を使え



 2020/02/22 20:26

先日、絵画教室に通い始めた話を書きました(以下)が、その続きです。
全体に色を入れるという話をもうちょっと詳細に書きたいと思います。


4年前はアクリル絵の具を使っていたのですが、今度の絵画教室は遠くて、画材をたくさん運ぶのが大変という理由で、色鉛筆で書いていました。
どうも筆が進まない。
まず物理的に細いから時間当たりに塗れる量が限られる、というのがあります。
でも、それ以外に、自分にフィットしていない理由がわかってきました。

アクリル絵の具で書いてた時は、色を重ねるので、まず全体に色を入れます。
そこから、何度も何度も筆を重ねて完成させていくイメージ。
色鉛筆はそんなに色を重ねないし、一回書いた後修正するのは難しいので、1か所1か所、それなりに完成させてから次に行きます。

多分この工程の特性が私には合っていません。
私は細部に囚われる方なので、一か所に囚われている間に全体のバランスが取れなくなるし、第一時間がかかりすぎて、全然完成しません。
全体にわたって細部までこだわる時間・体力・能力がある場合は、細部にこだわれる性格を強みとして、ペンとか色鉛筆のような細い画材を使って勝負できるのでしょうが、時間がなくて週末で描いている場合永久に完成ません。
基本的には細部にとらわれるのは悪癖なので、もう今描いている絵で色鉛筆はやめて、次からはアクリル絵の具か、オイルパステルを使おうかなと思います。
細部に囚われるというのは、コントロールしようとしすぎるということなので、そのことからも太い筆とか、オイルパステルみたいに、コントロールしきれない画材のほうが割り切れてよいです。
あと考えたら、細部に囚われるとかいう以前に、ベタベタ塗った絵のほうが好きでした。運びやすいから色鉛筆を使うだなんてのは本末転倒ですね。

さて、ここまでは絵の話でしたが、もしかしたら生き方も一緒なのかもしれないです。
細部に囚われる人(私のこと)は、全体感を見失って人生で大事なことを取らないままどんどん時間が過ぎて、年老いて死にます。
人生についての細部にとらわれることなく、まずは太い筆で人生の全体に色を入れる方が良いのかも。

※ 表題画像の、右が4年前アクリル絵の具で描いた絵。左が、最近色鉛筆で描いた絵です。

熊野古道(Day2) トレッキングとトレランは脚への負担が全然違う


 2020/02/13 15:55

2日目、朝7時のバスで新宮から熊野本宮まで行き、熊野古道の起点といわれる「大斎原」へ。
そこから中辺路の一部を歩いてみました。
道はほぼ森の中。でも整備されており、歩くのが難しいところは無いです(と言いつつ途中で捻挫したけど)。
山と比べて大展望があるわけではないです。
道の途中に、大小の神社があります。神社で歴史を感じられるかが、楽しめるかどうかの分かれ目ではないでしょうか。
私は日本史は詳しくないし、これであればやっぱりもっと展望がある山に登るのに時間・金を使いたいかなと思いました。言い方を変えると、私が山歩きに求めているものって、やっぱり展望が大きかったみたいです。
冬は近場の山を中心に回りトレーニングに徹して、夏に展望の良い山を登るのに時間と金を使うのが私にはフィットしているかな。

一部走れるところは走ってみました。
歴史的な道をバタバタ走るのが好ましいのかちょっとわからないですが、道的にはトレラン向きです。
・ 道は整備されている
・ 急勾配少ない
・ 岩場無い
なので。
少し前までは登りを走るとすぐ意気が上がりましたが、緩い上り坂程度なら結構走れました。最近ジムで上り坂練習していた効果を実感。
歩くのと走るのでは、脚(あと腰と背中も)にかかる負担全然違いますね。
平地だって走るのと歩くのでは全然筋肉の使い方が違うのだから当然か。

そして、また右足首捻挫した。
全然何でも無いところで。
しばらく山にも行けないし、ジョギングも出来そうにない。
有酸素運動はなんとかエアロバイクでつなぎます。
右足首もっと鍛えないと不安で遠くに行けないな。

捻挫したので、予定していたコースを大幅に短縮して、帰りは特急の時間を1本早めて帰ってきました。1本といっても4時間くらい早い電車になったので、名古屋・浜松で途中下車して観光しつつ帰宅。
浜松は、駅近くにおいしい飲食店が密集しているから何度も途中下車したくなる駅です。

熊野古道(Day1) 名古屋(or 新大阪)からの特急をまず押さえよう


 2020/02/13 15:49

はじめて熊野古道に行ってきました。
ハイキング(ちょっとトレラン)目的で。
写真はこっちにまとめてみたのでご覧ください。


熊野古道って、アクセスがそんなに良くないから、ちょっとハードル高いですよね。
私も前から興味あったのですが、遠いし、紀伊半島の土地勘がほとんど無いので、なんとなく行けていませんでした。
どうしても、新幹線が通っている場所に行きがちです。
同じように「興味があるけど行けていない」という友人も何人かいます。
そんな人に、まず最初にやってほしいのは、
「名古屋or新大阪から紀伊半島を南下する特急を予約すること」
です。
名古屋からなら、南紀○号
新大阪からなら、くろしお○号
みたいなやつです。
これらは本数が少なく、乗れないと話にならないので、まず予約しましょう。これに比べれば新幹線は融通が利きます。この特急に合わせて、新幹線の時間、自宅を出る時間を決めてください。

私の場合、名古屋12:58分初の南紀5号に乗って、宿がある新宮に着いたのが16:24。名古屋からの所要時間で約3時間30分。
鈍行で行くと5時間以上かかるので、予約なしでぶらりと行くとかなり苦労しそうです。
行き当たりばったりの旅って、一見魅力的ですが、それはたくさん電車が走っているエリア、かつ春や秋の季候が良いときに限ります。真冬に何もないホームで1時間とか待ったら、疲れ果ててその後何も出来ないですからね。

名古屋から紀伊半島を南下するのははじめてだったので、外の景色を眺めながら来ました。
私は移動中いつも本を読んでいますが、はじめての路線の場合は読書よりも外を眺める面白さの方が大体勝つので、外を眺めています。
途中、四日市、松坂を通るし、途中乗り換えて少し行くと伊勢のほうにも行けます。
四日市の工業地帯は、車窓から見るだけでも結構面白かったです。
伊勢は以前行ったことがあったので今回は素通りでしたが、歴史好きは、伊勢で1泊、熊野古道付近で一泊と、一回の旅行でまとめて回っても良いかもしれないです。

朝に出発して新宮に到着したのは16時過ぎ。その日は新宮駅から徒歩圏内の熊野速玉神社だけ見ました。
あまりピンとくるレストランが見当たらなかったので、夕食はホテルで。
ご当地グルメである、めはり寿司を食べました。寿司と言っても酢飯ではなく、おかかとたくあんが混ぜ込まれたおにぎりみたいなテイストです。翌日のハイキングに向けてカーボロード万全(というか、ロードしすぎ)。

夜の街にも特に何も見当たらないので(というかかなり暗い)、そのまま就寝でございます。

2021年3月15日月曜日

村上春樹再読

昨年末あたりから、村上春樹の小説を5作再読。
離婚or別居状態、そして仕事を辞めたor休職状態が、基本設定としてこんなにも繰り返し使われていたことに改めて気づきました。
・ 羊をめぐる冒険
・ ダンス・ダンス・ダンス
・ ねじまき鳥クロニクル
・ 騎士団長殺し
全部そう。
・ 世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
も離婚状態(これは仕事はしている)。

むしろこの設定こそ、The村上春樹という感じです。
さらに、わけわからんビジネスをしている人物があぶく銭を稼がせてくれるというのも大体出てきます。適度な運動も大体出てきます。
あとはよく言われることですが、女、美食、酒あたりは全部出てきますね。

仕事を辞めて時間的余裕があって、あぶく銭で経済的な心配もなく、結婚などで人生経験を積んでいて、かつ現在は別れており他者から拘束されず、面倒くさくない女とセックスし、適度に運動し、おいしいもので腹を満たし、酒でリラックスしていないとブレイクスルーは来ない、ってのが村上春樹のメッセージなんですかね。
全部満たすの超ハードル高いですね。
どうしたら心身をバランス良い状態にできるかというヒントにはなりそうですが(いや、なるのかな?)

なお、これだけで主人公を甘やかすとバランスが取れないので、度々「暴力」が出てくるのかなと思っています。

などと、共通点を取り出して整理するなんてことはこの辺にして、それよりも、再読して気づくことはたくさんあったので、どんなことを受け取れたかを、また改めてまとめたいです。



2021年1月31日日曜日

Amazonのセールで買うもの・買わないもの




セールに振り回されるのは嫌いですが、Amazonのセールは傾向があるので、抑えておく価値あります。
私がセールで買っている商品、セールを待つ価値があると思う商品をまとめておきます。
セールの内容は毎回違うので、あくまでご参考としてください。
購入の判断は自己責任でお願いいたします。

今後も良いセール品見つけたらアップデートしていきます。

なお、基本前提として、普段の値段を知らないものはセールだからと言っていちいち買いません。
これをやりだすとセールに振り回されることになるので。
普段から使っているもので、セールが無くても必要だから買うけど、セールで割引される可能性が高い・かつインパクトが大きい(値下げ幅が大きい)ものを中心にまとめていきます。


■ SAVASのソイプロテイン
これはセールの度に買っています。
セールの時だと大体25%くらい安くなります(普段4,000円程度のものが3,000円)

私は大体月1袋飲むので、全部セールで買えれば、年間12,000円の節約。
購入数量が制限されているときもあるので、どうしても平常時に買うこともありますが。


■ ジレットの替え刃
リンク先以外にもいろんなタイプの替え刃があって、毎度セールになるものは違いますが、大抵何らかの値下げをしている商品が見つかります。
私が使っているのは5+1の替え刃。1つあたり300円くらいのものが、200円程度になるときもあります。
これはかさ張らない=在庫を多めに持ってもOK、なので、安いのがあるとき少し多めに買って、無い時はスルーしています。
私は使いませんが、シックの替え刃も下がっている時あります。

  

■ 画材
絵の具やスケッチブックは、セールと関係なく値段が日々変わりますが、セールで安くなっていることもあります。
毎日値段チェックするのは大変なので、セールの時まとめてチェックしています。

 
 

■ 酒
ものによっては酒も安くなっています。
(最近は常飲していませんが)
ジョニーウォーカーのグリーンラベルとか、セールの時結構安いです。
ただ、全体的に酒の値段については近所のスーパーと変わらないレベルなので、「自分が好きなものが安ければ」のスタンスがいいかと思います。





■ スピーカ・ヘッドホン
毎回買うわけではありませんが、最近オーディオをアップグレードしたときに、BOSEやSonyのヘッドホンやスピーカは結構セールで安くなることが多いと気づきました。
例えば私の場合、Soundlink revolve +は約10,000円引きで買えました。
あるセールでは全く無反応で、あるセールでは大幅値下げしたりします。

 

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逆にセールだからと言ってあまり買わないものもあります。
多少安くても買わない(チェックすらしない)ことにしているのはこちら。

■ 日用品・台所消耗品
・ 電池、クイックルワイパー、歯ブラシなどの日用品
・ 洗剤、クッキングシートなどの台所消耗品
が安くなっていることもあって、いっとき買っていたのですが、やめました。
スーパーとの値段の差はごくわずかです。これをセールだからと言って買ってしまうと、家に在庫を抱えすぎて管理がややこしくなります。
最近はこういう日用品系のほとんどは、ダブルビン方式で在庫管理して、都度イオンのネットスーパーで注文しています。

■ 中国製家電
中国製の家電製品が数多くセール対象になって、確かにお買い得品も多数あるのですが、これを漁りだすと、正にセールに振り回される感じになるので、私はあまり見ません。
以前からマークしていたものが安ければ買う、くらいのスタンスです。

総じて、安くて在庫を抱えるに値しないもの、元々の値段が良くわからないようなものはセールだろうが買う価値無いという感じですかね。