2021年3月26日金曜日

コネクティング・ザ・ドッツと旅行の話 ー 気になるところに、疎らなところに点を打て


 2020/01/13 21:28

立山で点と点がつながったという話をしましたが、これまで「最も良い点が打てた」と思った旅行は、ニューヨーク旅行です。
様々な点がつながる、巨大なハブになりました。
ニューヨークは、ニュースでも、映画でも、小説でも、頻繁に登場します。
例えば、ニューヨーク(ブルックリンあたりも含む)を舞台にした映画というのは実に多いのですが、映画の中で「ここはニューヨークです」と説明されるわけではないので、行く前は今まで見てきた多くの映画の舞台がニューヨークであることに全然気づいていませんでした。でも行って、ニューヨークの主要スポットをこの目で見たことで、ニューヨークが舞台になっている作品にすぐ気づけるようになりました。
ロンドン・ローマ・パリも大きいハブにはなりましたが、最高に大きかったのはニューヨークです。

もちろん、どんな旅行が有意義なのか、事前に100%はわかりません。
でも、やっぱりある程度は当たりをつけて有意義そうな経験を出来るよう狙う方が良いです。人生は有限ですからね。
そういう意味では、「気になっているところに行く」「気になっていることをやる」ってのは往々にして良いです。
「気になっている」ということは、既に何らかの知識があるので、実際行けば知識と経験が結びつく可能性が高いです。
ニューヨークについても、当然様々なところで見聞きしたことはありました。その知識が実際行ったことで経験と結びついた気がします。

逆に、「経験をしたけど言語化できていない」場合は、関係する本を読んだりして知識を入れることで、逆に経験に知識を結びつけられます。

ニューヨークが非常に意義があったのに対し、コネクティング・ザ・ドッツの観点から意義が薄かったのは、短い休みの度に無目的にアジアに何度も旅行したことです(気分転換にはなっていますが、経験としてはいまいちでした)

会社員になってから、盆や正月休みの度に、ベトナム、マレーシア、タイ、インドネシア、中国、台湾、香港に行っていました。
もちろんどれも違うし、楽しかったし、無意味とは言いませんが、年々「どこに行っても同じ」感が強くなってきて、あまり興奮しなくなってしまっていました。
近いところに点をたくさん打っているような感じで、あまり広がりがなかった(新しい発見とか無かった)なと思います。ドットは、遠いところ、疎らなところ(自分がこれまで経験したことがないところ)に打つと良いのです。

正直、途中で気づいてはいたのですが、仕事の関係で長い休みがとれず、惰性で続けていました。
それでもアジア旅行は安かったので行っていたのですが、最近航空券の高騰・アジア各国の物価高で、旅費もそれなりにかかるようになってきたので、むやみにアジアに行くのはやめました。
そういうお金の使い方をするよりは、もっとインパクトのある旅行を計画して、そのためにお金を残しておこうかなと思っているところです。

結論
気になるところで、かつ疎らなところにドットを打てるチャンスがあったら、思い切り打ちましょう。


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2021/3/26追記
ここ数年、日本の地方都市も同じく惰性で旅行していました。
一方、釧路、大雪山、日本アルプス、屋久島、石垣島など、狙っていった場所はどれも非常に良かったです。山の中でも、八ヶ岳や金峰山は日本アルプスと比べるとやはり感動は薄かったです。
やはり気になるところ、エッジが効いており何かしらの最高峰と思われるところに行くのが良いですね。

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