中欧旅行まとめの途中ですが、映画オッペンハイマー見てきたので感想を書いておきます。
見てわかったけど、クリストファー・ノーラン監督は、前々から量子物理学や二次大戦をテーマとしていたので、オッペンハイマーは集大成みたいなものなのか。
同監督は好きなのですが、真面目なテーマで、テクニックを駆使して、得意の「時系列を分解して並行展開」をやられてもどうも入ってこなかった(正直ダンケルクの時にも同じこと思った)。正直なところ、もっとストレートにやれよと思った。
監督本人もそう思っているからこそ、核心部(核実験成功~原爆投下)は時系列を入り乱れさせず一本で行ったのでは。
インターステラー、インセプション、テネットはそもそも時空の歪みがモチーフみたいな映画なので、「時系列を分解して並行展開」も違和感なかった、というかそれ自体が映画の面白さであり、それこそがクリストファー・ノーランという感じだったのですが。
被爆国民としてどう思うか、ということになると・・・
体制上原爆の使用責任が政治家にあるのは理解するけど、科学者が止めようとしたときオッペンハイマーが開発を強行したわけだし、オッペンハイマーが「なんとなくいい者」の雰囲気で終わるのは、私は気持ち悪かったですね。
映画見た後、感想をググったのですが、被爆国民視点で書かれたレビューはあまりないですね。みんな普通に感想書いている。やはり、被爆国意識なんてのは世代が変われば薄くなっていくものなんだろう(私もそうだし)。
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