2まで読んだ。
取りとめない。
ところどころ面白かったことをまず書いておこう。
・ 慢性的な無力感は身体にわるい
・ 混じりけのない純粋な気持ちというのも、それはそれで危険
・ 人間の女性は約400個卵子を作る
・ 絶対的な善など無い⇒均衡そのものが善
・ 「どうすればいいのだろう?」「どうすればいいのだろう?」「どうすればいいのだろう?」
しかし、全体的に何なのかよくわからなかった。
運命性を大事にしているところや、社会的制約(ルール)の中でいかに自分なりに生きていくかをテーマにしているあたりは、ほかの作品と共通している。あとは美女とファックするあたりも。
いつもは「いまいち」とか「つまらない」と思ったらすぐ止めるのが私の読書方法だが、今回は話題の作品ということもあって最後まで読んでしまった。まあ、最後のほうが一番おもしろかったので、まだよかった。
宮崎駿といい、村上春樹といい、60歳前後になると作品が変わる。というか、つまらなくなる。生産能力が落ちるのか。それとも私が若造すぎるのか。
・・・・・・
後から思ったこと。
なぜ1984年という一昔前を舞台にしたのか。小説の雰囲気のためか。何か言いたいことがあったのか。
村上春樹が現代を描いた作品を読みたい。
・・・・・・
さらに追記(時間をかけて読んだせいか?後からいろいろ思いつく)
・ (30歳の男は)これから人生のたそがれ時に差しかかる。
これも重要なメッセージだった。人生戦略上、あまりセンスのあるとらえ方ではないと思うが、こうとらえるとズシっとくる。ズシっとくるとらえ方はしないほうが賢明かもしれないが。
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