私はつねに、「頑張らない」「我慢しない」「根性を持たない」という三原則をモットーにしてきた
(成毛眞)
日本マイクロソフト元社長の成毛眞の本。
タイトルの意味するところは、「無駄な努力を止めて、本当に効くことだけをやりなさい」ということです。
努力をしなくて良いとは言っていません。
著者は・・・
・ 朝令暮改は超OK
・ 「何をしでかすかわからない人間」になりなさい(そのほうがカリスマ性が上がるから!?)
・ 本能を大事にしなさい
・ まわりの空気なんて読まなくていい
と主張しており、結構トリッキーな人だという印象です。
この本もトリッキーで、面白い話はたくさんありましたが、全体として何なのかはよくわかりませんでした。
一貫性などに囚われないほうが人生を楽しめる、というのが1つのメッセージだったのかもしれないです。
こんな人がマイクロソフトの社長をしていたんですね。
上司に持ったら大変そう。もちろん能力はものすごいのでしょうが。
せっかくなので、面白かったことを、メモしておきます。
・ 「根性」でやることの大半は無意味だ
・ 「いい人」は消耗しつくされる
・ 日本から逃げろ
・ 一流の人間とそうでない人間の違いは、何を努力すればいいのかがわかっているか否か
・ 人生で固執しなければならないことなど、ほとんどない
・ 発明家イライシャ・グレイは、ベルより電話の特許申請が2時間遅かったため、歴史に名を残せなかった
・ つまらない人と話すのはたとえ1,2分でも無駄。一人で思索にふけるほうが有意義
・ 現代人は時間を節約するが、節約した時間でテレビを見ている
・ 誠意を尽くした外交などしていてもなめられる
読んでいて、痛快なようであり、おっさんの戯言のようでもありました。
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