2015年7月25日土曜日

【NY Day2-3】 休日のウォールストリート~ワールドトレードセンター

クルーズの後、バス・地下鉄を乗りついでウォールストリート見物。



この通りがウォール街だったはず。
通り自体には大した特徴が無い。

ニューヨーク証券取引所

FRB


休日だったせいか、ビジネスマンがバリバリ働いている感じではありませんでした。
よく考えたら、平日来ればよかったな。

でも、ウォールストリートという通りに加えて、
・ ニューヨーク証券取引所
・ FRB
など、ニュースで耳にするいくつかの建物をせっかくだから眺めてきました。
あと、日本ではあまり目にしないチェース銀行もあります。
こう言うのは、一回現地に行くと記憶に残りやすい。
まさに社会見学。




ウォールストリートで昼食もとりました。
地球の歩き方に載っていた写真とだいぶ違うような。
総菜の盛り合わせみたいな感じで、なんかいまいちでした。
まあ、こういうこともある。
飲み物と合わせて、税・チップ別で25ドルくらい。

ウォール街からそのまま、近くのワン・ワールド・トレード・センターへ。
2001年9月11日に事件が起きた場所の近くには新しいビルが建っています。
「このビルやけにでかいよな」と思って調べたら、アメリカ独立の年にちなんで1776フィート(541メートル)あるらしい。
そして元々ビルがあった2カ所は、一種の噴水的モニュメントになっており、縁の石にはそこで亡くなった人の名前が刻まれている。


ワンワールドトレードセンター

これを見て、急にあの事件がいたたまれないものに感じた。
ニュースで、あの飛行機がビルに激突する映像を見たときはかなり遠くの世界の出来事だったけど、ニューヨークをある程度見た後だからか、急に現実的なことに感じられた。
世界の中心とも言えるような場所で働いて、それでいきなりとんでもない事件に巻き込まれたんですね。
イスラムが本当につっこんだのか、陰謀なのか知りませんが、ここでなくなった方のご冥福を祈ります。


観光は続きます。

【NY Day2-2】 旅と金銭感覚

学生のころ来ていたら、このクルーズ乗っただろうか・・・
貧乏旅行だったとしても、もちろん楽しめただろうが、見るもの・食べる物に相当制約があったと思う。
逆に、仮にだけど可処分所得が今の10倍ある状態で来たら、何をするんだろう。

なんてことを、クルーズに乗りながら考えていました。


ニューヨークは金がかかる。
予算次第でやることが相当変わる。

最初そう思ったけど、よく考えたら、東南アジアとかでも同じだな。
予算があれば、良い感じのリゾートに泊まったり、本格レストランに入ってみたりして、やっぱりやることは変わるんだ。

今回は、「高いなあ」と思うことが多かったので、ついこんなことを考えてしまった。

旅ってのは、どこに行くにしても、その時その時の金銭感覚と経済状態を表す(物価の高いところだとそれが如実に出る)ってことだね。




・・・
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中綿があるジャケットですが、アウトドア用なので動きやすい。


【NY Day2-1】 クルーズがあったら乗れ(自由の女神)

2日目。
後から思えばこの日が一番体調がよく、一番いろんな物を見ることができた。
そして何よりも重要なのが、なんとなく「出し切った」感あり。
どこかで、こういう「出し切った感」がある旅行は良い旅行。
この日で、自分の心がニューヨークにだいぶ馴染んだ感じもします。
どこに行っても慣れるのが早くなったかもな。


さて今日は、まずはマンハッタン島を1周する、2時間半のクルーズに乗ってみた。
41ドル。

大都市の川のクルーズってのは基本的におもしろいです。
パリ(セーヌ川)、ロンドン(テムズ川)、バンコク(チャオプラヤ川)などのクルーズに乗ったけれど、どれもかなり良かったです。

そしてこのクルーズもかなりお勧め。
映画で見たような場所通りまくり。
マンハッタンを1周するのは長すぎるという人は、ハイライト(南のほう)だけ走って戻ってくるコースが時間が短く、値段も安くていいかも。

川から街を眺めると、街を歩いていたときには気づかなかったことに気づく。
マンハッタンってのは、とにかくすごい都市だってことがまず分かりました(まあこれは街中からでも分かるけど)
パリとかロンドンとかは、2~30分船に乗るとすぐ郊外な雰囲気になってくるけど、ニューヨークは都市圏の規模が桁違いに見えます。







それでも北のほうに行くにつれてだんだん雰囲気が変わっていって、マンハッタンの中でもムラがあるのが分かります(それでもビルは高めだけど)

あと、古い町なので、古い建物が相当あるのがわかる。1900年前後入植してきた頃から変わってない建物とかいっぱいあるんでしょう。東京も、震災と空襲が無ければこういう新旧建物混在の街になっていたのかな。
マンハッタンで地震が起きたらどうなっちゃうの?と心配になるけど、起きないんだろうね。

また、マンハッタン周辺のブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、ニュージャージーはやっぱりマンハッタンとは違うこともわかる。

最初はいろいろ見て目に焼き付けてやろうと思っていたのだが、日が照って暑くなってくるし、なにしろ2時間半と長いので、だんだんぼんやりしてきた。
それは周りの乗客も同じのようで、後半はみんなすっかり流しモード。あんまり写真も撮ってない。

なお、船内には、「写真をシェアしよう」というメッセージ。
余計なお世話なんですけど。
あと、ソーシャルで(口コミで)宣伝を拡散させるってのは日本以上に常套手段なんでしょう。ご丁寧に船内では無料のwifiまであります。

以上、クルーズの感想です!


【NY Day1-4】 人に目が行く街NY(タイムズスクエア/エンパイアステートビル)

地図を見ると、タイムズスクエアが近いことに気づいて、そのままタイムズスクエアへ。





思ったよりすごい。
スクランブル交差点みたいなものだろうとたかをくくっていたけど、違いました。さーせん。
人混みって言う意味ではそうなんだけど、結構雰囲気違います。
周りは劇場だらけ。
親子連れとか、世界中からきたであろう観光客が歩行者天国にいっぱい並べてあるベンチでお茶を飲んだり、写真を撮ったり、スパイダーマンの着ぐるみを着た人と話したりしていて、全然楽しさが違う。

着ぐるみは、スパイダーマンのほかに、自由の女神、ミッキーとかもいます(暑いのか、ミッキーはミッキーの頭部を上げて、中の人が顔を出しっぱなしにしていました。それはそれでわざとやってんのかな?)
あとは、ボディペインティングしている半裸のおねーちゃんとかも。

人種の面でも多様。アジア、アフリカ、ヒスパニック系?など、まんべんなく取り揃えている感じで、白人がいち大メジャーではないことが良くわかりました。

社会階層(金持ちから貧乏人まで)、カルチャーの面でも多様です。

あと体系も多様。目測150キロ超えている人が山ほどいます。

ニューヨークは本当にいろんな人がいる街ですね。
誰がどんな格好して歩いていても浮くことはないと思います。

ここでついでだから、ミュージカル「マンマミア」も予約。
体調も良くないし、1日目無理すると良いことはあまりないのだけど、疲れており逆に細かいことが考えられず、流れで申し込んでしまった。



人酔いしたのか、朝の頭痛がぶり返してきて、やっぱり体調が悪いので、ここでいったんホテルに戻って休憩。

ひと眠りすると、体調が良くなっているので、また観光したくなっちゃうんだよね。このへんの体調管理が甘いというかなんというか。
ミュージカルの間まで中途半端な時間で、エンパイアステートビルを見学。
確か、私が子供の頃、これが世界で一番高いビルだったはず。
絶対一度は見てみたいと思っていたんだけど、実際見てみると思ったほど感慨はないな。今となっては世界一じゃないし。



ビル街全体としても、高層ビルがずっと続いている様は圧巻で、これほどの規模のビル街は見たことが無いけど、1つ1つのビルは割とふつう。東京に住んでいると、高層ビルは割と見慣れているからそう思うのかな。
街並みでの感動はヨーロッパほどはないです。

ヨーロッパでは、人よりも街並に目がいく。
ニューヨークは人に目が行く。
という感じ。

ブロードウェイでは「マンマミア」を鑑賞。
ABBA好きなので。
感想は省略(後で書くかも)

そして、劇場を出てきて驚いたのは、夜のタイムズスクエアの混みよう(劇場はタイムズスクエアのすぐ近く)
昼もすごい人だと思ったけど、夜はそれ以上だね(もう23時ですよ)
そしてこの時間でも子供(親子連れ)がいっぱいで、割と健全な感じ。

ごみごみして入るけど、なかなかいい街だな~
と思ったところで一日目終了です。




・・・

夜になったらお世話になっているコンサルティングファームのネオンも見えました。良いところに事務所をお構えで。

2015年7月24日金曜日

【NY Day1-3】 ワンダフル接客

さて、体調も(まあまあ)回復したところで、昼食。
かつてニューヨークに住んでいたことがある上司に教えてもらった店でハンバーガー。
DBビストロという店です。

まず出てきた付け合わせのパン。これがまたすごくうまい。

肉がほとんど球状。
中にはあらかじめ火の通ったひき肉?
コンビーフ的なもの?
が入っています。
その周りに生肉をつけて焼き直していると思われます。
多分。

素敵な店内。


ハンバーガーと行っても、ちゃんとしたフレンチレストランです。
中にフォアグラとトリュフが入っちゃってるし、挟んである野菜は炒めてある。スパイシーなソースが使われているが何なのかよくわからない。
フライは油っぽくないのにカリッカリ。
さすが、良いもの知ってますなあ。
あと、きっと数々の店を知っているであろう中から、こういう遊び心のある店を紹介してくれるあたりもなんかさすがだと思いました。
「君もこのくらいのものは余裕で食べられるようになりなさい」

というメッセージだと受け止めました。


接客もすごい。

「最初にワインはどうですか?」
「水でいいです」
「ワンダフル」

「ほかにご注文はいかがですか?」
「もう十分です」
「ワンダフル」

何でもかんでも「ワンダフル」。皮肉じゃないよね?
このワンダフル接客、日本で取り入れてもいいと思います。

ハンバーガーとフライで、税・チップ別35ドル。込みだと大体44ドル。6,000円弱のハンバーガーになりました。

到着してから2食続けてハンバーガー。
このあとも、なかなか野菜をとれず。

今回、全体的に体調が良くなかったんだけど、一つの原因は食事かなあ。
後は熱射病。その話はあとで出てくる予定。

【NY Day1-2】 経験重視でグランドハイアット

エントランス

エントランスを2階から見た

部屋


さてホテル。
経験重視で高級ホテル「グランドハイアット」に。

別に「安いホテルなんかには泊まりたくない」というわけではありません。
普段ビジネスホテルみたいなのにももちろん普通に泊まります。
ただ今回はニューヨークの高級ホテルがどんななのか見てみたく。

尚、「地球の歩き方」では確かにグランドハイアットは「高級ホテル」と分類されていました。
ただし、「最高級ホテル」というカテゴリもあります。
その「最高級」とは違うので、そのつもりで読んでください。

立地・ロビーの雰囲気が最高です。
入ったらいきなり人の顔のオブジェ。
いいね、わたしこういうの好きよ。

ただ、部屋は割と小さめ。
あと、アイス製造マシンの目の前の部屋で24時間うるさいです。
あまり高くなかった理由がちょっと納得できた。

ただ、外の騒音は聞こえない。
ホテルはニューヨークのど真ん中にあるのに意外。

あと、16階に一瞬でつくので、最初「エレベーターがとんでもなく速い!さすが高級ホテル!」と思っていましたが、最初の1は気分(?)で足されているだけで、実は6階だったようです。

しかし、到着するなりすごい頭痛。
飛行機の中で寝たときの姿勢がいまいちだったのか、冷房のせいなのか。
地下鉄に乗ったあたりから調子は悪かったのだが、水道や水の売場が見あたらず、すぐにバファリンを飲めなかったのが良くなかった。

しかし、ホテルが早く部屋を準備してくれて助かった。朝10時には部屋に入れた。
水もいきなりくれたし。
さすがグランドなサービスを提供している。
良いホテルはそれだけの良さがある。
(あとで疑問に思うことも出てきたのだが、それは別途)

薬を飲んで、冷房を完全にオフにして寝ていたらけっこう良くなった。
次はようやく観光開始です。

(このブログ、ここまでが長かった)

いいね、わたしそういうの好きよ

【NY Day1-1】 JFKでSHAKE SHACK

シアトルからニューヨークも寝っぱなし。
デルタ航空、電気消えるの早い。
本をあまり読めずにここまで来た。

ようやくニューヨークのJFK国際空港に到着。
名前がかっこいいよな。
ここが外国人名のいいところ。

「中曽根康弘国際空港」とか「竹下登国際空港」だったら微妙だもんね。発音もしにくいし。

シャックバーガーとフライ

JFK内のシェイクシャック


空港でいきなりSHAKE SHACKを見つけたので突入。
というかJFKの中SHAKE SHACKだらけ。帰りも含めたら5店見つけました。

このSHAKE SHACK、2016年に日本(銀座)にも出店するらしいですよ。
確かにおいしい。
私はチーズがあまり好きではないけど、このチーズはおいしいと思いました。
あとフライドポテトもおいしいです。
日本に浸透するかどうかは、値段次第かな。
現地でさえ、一番基本のシャックバーガーとポテトで大体8ドル(1,000円)するので、これ以上で売るとなると日本の高級バーガーと価格帯が重なってしまう。Shake Shackの位置づけは高級バーガーと大衆バーガーの間の位置づけだと思うので、これでどうなのか、という感じです。

この後も、もちろんいろんなものを食てみて、確かにいろんなもの一つ一つのボリュームが大きめではあるけど、日本で(誇張して?)言われるほど、メチャクチャ大きいわけではないなと感じました。
ヨーロッパとそんなには変わらないと思うけど、何がこんなにアメリカ人を太らせているのかな。
どっちかというと、貧富の差→ファストフードに流れる率の差で、太る人は太るのかな。


ホテルに移動するにはいくつかの選択肢があったけど、
Air Trainで地下鉄の駅に行き、そこから地下鉄
というルートを選択。
一番リーズナブルなやつです。
今思うと景色が見える手段で行くほうが楽しかったかな。

空港→地下鉄のAir Train 5ドル。
地下鉄・バス7日乗り放題パス 31ドル。

ニューヨークに来て価格がリーズナブルだと思った物はあまりないですが、その数少ないうちの一つが地下鉄・バス乗り放題パスです。
大体の移動をこれでまかなえます。
ただ、地下ばかりを移動するのはあまりおもしろくない(途中で気づいた)ので、他の交通手段も取り入れましょう。
ニューヨークは(他の都市もだけど)地上を移動するほうが面白いです。地下鉄が整備された都市ではつい地下鉄を使いがちですけどね。大体わかりやすくてリーズナブルだから。
海外のバスは結構ハードルが高いですが、ニューヨークのバスは東西を行ったり来たりしているだけで曲がらないのが多いので簡単。

色々書きましたが、まずは地下鉄を乗り継いでホテル到着!
次はホテルの話です。


地下鉄のホーム、朝は人がいなくてこんな感じです。これをとったのは翌日の朝ですが。 
これも翌日の朝。
最寄駅、グランドセントラル

【NY Day0-4】 デルタ航空・シアトル空港雑感

このエントリでは、フライトとシアトルの国際空港の雑感をざっと書きます。
メモ的なエントリです。

このブログ、書き始めてみると到着までにも思うことが色々あり、なかなかニューヨークにつかない笑


<デルタ航空フライト雑感 羽田⇒シアトル>

さて、フライト。

羽田からシアトルのフライトは約9時間。
少々読書の後は、基本的に寝っぱなし。
夜中に飛んでいるからね。

デルタ航空、初めて乗りました。
サービスは全体的に大味な印象です。足下とか始めからなんか湿っていたし。
機内食はなんかいまいち。


でも、座席は広い。さすがアメリカ。
私が重視しているのはサービスの質よりもここなのでよかった。
でも案外座面の奥行きとかが体に合わなかったせいか、シアトル到着してもしばらく足がしびれてしまった。

尚、帰りには機内でコーヒーを飲みました。
スターバックスのロゴが入ったカップに入って出てくるけど、スターバックスの味はしません(もしかしたら気圧のせいでこれが限界なのか?)




<シアトルの国際空港雑感>

で、シアトル到着。



・ 人種のるつぼ
シアトルでトランジットでまず思ったのは、とにかくいろんな人種の人がいるってこと。
空港の中の店員は、白人はほとんどいません。
そういえば、フライトアテンダントにも白人はいなかった。
アメリカが人種のるつぼだということは聞いていたけど、実際にきてみて本当によくわかりました。
こういうことを直接肌で感じられるなら、旅行したかいがあったというもの。
(ただこの後、ニューヨーク人種のるつぼレベルはシアトルの比ではないということがわかりました。シアトルは軽いジャブみたいなものです)

・ 弁当
すでに時間感覚はよくわからなくなっていたけど、前の食事からも時間がたっていたので、シンガポール系の総菜屋で弁当みたいなものを食べた。
量は多いけど、とんでもない量ではないかな。
空港で、この量で、9ドルなら、まあ割安なのかも。
日本の牛丼屋とかって、先進国では異常な値段だよな。





・ 飲み物は高い
空港もだけど、このあと行ったニューヨークも飲み物は高かった。円安だからよけいにね。
どこにいっても、500mlのペットボトル1ドルなら安い、って感じです。


・ 全体的に小汚い
空港の待合エリアとか、スナックの食べかすとか、細かいゴミとかけっこう放置されてます。なんか意外でした。この後行ったJFK国際空港(NY)はもうちょっときれいだった。


・ シアトルの空港はwifi無料。電源もいっぱい。
です!
wifiの話はまたあとで(たぶん)


以上、シアトルの空港雑感でした。
つぎはいよいよニューヨークです。


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【NY Day0-3】 道中、旅行記を読む



羽田~フライト中は、沢木耕太郎の「深夜特急」読みました。
去年に続き2回目。

「深夜特急」では、沢木耕太郎が旅をしながら、衛生的でない現地の飲み物を飲めるようになったり、素手で水を使って尻を洗えるようになったり、新しいことが出来るようになるたびに「また一つ自由になった」と感じるシーンが出てくる。

これを読んで、私も
「この旅を通して今までにない行動パターンが一つでもできたら良いなー」
と思いました。

あとは、具体的な行動までは行かなくても、
「自分にとっての新しい当たり前が一つでもできればいい、逆に、今まで持っていた当たり前が一つでもなくなればいい」
ということも。

旅行でものすごい衝撃的な体験はしないとしても、そうやって一つ一つ自由になっていく。
自分にとって、旅行ってのはそのためにあるのかな。

将棋の羽生善治(いつも羽生の話ですんません)も、わざと常識外の一着を指して変幻自在な棋風を確立したんだよね。
もちろん誰よりも手を読めるということがベースなんだけど。

ちなみに、旅の道中、旅行記を読むのはなかなかいい。沢木耕太郎じゃなくても別にいいですよ。
素で行くよりも視点や行動パターンがふえて、より経験や発見が増えると思います。



2015年7月23日木曜日

【NY Day0-2】 旅の準備をしながらモードが変わっていく

7月16日(木)
今日からニューヨークに行きます。

入社してから初めて、夏休みに休暇を2日つなげてみた。
この時期でも、2日早く出るとだいぶ値段が違かったのと、そろそろそれくらいの休みを取ってもいいだろう、入社10年もして長い休みが取れないようでは、この先遠くには行けない、と思ったので。

さて準備。
フライトが夜なので、準備は全部出発の日にすると決めていて、それまで何もしていませんでした。
しかしなんとなく気持ちが乗ってこない。
最近、ノリノリの気分で旅に行くことが減ったような気がする。
いや、記憶違いかな?
昔から、旅行に行く前はいつもどこか不安になっていた、という気もする。
どっちの記憶が正しいんだろう。
8年前にパリに行ったときは、結構細かい日記(ブログ)が残っていて、行く前は大して乗り気じゃなかったことが分かるけど、ほかの時はどうだったんだろう。
これ以外には記録を残していることが少ないのでよくわからない。
(スイスに行ったときは日常生活が本当にイヤで、どこか解放された気分になったのは覚えているが)

今回ブログを書こうと思ったのは、この辺(つまりどういう気分で旅行に行っているか)が、記憶が曖昧になってきたことが一つ大きな理由です。
旅行って、行く前と帰ってきた時でだいぶ気分が違うから(そうじゃなきゃ行く意味ないけど)、何か記録を取っておかないとどうしても行く前の記憶が書き換わってしまう。

などと言うことを考えながら何とか準備完了。
本当は、この日、出発前に映画(マッドマックス)も見たいなどと思っていたのだけど、なんだかんだで準備に時間がかかって無理だった。

羽田空港に向かう、相模線、相鉄線で、ビジネスっぽい本を読もうとしたが、何となくそういう気分ではなかった。
休み前の仕事を終えた瞬間から、少しずつモードが変わりはじめている(仕事モードがオフになり始めている)んだろう。
というわけで、ビジネス書はあきらめ、「ねじ巻き鳥クロニクル」の英語版を読みつつ(Kindleなので気分次第で本を変えられる)横浜まで来た。
これまでの経験上、旅行の移動中に英語を読むのが嫌になることはない。

せっかくなので、食べログのランキングを調べて、横浜で担々麺。
家から空港が遠いので、羽田に行くまでが既に旅行。
ランキング上位の割にはふつうだった。
俺の舌も肥えてきたものだ。



羽田空港で20,000円両替。
現地で両替するどのくらいレートの差があるかにもよるけど、よほどの違いがない限り、私は両替は日本でします。
せいぜい100円~200円程度得するために、現地で自由行動できる時間を減らしてまで現地で両替する意味が分かりません。
いくら払ってそこに行ってるの?
あと何回そこに行けるの?


出発前、結構時間があったので、羽田空港の展望デッキで飛行機を眺めたりしていた。
こんなことをしているとさらにモードが変わっていくのがわかる。まだ仕事のこととかが頭を渦巻いてはいるのだけど、その仕事を中心とした日常生活から自分の心がだんだん離れていくのが。





【NY Day0-1】 心の旅



ニューヨークに行ってきました。

今回の旅行は、ポメラで毎日メモを取り、帰りの空港での待ち、フライト、成田エクスプレスの中で、旅行記を書いて書いて書きまくりました。
なので、ネタとしてはたくさんあります。
これを清書するのが大変なんだけど、できるだけ清書して公開していきたいと思います。
大量の文書を整理する技術は、一応修士論文や仕事で身についているはず。

1週間程度の旅行だと、気持ちの変遷が少ないから、旅行記はどうしても「どこに行った」「何を食べた」の淡泊な感じになります。
沢木耕太郎みたいな、深いところに降りてまた戻ってくるようなものにはなりにくい。
まあ、1週間程度でそんなことが起こるとしたらある意味病気だし、それがみんなに起こるなら、みんなサラリーマン辞めてると思う。

なので、私も今回そんな深い話をするわけではないけど、1週間とはいえ多少思うところもあり、せっかくネタもいっぱいあるので、できるだけ感想を残してみたいと思います。

・・・

ニューヨーク到着までを「Day0」
到着からを「Day1~」
と表記します。

書いて書いて書きまくる




2015年7月12日日曜日

自分にとって、取っていいリスク、取っちゃいけないリスクってなんだろう ー 逆転の仕事論



「リスクを減らすよりも、取っていいリスクは何か考える」
という話も気になった。

自分にとって、取っていいリスク・取っちゃいけないリスクはなんだろう。

今まで、そういう考え方をしたことがなかったかもしれない。
取っちゃいけないリスクは色々あるけど、
「リソースがあるにも関わらず、自分がやりたいことをやらない(まま死ぬ)リスク」
ではないだろうか。

この際、やりたいことをすべてやるリソース(時間・金)が無いのは仕方ないとする。

そのことではなく、「無自覚に生きているがためにリソースをうまく使えない」というリスクがある。
自分が決断できなかったり、生き方をコントロールできないために、やりたいことをやれない、というのはとっちゃいけないリスクじゃないだろうか。
気づいたら若さとかチャンスとかを失っていることっって、普通にあると最近思う。

逆に取っていいリスクって何だろう。

これは人生全般で考えようと思うと、ざっくりしすぎていて難しい。
これは、やりたいことをやるときに、一つ一つ考えていけばいいのかな。自覚的に。

流れにのって勢いを出すのが大事なときもあるけど、時々自覚的に物事をよく考えるのって大事。

流れに乗るときは乗る。
考えるときは、考える。

自分が携わったことでおもしろくなるかどうかが重要 ー 逆転の仕事論



常識・レールから外れている8人の仕事論を紹介する本。おもろい。さすが堀江フィルター。

この中でおもしろかったのが、


自分が携わったことでおもしろくなるかどうかが重要

という話。
おっしゃるとおりだわ。
「○○のメンバーになりたい」
「○○の役職につきたい」
ではなく、
「自分がバリューを出せるかどうか」が重要。

これを言い換えると「自分が携わったことでおもしろくなるかどうか」ってことなんじゃないだろうか。
バリューって言葉ってなかなか説明しにくいんだけど、今度こういう感じで説明してみようかな。
正しく伝わるかわからんけど。

あと、何となくだけど、楽しく仕事をするヒントがこの辺にある気がする。

2015年6月21日日曜日

【日記】一番得意な道具で勝負・・・しようかな



4年前くらいから自宅ではMac Book Air(以下MBA)がメイン機なのですが、そろそろ新しいWindowsマシンを買ってメインに戻そうかな、ということを考え中。

これを買った当時は、

・ 会社がWindowsだから、別のマシンも使って発想やアウトプットの幅を広げたい
・ プライベートののアウトプットは文章が中心だから、キーボードが一番重要

ということを考えて、MBAを選んだ気がする。
それでしばらくMBAをメインにしてきたけど、やっぱり私が一番生産力を出せるのはWindows。会社でも使っているし、PCサポートの仕事をしていたこともあり、使いこなしのレベルが全然違う。
一番得意なWindowsを使ってプライベートでもできるだけ色んなアウトプットを出してみたい、という気持ちになってきた。

ポメラを買ったから、PCの持ち歩き頻度は低いかもしれない。
多少重くてもマシンスペックが良いやつを買おうかな。

最近、良いドッキングステーションの噂も聴いたので、チェックしてみよう。

【マッドマックス】 砂漠で装甲車が爆発しまくり - 映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」



映画「マッドマックス」
すごい映画でした。
「アクション」「大爆発」「荒廃した近未来」とかが好きなら是非見てください。

背景説明がたくさんある中途半端にこざかしいやつとは違います。
2時間ほとんどアクションシーン。
砂漠で装甲車が爆発しまくります
これで映画を成り立たせるというのが、すごいと思いました。

ギリギリをせめるから突き抜けたものを作ることができる。
私もこんな突き抜けた仕事がしたいなー。

2015年6月7日日曜日

書き出すことで直感を相対化する

「0秒思考」で紹介されている、「気になること、迷うことについて、1分間で思いつくことを書き出す」という技は、ワンテンポ置く方法としてはなかなか良い。

直感は時に全然使えない(特に経験に裏打ちされていない直感は大して当てにならない)
書いてみると、最初に思いついたこと、次に思いついたこと、などをざっと比べることができる。
書き出すことで、最初に(=直感で)思いついた選択肢より良い手が打てることは多い。


そういえば、棋士も、頭の中でもちろん何百手も読めるが、実際に駒を並べてみて得られることは多いという。
きっと頭の外に出してみて初めて分かることは多いんだね。

念のため・・・
「いや、私は直感派なんだ!」
という人を全く否定はしません。
ワンテンポ置いてしまうと流れがつかめなくなったりもするし、その人のスタイルとか、直感が冴えている時期とかももちろんあると思います。
調子が良いときとか、あとは経験がある領域でなら、私だってどんどん直感を使います。
言いたいのは、直感を相対化する技として、書き出すというのは使える、ということでした。

テクノロジーに賭けるしかない - ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか ピーター・ティール



先日、「Zero to One」を読書会で紹介して、みんなと話していて思う所があったので、メモ的に。

どうしたら明るい未来が来るか。
これってけっこう難しいテーマですよね。
この著者は、
「テクノロジーに賭けるしかない」
ということを言っています。

結局テクノロジーを制御できなくて、破滅的な未来がくる可能性もあるだろう。
しかしそれでも未来を切り開く可能性があるのはテクノロジーだ。
ということです。


おもしろい。
こういう切り口の人は初めてみました。
今の社会問題をどうするか、1つ1つ考えている人(大前研一とか)ってのはもちろんいっぱいいますけどね。

2015年6月5日金曜日

気になりすぎるならやめておけ

SNSに投稿すると反応が気になる・・・よね?
気にならないとしても、真面目に返信しようとすると結構時間使うよね。
FBみたいな反応の激しいサービスだと特に。
(どのサービスが反応が激しいかは人によりますが)
みんなどのくらい意識して時間を使っているんだろう。

先日、集中したいときに、不用意に一つFBに投稿してしまった。
そしたら・・・やっぱり反応が気になる。
それなりにタイムリーに返信したいとも思ってしまう。
集中したいときに投稿なんてするもんじゃないですね。

SNSとのつきあい方を検討するってことの中には、自分の投稿をコントロールすることも含まれる。
投稿すれば投稿するだけ時間を奪われる。
何をどのメディアに投稿するか、ちゃんと選別しよう。

見切るためには真剣勝負

見切りというのは本当の真剣勝負の中でしか、なかなか維持できない感覚なんです。これは調子を感じる大事なバロメータです − 羽生善治 
 
プールに何度か行っているという話の続き。
肩こりも4〜5回泳ぐと改善してくる。
なぜか、1〜2回行ったくらいではダメなんだよな。

どこで効果が出てくるか、事前には分からないことが多い。
やり方がまずいのではなく、回数が足りないだけということもある。
やり方がまずくて、押しまくってもダメと言うこともある。

人生、いつになっても見切りってのは難しいです。

そして、羽生的には見切りは真剣勝負の中でしか維持できない。
見切りが難しいなら、もっと真剣勝負をしないとダメってことだね。

繰り返すことで感覚を取り戻す

ちょっと仕事が落ち着いてきたので、プールに週2〜3回行き始めました。
(花粉症の時期にプールに行くときついので、最近また行きだしたというのもある)
再開して、今日で7回目くらいかな。

だんだん、力の入ったドルフィンキックが打てるようになりました。
腹筋もしてるし、ジョギングもしているので、ドルフィンキックに必要な主な筋肉は維持できているはずなのですが、不思議なもので、久しぶりだと余り力が入らない。ヘナヘナのドルフィンキックしか打てません。
神経の回路なのか、細かい筋肉の問題なのか(多分両方)、何度か泳いでるうちに全部がつながってきて、やっと力が入ります。
何度もやることで、全体的な感覚が戻ってくる。

そういえば、ブログもそう。
(最近文章を書く、というテーマばっかりだな)
日本語は毎日使っているし、文章だって仕事で毎日書いているので、主な能力は失っていません。
しかし、久しぶりに仕事以外の文章を書こうとするとなんかぎこちないものしか書けない。
もっとまとめられる、もっとわかりやすく書ける、と思いつつまとまらない、書けない、ということがちょっと続きました。
でも、ブログをたくさん書いていたら、やっぱり勘(全体的な感覚)が戻ってきた気がします。

久し振りすぎて、2〜3回では勘が戻らないことも、5〜6回ぐらいやると戻ってくる、ってことがある。
2〜3回で見切るのは早すぎる。
これは忘れたくないです。

2015年6月3日水曜日

テクノロジーとPDCA - 福岡にポメラを持って行ってみた


福岡タワーの展望台(空いている)で文章を書いています


福岡にポメラを持って行って、はじめて旅をしながらものを書いてみました。
(それが主目的ではないけど)

旅をしながらものを書くというのは、実はずっとおぼろげながらやってみたかったこと。
ようやく実現した。

今まで何となく実現しなかったのは、
・ 入力デバイス(つまりPC)は重いから結局荷物から外してしまう
・ スマホにつながるキーボードもあるにはあるけど、セットアップとかけっこう面倒くさい
というような理由。

その点、ポメラは以下の点が違い。
・ 入力デバイスとしてはかなり軽い(465グラム。電源も乾電池だから軽い)
・ 起動が早い(電車を待っている3分で、1つの記事下書きできます)

そんなわけで、ポメラを持って旅するというのは私としては新しかった。

やっぱり、テクノロジーに投資するというのは重要。
年初、テクノロジーに投資するという目標を立てたあと、ありきたりのもの(テレビとかブルーレイレコーダーとか)しか投資していなくてあまりヒットがなかったけど、とうとう大当たりがきた。
もっと試すのを加速しよう(もっとPDCAを早く回そう)

買っただけじゃなくて、持った状態でちゃんと旅行してみたというのも良かった。
そうじゃなきゃ良さが分からないもんね。
今度は、世界中を旅して執筆してみたいのう。

人と会う、本を読む、運動をする、ものを書く





引き続き、書くことで頭が少しずつ整理されている感あり。
3大基礎投資「人と会う」「本を読む」「運動をする」に、「ものを書く」を加えたい。


この2週間は、時間があれば出来るだけ何かを書いていました。
ものを書くことが、今の自分にちょうどフィットした気がします。
ただ、あんまりやり過ぎると、独りよがりの世界に突入していきそうなので、程々でやめておきます。
私の場合、何かにハマりすぎているときというのは、どこか危ない。何か見落としていることが多いので。

そして、しつこいですが、最近の日記の下書きは全部ポメラで書いています。
ポメラは早くも今年買ったIT機器のMVP候補。

知的財産としてのCHAGE&ASKA



奴が逮捕されたので、しばらく人前でチャゲアスの話をすることを封印していましたが、解禁しました。

齋藤孝が、一流のものを自分の中に取り入れたら、それが一生使える資産になる、ということを言っている。

最近、この感覚がちょっと分かった。
ブログを書いていると、羽生善治、チャゲアス、井上雄彦など、深く読み込んできた著作のフレーズなどが自分の中で使える資産になっているのを感じる。
特別それらの記事を書いているわけでなくても、彼らのフレーズなどを引用できるシーンがたくさんある。
深く読み込んだり理解したものは、いつでも(は言い過ぎだとしても)取り出せる資産になる。

あとは、齋藤孝、勝間和代、大前研一あたり資産になっているな。フレーズレベルではなく、考え方が。

もっと、自分の資産を増やすつもりで読書したらいいのかもしれない。
でも誰にしようかな。
でも、結局は気に入るものしか自分の中に深く取り入れることはできないんだよな。

メディア(コミュニティ)別建前度

メディアによって、みんな本音と建前使い分けている。
当然私も。

例えば私の場合はこんな感じ。
・ FB 建前度ー大
・ ブログ 建前度ー中
・ 日記 建前度ー小
(いろんなメディアがあるけど、私が最近よく使っているものを3つ取り上げてみた)

どれだけ表面的かともいえるかも。
・ FBは表面的。本音なんか書きません。
・ ブログはそれよりちょっと深い。
・ 日記は好きなだけ深いことを考えられる。誰にも見せないからね。

という感じ。
使い分けは人によって違うと思います。

久しぶりにブログをまとめて更新して思ったのは、メディアが一つだけだと、どうしても偏るってこと。
自分がどれくらいの深さで考えるかが、持っているメディアによって左右される。

他者と関わったり、他者と意見交換をすることで自分の考えを形成することだって必要。
でも、表面的な、建前中心のメディアで生きていたら自分が何を考えているのか分からなくなる。
(私は、長い間1人の時間をとれないと何となく落ち着かない気持ちになってくる(混乱してくる?)のだが、1つはこういう理由なのか?)

この点で、いくつかのメディアをもって、それぞれにレベルの違う意見を発信する意味はある。

最近いろんなサービスを試していなかったこともあるし、久しぶりに、今まで使ったことがないメディアを試してみようかな。

・・・

追記
この意味では、あまりメディア間をリンクさせすぎると自由度が減る。
私も、ブログ/mixi/FB間のリンクを切ってからのほうが自由にブログを書けるようになったし。

追記2
人間関係も同じ。表面的な人間関係しか持っていないと、表面的な生き方をしてしまうことになる。

2015年5月31日日曜日

なんだかんだでサンクコストにとらわれていないか?



橋本でマカダミアナッツフレーバーコーヒー。
ああ、なんか平日から優雅。
(例によって、休日まとめて投稿していますが書いたのは平日です)
近所の、中学生だらけのミスドとはだいぶ気分が違う。

買い物にきたついでに寄りました。
橋本までくれば結構いろいろある。

平日ここまでくると、上溝に住んでいる意味ないな・・・
ということが頭を過ぎってしまった。
これは、「サンクコスト」にとらわれた発想でした。
サンクコストというのは、「過去の投資で、そこで投資を止めても帰ってこない費用」のこと。
サンクコストが気になって、投資の引き上げ時期を見誤ることがよくあるとされています。
つまり上溝に引っ越してきた費用と労力はサンクコスト。
これを正当化するために上溝に籠ったり、上溝にいる期間を長引かせてはいけないわけです。

上溝に住んでいるメリットを活かす方がよい、という、状況を活かす発想がいらないという意味ではありません。
むしろそれが私を新しい世界に導いてくれる。
「せっかく上溝に住んだから、いっぱい寝よう」
「せっかく上溝に住んだから、あいている時間でいっぱい本を読もう」
「せっかく上溝に住んだから、上溝の飲食店を制覇しよう」
このように、「せっかく○○したんだから」の合言葉が、その時にしかできないことをする原動力になるならOKです。
しかし、「せっかく○○したんだから」の合言葉はなにかをやらない理由とか、良くない状況を継続する理由にも使われます。
「せっかく上溝に住んだから、平日は橋本には(都内には)いかないでおこう」
「せっかく引っ越したからもうちょっと様子を見よう」
みたいにね。

過去の決断・費用・労力を正当化するために、今ベストの選択ができないのはサンクコストにとらわれているってことですね。

過去の投資とともに自分が沈んで(=サンク)行かないように気をつけよう。


・・・
2016/9/28追記
明石に行った後も、これに囚われないように注意します。

俺はチームの主役じゃなくていい、話の主役であれば



「自分を主役にする生き方をしろ」
という話を時々聞く。
逆に自分を主役にしない生き方って何だろう?
最初よくわからなかったのだけれど、最近だんだん思い当たる節が出てきた。
・ 誰かの思惑を気にしすぎてしまう
・ 誰かに迎合しすぎてしまう
・ ルール(暗黙のものも含む)を主役にしてしまう
こう言うのが自分を主役にしない生き方ですね。
思い当たる節あります。
最初は自分に関係ない話と思っていたけど、関係ありました。
飛鳥涼風にいうと、「長い長い映画の途中でメインキャストから外れて」いました。

逆に、チームのリーダーであるかとか、そういうことはあまり関係ないですね。
自分なりに納得してチームのロールプレイヤーをしているなら、それはそれで自分が主役の生き方だということになると思います。

一手一手メインキャストに戻っていくしかないかな。

市場を独占する可能性を秘めたスタートアップのみ投資価値がある - Zero to One



この本はおもしろいです。
著者は、ピーター・ティールという投資家。
経済学者とは少し違う視点で経済を見ているんだなという感じです。

特におもしろかった話はこれ。

投資先からリターンがあるかどうかは、べき乗分布。
ほとんどのスタートアップからのリターンは0。
しかし、ごく一部のスタートアップからのリターンは数百倍となり、すべての失敗をカバーする。
投資価値があるのは、そのような、1つ当たればすべての失敗をカバーできる”可能性がある”ビジネスのみ。
どのようなビジネスにその可能性があるかというと、市場を独占できる可能性があるビジネス。
既存ビジネスを改善する程度のビジネス、既存市場のレッドオーシャンでうまく勝負するような、よくて3〜4倍程度のリターンしか見込めないビジネス(つまりあたっても3〜4つの投資の失敗しか回収できない)にいくら投資してもトータルでは回収できない。このようなスタートアップには投資する価値がない。

という話。

なるほど。そうなのかもしれない。

投資は分散させるのが基本と言われますが、どう分散させたらいいのか、この考え方がヒントになりそう。

ただ、自己投資についてはどうだろう。
これまで自分自身、英語、IT、プロジェクトマネジメント、6シグマ、会計という、ライバルが多そうなレッドオーシャン投資をしてきたが、このうえにさらに何を組み合わせようか。
このピーターティールの考え方がヒントになるのかもしれない・・・と思ったが、もしかすると、むしろ自己投資の場合は逆か?

個人の場合は1000に1つ当てればよいという発想で自己投資するよりは、親和性の高いスキルを足していって、今よりも3〜4倍のリターン(年収)を狙うという手もあるかもしれない。

実際、組み合わせるものが増えることで、同じ能力を持った人は少なくなってきた感はある。
ただ、この能力に需要があるかはちょっと微妙で、実際今は英語や6シグマはあんまり使っていない。

ということで、正解はわからない(どっちもありそう)だが、投資のヒントにはなった。

投資の話以外にも、経済を見る視点が、すごくおもしろいです!


・・・

他におもしろかったことは以下。

■ 競争はイデオロギー
■ 中国人は自国の将来を悲観している
■ 人はクールな場所に集まる
■ スタートアップが破壊にこだわることは、自分自身を古い企業の視点で見るようなもの
■ あいまいな楽観主義はそれ自体が矛盾している
■ HPがコンサルティング事業に乗り出したり、コンパックと合併したのは、他にやることがなかったから
■ どんなビジネスを立ち上げるか考えるとき、人が語らない真実は何か?考えればいい。
■ 30〜40年前から低脂肪・穀物中心の食事が推奨されてきたのは、大手食品団体のロビー活動の結果
■ 将来に向けて投資するよりもコスト削減をする方が経営者の特になってしまう
■ ペイパルの創業者6人のうち、4人が高校時代に爆弾を作っていた

書き出すことで頭も心もすっきりする ゼロ秒思考


最近話題の本を読んでいなかったので、気になるものを一気読み中です。


本書は、A4の紙にメモを書いて思考を整理していく、著者独自の手法の紹介です。

まず自分のテーマとして気になる課題を設定します。
例えば
・ なぜ上司は私に怒鳴るのか
・ なぜネットサーフィンをしてしまうのか
・ なぜ年収が300万円より上がらないのか
など、大小何でも良いのです。
このテーマについて、A4の紙に自分なりの考えを書き出していく。
これがこのメソッドの概要です。

この手法自体は、いろいろある思考整理法の一つとして参考になる、という感じですが、面白かったこと3点取り上げます。


1.紙に書くことで思考だけじゃなくて、感情も整理される

たしかに、モヤモヤしていたこと、もっというと怒りとかも、書いてみると、案外悩む必要がないとわかったり、怒る必要がないとわかったりするということはありますね。


2.黙考は、思考が堂々巡りしてしまう

まさにそう。
紙に書くからこそ、それをベースに1段階次のことが考えられる。
ただし、書いても、忘れて堂々巡りしていることはあります(笑)


3.同じテーマで何度もメモを書いても良い

たしかに、日をおくと、また新しいことが思い浮かんだりします。
何度も何度もなぞるように書くことで、自分が納得できるところまで落とし込めるという場合もあるかもしれないですね。


あと総じての感想ですが・・・
紙に書くというのは、私としてもベストプラクティスの一つです。
頭で考えていると、その瞬間その瞬間で考えていることは一つだけ。
これに対して、紙に書くと、あるテーマにまつわる考えが(互いに矛盾するものも含めて)一目で見られるのが良いです。
私はノートをいつも使っていましたが、1テーマにつきA4の紙を一枚使うというのはなかなかシンプルで参考にはなると思いました。

私はこの後勝手にポメラで応用してみましたが、それはそれでけっこう良かったです。(著者は電子機器は推していませんが)
ポメラの起動の早さなら、電車の中でもすぐメモを取れるし、実用に耐えうるレベルという気がします。