2025年2月11日火曜日

【日常】 ビリヤニ(バスマティ米・ジャスミン米)

 

ビリヤニ






カレー on ジャスミンライス

<バスマティ米・ビリヤニ>

無印にバスマティ米が売ってたのでビリヤニを作ってみた。

米を炊き始めた瞬間、家の中がインド料理屋の匂いに。

いくら水を足しても米が膨らんでいくだけでパサパサしてる。粥状ならないのが不思議。

もちろん臨界点はあるだろうが。本場のビリヤニがパサパサしてるのも納得。これが、調理法の問題と言うよりは、米の特性によるものっぽいと理解できた。


近所のスーパーに売ってない香辛料は無視したが、それでもそれっぽい感じにはなった。

私が「これがビリヤニ」だと思っているものは、米の味・食感によるものが大きそう。


調べる限り、うまみ系の調味料は入れないのが普通のようなので、まずはその通り作ったが、個人的にはなんか物足りない味。邪道だろうが途中でコンソメを足したらなんかしっくり来た。


<ジャスミンライス> さらに、無印でジャスミンライスも買ってみた。 思っていたより扱いやすいので、旅行で食べたものを再現したり、普段食べるカレーのバリエーションとしても、結構楽しめそう。

美味しんぼ35巻に登場する「香り米」ってこれの仲間だったのか。同書を初めて読んだのもジャスミン米を初めて食べたのも20年以上前だが、その20年の時を経てようやく理解した。

山岡士郎が言及していた通り、炊いた時に強めの硫黄化合物の匂いがした。

これも、バスマティライスほどではないが、汁気を足した時粥状になりにくい。以前うるち米でカオマンガイを作ったらおじや風になってしまったが、この米であればもしかしたらうまく作れるのかも。


<旅行飯の再現>
これで帰国してから、フォー、タコス、カオマンガイ、ビリヤニあたりを一応自分で作ってみた。
他に何を作ろうかな。
そういえば、ベシャメルソースも作ってはみたが、だいぶ違う感じになったので再チャレンジしようかな。

2025年2月9日日曜日

【湯檜曽・谷川岳】 事象の地平線(2024/6)

ビジネスフレンドリーな座席

越後湯沢から南下

湯檜曽駅

湯檜曽駅

湯檜曽駅

湯檜曽駅

湯檜曽駅

湯檜曽付近

ホテル

ホテル

ホテル

部屋からの眺め
山の匂いがして良い

癖の強い日本酒

夕食バイキング。リーズナブルな値段だったけど全然悪くない。
アスパラのフライなんかとても美味しかった。

夕食バイキング2周目

谷川岳

谷川岳

谷川岳

谷川岳からの眺望

谷川岳

谷川岳からの眺望

水上駅前

さらに高崎で途中下車
うどん、天ぷらで1,700円


2024年6月、湯檜曽に前泊して谷川岳に行ってきました。旅行記を7割くらい書いてほったらかしていたのを、今更ですがまとめます(後で順番は替えるかもしれないです)。

いつもそうだけど、山の中はあまりメモを取れていないので、山行記録はほとんどなく、ほぼ湯檜曽旅行記です。


<上越新幹線・トレインデスク・扇子>

大宮から上越新幹線乗車。

トレインデスク(仕事をする人優先の車両・電話会議も可)に初めて乗ってみた。東海道新幹線は同じコンセプトと思われる車両をS-Workと呼んでいるようだが、なぜ呼び方が違うのか。


さすが車両内はサラリーマン風の人間が多い。

みんなさほど仕事しているわけではないが、少なくとも騒いでいる人はいないので、本を読みたい私にはこっちがいいかな。通話会議している人は案外いない。


隣の隣のサラリーマンが扇子で自分をパタパタ扇いでいる。

日本の新幹線には扇子ユーザがなぜか多い。世の中でこれほど扇子ユーザが密集しているところは新幹線以外にはないと思うがどういうことなのか。

背広だから暑いのはわかる。しかし人がいる方に風を飛ばさないでほしい。


<事象の地平線>

越後湯沢到着。

ここまで来てしまうとコンビニも売店も見当たらない。

群馬や新潟の山に登る場合は、最後の買い出しポイントは大宮駅だと思った方が良い。大宮で時間がとれるとも限らないので、基本的に自宅の最寄り駅で買い出しを済ませておくべきだな。


来てみて気づいたが、谷川岳に行く場合、越後湯沢経由だと回り道なのね。

乗換案内で上の方に出てきた経路で来てしまったけど、もしかしたらもうちょっと良いルートがあったのかもしれない。 (実際帰りは、越後湯沢経由の北回りルートではなく、土合からローカル線で南下するルートで帰った)


このあたり、高崎の北側のローカル線ゾーンは一気に交通の便が悪くなり、ネット上の情報が減る。

インターネットが発達しても「この辺りは調べても(あまり)よく分からんな」というエリアはやっぱりある。

高崎が事象の地平線になっており、その外側からは中のことは(あまり)わからない。

この中のことを知るには、現地に来てみるしかない。


ちなみに、日本であれば「よく分からんけど行けばわかるだろ」「分からなければ最悪戻れば良い」で進んでいけるが、海外でやろうとすると大変&不安。

2024年の旅でも、「このルートはつながっていそうだが、バスなどの時刻がはっきり分からない」みたいな理由で、より確実なルートに変えたところが何か所かあった。現地まで行ってしまえば突破はできるだろうとは思ったが、体力にも限りがあるのでやめといた。そういうことをすると体力を大消耗することがある。


同じ話で、外国人から見たら高崎より北にローカル線で入っていくのはハードル高いだろうなと思う。少なくとも海外のサイトで検索しながら「ここを通ってみよう」と思いつくルートではなさそう。


<湯檜曽の宿>

湯桧曽駅に着くと、思ったより山の中。

駅から1km強歩いて宿に到着した。

一泊、夕食朝食付き、酒飲み放題付きで8,600円。

昨年、福島、栃木、群馬あたりを旅した時にも思ったけど、日本は地方都市(例えば高崎など、事象の地平線の手前)まではインフレの波が来てるけど、さらに山奥or海側など、さらに都市から離れていくと、まだインフレの波を感じない(2024年6月時点)。


随分リーズナブルだとは思ったけど、部屋の中に入ってみて納得ではあった。

・ ずっとブーンという機械の低い音が鳴っている(一晩中鳴っていた)。温泉のボイラーの音かな。やはり私はある程度静かな宿がいい、ということを再確認した。

・ 電気ケトルは明らかに洗ってなかった。前の人がダイレクトにお茶を入れた模様で、茶の葉がケトルの中にけっこう入っていた。清掃は全くされていないと思う。過去のレビューからも部屋の清掃とかしてない可能性ある。

・ 水道水は最初かなりのサビが出てきた。この水はさすがに飲めないだろうと思って、飲料水は宿の高い自販機で買った。翌日の山用の水も同様に自動販売機で買うハメに。


まあ、ボイラーとか水道管はそうそう改善できないかも知れないけど、少し値段上げてでも清掃くらい出来ないものなのか、とは思った。顧客にこんな体験をさせていたら寂れてくるのも必然なんで。

そういえばだが、昨年鬼怒川に行ったときも、驚くほど安い値段&驚くほど粗末な設備・サービスの宿だったな。


<夕食バイキング>

夕食バイキング会場、100人くらい人いたけど、目測で

・ 平均年齢75歳くらい

・ 50歳以下は私含めて3人

なんかすごいですね。

いくら平日とはいえ、一昔前は温泉地旅行している若者だってもっといたよ。


ヨーロッパも日本も、旅しているのは高齢者が多い。

この宿だって、部屋も広々していて、座敷で酒盛りとかできそうなので、学生なんかであればまあ設備が粗末であってもきっと楽しいと思うが、来ないんだね。


あと、宿泊客は100%日本人。

Booking.comにも載っているので、外国人の目に入らないわけでは無いと思うけど。

昨年栃木や福島のローカル線で旅行した時も思ったけど、インバウンドの波が一ミリもきていないエリアもある。

事象の地平線を超えると、インバウンドもインフレも来ないっぽい。


ただ、夕食バイキングのスタッフは外国人多かった。どういう経緯で雇われたのか気になる。斡旋業者に依頼しているのだろうが。


食事は、美食ではないけど結構良かった。

アスパラのフライがおいしかった。多分群馬産なんだね。

日本酒はかなり癖が強かった。偶然かも知れないが、これまで群馬で飲んだ日本酒は全て癖が強い。


<山の匂い>

夕食後少し外に出てみると、山の匂いと言うか、森の匂いがしてすごく良かった。

やっぱり、都市観光一辺倒ではなく、私はこういうのもほしいと再認識。


西洋人が仮にここに泊まったら、私がモロッコで感じたのと同じように、エキゾチックさ、自国とは違う自然の様相に対する感動、及び宿の設備・サービスに対する不満(理解不能さ)を覚えるんじゃないか。

まあ、西洋人いなかったけど。


<谷川岳>

翌日、谷川岳に登った。

とにかく、梅雨が来る前に1遠征できて良かった。標高の割には景色も良かったし。


歩行スピードは怪我の前と比べて20%くらい余計にかかるので、以前の感覚で計画立てると事故りそう。

あと、どうしても翌日痛みが残るので、縦走や2日続けて歩く行程は組めない。


<帰り>
帰りは先述の通り、土合からローカル線で南下し、水上~高崎経由で帰った。
高崎でうどん食べた。天ぷらと合わせて1,700円。こういう地方都市まではインフレの波はしっかり来ている。

まとめ)

・ 事象の地平線の内側は物価が安い可能性あり

・ 事象の地平線の内側を知るには飛び込んでみるしかない


以上です。

【浜松(静岡)おまけ】 具体的であること&自分事であることが旅行記の良さ


近場の小旅行でも、一応旅行記を書いてみた。 旅行記を書くことの良さを改めて感じた。

ポイントは2つあって、


(1)具体的であること

具体的であることが旅行記の良さ。

旅がなくても日々考えることはあるのだが、抽象的なことを長々考えている場合がある。それに対して、旅は非常に具体的。
具体的なことを考えるには具体的な材料がいる。

抽象的なことを考えてしまう時は、大体考えるための原材料が足りていない


あとは、ビジネス関係でもものを考えることはある。これは体験は具体的だが、ビジネス関係は機密保持などの観点で具体的なことを書けないことも多い。少なくとも書き方に気を使う。気を使っている間に言いたいことが何かわからなくなってくることもある。

その点、旅行記は具体例と考えたことをわりと遠慮無く書くことができるのが良い。


(2)自分事であること

ものを考えるときのやり方として、「本を読んで考える」というのもある。よくある真っ当なやり方であり別に良い。でもそれで感想を書くとなると、本は他人の経験・問題意識などを出発点としているから自分事に紐づけるのにワンクッションいる(※1)。

旅行は自分の経験・体験を出発点としているので書きやすいし、時間が経って読んだ時も、自分事感ある文章になる。



※1)
読書感想を自分事として書くには、自分の具体的な経験を織り交ぜて書くというやり方になるわけだが、なんかまどろっこしい文章になってくる(私のテクニックの問題かもしれないが)。

この場合、読書感想の構成要素は「A. 本の要約」「B. 体験」「C. 感想/考えたこと/主張(等)」になるのに対して、旅行記の構成要素は基本的に、BとCの2つだけなのでよりシンプルに書ける。
本は本で読むが、「読書感想文を書く」まで行かないのは、この辺りのまどろっこしっさが一因かもしれない。



<Evernote脱却>
旅行記についてテクニカルな話を1つ。

旅行記入力エディタとして、Evernoteを脱却してGoogle documentへの移行を試すというのも旅のテーマの一つだった。出来ればEvernoteの課金をやめたいので。


一応音声入力自体は出来るのだが、最初の工程を変えると、後工程に影響してくるという普遍的な問題が出てくる。

Google docを使うと、変な半角スペースが入ったり、フォントがおかしくなったりするので、その修正のため作業ステップが増える。プロセスの中にこういうダルい要素が入ると、結構アウトプットの阻害要因になる。

後はGoogle docだとスマホから出来ない操作があったりする。この観点でもプロセスの調整がいる。一度確立したプロセスを変更するのは大変だわ。

Evernote脱却するにはもう少し準備がいりそう(Evernoteを使っているのは旅行記だけでもないし)。

【浜松(静岡)D3-2】 旅行に減点要素があってもいい

 (2025/2/13追記:長くなってきたのでDay3の記事を分けました)

静岡市美術館 エントランス


東海道新幹線
PCを広げるとより出張感
でも、これで自分の作業に集中してしまえばそんなことは気にならないかも


<耳・肩が痛い>

寒くて段々耳が痛くなってきた。

やはり外気温5度くらいだと、どうしても観光をとっとと切り上げたいという精神的圧力が働いてしまう。今日は風も強いし。やはり私が満足に観光できる気温の目安は摂氏10度まで。


と言いつつ、多少快適度が低いくらいであれば、行きたいところがある時はどんどん行っても良いとも思った。そうでないと、冬は南のほうしか行けないということになるし。 近年、旅行のベストプラクティスがだいぶ溜まってきたわけだが、「BPからの減点要素があるから旅行自体しない」みたいな判断をしないように注意。70点の旅をしてもいい。

実際多少寒くてもこの旅行全体としては満足した。

それに、暖かくなるのを待ったら浜松のオークラだって高かっただろうし、部屋のアップグレードも無かっただろう。すべての要素で100点を取ろうなんてのは難しい。 そもそも旅行って、減点要素を受け入れながら、プラスの要素(新しい経験なり高揚感なり)を手に入れる遊びなんだよね。 あと、さっきからPCを含む荷物全持ちで歩き回っているので肩も痛い。が、初日に比べると荷物の重さには少し体が慣れてきた。

ヨーロッパを旅したときも思ったが、旅を続けていると、荷物も持つ筋肉も少しずつ強くなってくる。


<居場所>

一旦タリーズで休憩。 久しぶりに地方都市に来て思い出したけど、席にゆとりがある&比較的すいている店が多くて良いな(この旅行中、この店以外でも飲食店のキツキツの席に座ることは無かった)。 一方、最近よく言われるが、東京・神奈川中心部のカフェの席って狭い上に席自体あいてもいない。居場所がないよね。


<静岡市美術館>

静岡市美術館が静岡駅前にあったので、目の前まで行った。「市美術館」からイメージするより入場料が高かった(1,400円)のと、あまり時間が無かったので、入場はやめた。とても良い雰囲気のエントランスだったので、時間が十分取れる時にまた行ってみてもいいかも。


<寿司>

最後は寿司で締めたけど、正直いまいちだった。

ここ2年くらい、適当に目についた寿司屋に入っても全く当たりが無い。

ちゃんと下調べをしていけば良いのかもしれないが。あと、ここ2年は本州本土しか行ってないので、島とかならまた別かもしれない。


インフレに予算が対応できていないというのもあるか。昔の感覚で予算3,000~4,000円程度で寿司を食べても新しい体験には出会えない感はある。世の中インフレしているのに自分の予算を変えていないというのが図々しかった。過去の自分の旅(予算感等)をアンカーにしてはいけない。


<AIを連れた旅>

もしかして、AIになんでも質問しながら旅をしたら社会見学的学びが加速するのでは、という思い付き(仮説というほどでもない)を試すのが今回の1つのテーマだったのだが、あまり感触良くなかった。


理由は主に2つで、

・ 現地ではやはり、スマホの画面よりも目の前にあるもの自体を見たい

・ スマホの小さい画面を延々と見るのは目が疲れて無理

(加えて、冬は手が冷たくて無理)


せめてホテルでの休憩の時にPCでやるくらいか、家に帰って落ち着いた時にやるのがちょうど良い、というのが2泊3日やってみた時点での感想。

これはもう少し深める余地ありそう。


<まとめ>
東海道新幹線沿いは既に土地勘が多少あるのでどうかなとは思ったけど、全体的に割とリフレッシュできて良かった。多くのホテル、飲食店、観光施設は初めて訪れたところばかりだったのが良かったかもしれない。細かい要因はともかく「久しぶりに旅する」ってこと自体リフレッシュできる、のかも。

ーーー
以上、浜松(静岡)旅行記でした。
お読みくださり、誠にありがとうございます。

【浜松(静岡)D3-1】 回り込んで分かってくることもある(登呂遺跡他)

 (2025/2/13追記:長くなってきたのでDay3の記事を分けました)


浜松城


登呂遺跡
居住エリアと農耕エリアが当時の位置関係で再現されている


高床式の祭殿(倉庫ではないらしい)
高床式の倉庫も別にある。

居住地の内側

住居
掘ると水がしみ出てくる地質なので、竪穴式ではないらしい

高床式倉庫

博物館

博物館


駿府城


<徳川家康の城>

チェックアウト後、Quickに浜松城に行った。

城跡系はあまりツボではないので、一時期は近くを通ってもスルーしていたが、最近は近くを通った時は軽く見ることにした。

結局こういう経験の積み重ねが、その後の人生で地理・歴史などを理解する土台として効いてくると感じるようになったので。

こう考えると、関西に住んでいたとき、多くの城跡をスルーしてきたのは何かもったいなかったな。


<登呂遺跡>

帰りがけ静岡駅で途中下車して登呂遺跡に寄った。静岡にこんなサイトがあったとは知らなかった。

感想・メモは以下。


・ 居住エリアと水田が当時の位置関係で再現されており、弥生時代の原始的な暮らしというのがどういうものか、結構イメージが湧いた。映像資料が残っていない時代のイメージはこういうので補完できる

・ 居住エリアの屋根は合掌構造

・ 登呂は海も近いから海産物も食べていた

・ このあたりは鉄を浸食しやすい地質らしく、登呂遺跡では鉄器があまり見つからず、木の道具ばかり見つかったらしい。当時は中央政府なんてのはないから、同じ弥生時代の中でも使っている道具は集落によって違いがあるってことか。

・ 中学生のころ弥生時代なんて習ってもなにもピンとこなかったが、その後30年の間に、原始社会についての本を読んだり、遺跡なども見たおかげか、「だいたいあれに近い社会なんだろう」と類推できるようになっている(そういう類推には間違いもあるかもしれないわけだが)。日本史(特に江戸時代以前)は昔からピンとこなかったが、別の社会を理解したことで回り込んで少しずつつながってきているかも。

・ 静岡駅からのバス往復400円。遺跡の屋外見学は無料。博物館は300円。

<徳川家康の城2>

静岡駅から徒歩で行ける駿府城跡もさらっと見てきた。

朝に見た浜松城も、この駿府城も、どっちも徳川家康の城と聞いたな。一体どういうことなのか。城跡を見てもよく分からないので、あとで調べておくか。