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ビジネスフレンドリーな座席 |
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越後湯沢から南下 |
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湯檜曽駅 |
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湯檜曽駅 |
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湯檜曽駅 |
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湯檜曽駅 |
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湯檜曽駅 |
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湯檜曽付近 |
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ホテル |
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ホテル |
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ホテル |
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部屋からの眺め 山の匂いがして良い |
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癖の強い日本酒 |
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夕食バイキング。リーズナブルな値段だったけど全然悪くない。 アスパラのフライなんかとても美味しかった。 |
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夕食バイキング2周目 |
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谷川岳 |
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谷川岳 |
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谷川岳 |
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谷川岳からの眺望 |
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谷川岳 |
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谷川岳からの眺望 |
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水上駅前 |
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さらに高崎で途中下車 うどん、天ぷらで1,700円 |
2024年6月、湯檜曽に前泊して谷川岳に行ってきました。旅行記を7割くらい書いてほったらかしていたのを、今更ですがまとめます(後で順番は替えるかもしれないです)。
いつもそうだけど、山の中はあまりメモを取れていないので、山行記録はほとんどなく、ほぼ湯檜曽旅行記です。
<上越新幹線・トレインデスク・扇子>
大宮から上越新幹線乗車。
トレインデスク(仕事をする人優先の車両・電話会議も可)に初めて乗ってみた。東海道新幹線は同じコンセプトと思われる車両をS-Workと呼んでいるようだが、なぜ呼び方が違うのか。
さすが車両内はサラリーマン風の人間が多い。
みんなさほど仕事しているわけではないが、少なくとも騒いでいる人はいないので、本を読みたい私にはこっちがいいかな。通話会議している人は案外いない。
隣の隣のサラリーマンが扇子で自分をパタパタ扇いでいる。
日本の新幹線には扇子ユーザがなぜか多い。世の中でこれほど扇子ユーザが密集しているところは新幹線以外にはないと思うがどういうことなのか。
背広だから暑いのはわかる。しかし人がいる方に風を飛ばさないでほしい。
<事象の地平線>
越後湯沢到着。
ここまで来てしまうとコンビニも売店も見当たらない。
群馬や新潟の山に登る場合は、最後の買い出しポイントは大宮駅だと思った方が良い。大宮で時間がとれるとも限らないので、基本的に自宅の最寄り駅で買い出しを済ませておくべきだな。
来てみて気づいたが、谷川岳に行く場合、越後湯沢経由だと回り道なのね。
乗換案内で上の方に出てきた経路で来てしまったけど、もしかしたらもうちょっと良いルートがあったのかもしれない。
(実際帰りは、越後湯沢経由の北回りルートではなく、土合からローカル線で南下するルートで帰った)
このあたり、高崎の北側のローカル線ゾーンは一気に交通の便が悪くなり、ネット上の情報が減る。
インターネットが発達しても「この辺りは調べても(あまり)よく分からんな」というエリアはやっぱりある。
高崎が事象の地平線になっており、その外側からは中のことは(あまり)わからない。
この中のことを知るには、現地に来てみるしかない。
ちなみに、日本であれば「よく分からんけど行けばわかるだろ」「分からなければ最悪戻れば良い」で進んでいけるが、海外でやろうとすると大変&不安。
2024年の旅でも、「このルートはつながっていそうだが、バスなどの時刻がはっきり分からない」みたいな理由で、より確実なルートに変えたところが何か所かあった。現地まで行ってしまえば突破はできるだろうとは思ったが、体力にも限りがあるのでやめといた。そういうことをすると体力を大消耗することがある。
同じ話で、外国人から見たら高崎より北にローカル線で入っていくのはハードル高いだろうなと思う。少なくとも海外のサイトで検索しながら「ここを通ってみよう」と思いつくルートではなさそう。
<湯檜曽の宿>
湯桧曽駅に着くと、思ったより山の中。
駅から1km強歩いて宿に到着した。
一泊、夕食朝食付き、酒飲み放題付きで8,600円。
昨年、福島、栃木、群馬あたりを旅した時にも思ったけど、日本は地方都市(例えば高崎など、事象の地平線の手前)まではインフレの波が来てるけど、さらに山奥or海側など、さらに都市から離れていくと、まだインフレの波を感じない(2024年6月時点)。
随分リーズナブルだとは思ったけど、部屋の中に入ってみて納得ではあった。
・ ずっとブーンという機械の低い音が鳴っている(一晩中鳴っていた)。温泉のボイラーの音かな。やはり私はある程度静かな宿がいい、ということを再確認した。
・ 電気ケトルは明らかに洗ってなかった。前の人がダイレクトにお茶を入れた模様で、茶の葉がケトルの中にけっこう入っていた。清掃は全くされていないと思う。過去のレビューからも部屋の清掃とかしてない可能性ある。
・ 水道水は最初かなりのサビが出てきた。この水はさすがに飲めないだろうと思って、飲料水は宿の高い自販機で買った。翌日の山用の水も同様に自動販売機で買うハメに。
まあ、ボイラーとか水道管はそうそう改善できないかも知れないけど、少し値段上げてでも清掃くらい出来ないものなのか、とは思った。顧客にこんな体験をさせていたら寂れてくるのも必然なんで。
そういえばだが、昨年鬼怒川に行ったときも、驚くほど安い値段&驚くほど粗末な設備・サービスの宿だったな。
<夕食バイキング>
夕食バイキング会場、100人くらい人いたけど、目測で
・ 平均年齢75歳くらい
・ 50歳以下は私含めて3人
なんかすごいですね。
いくら平日とはいえ、一昔前は温泉地旅行している若者だってもっといたよ。
ヨーロッパも日本も、旅しているのは高齢者が多い。
この宿だって、部屋も広々していて、座敷で酒盛りとかできそうなので、学生なんかであればまあ設備が粗末であってもきっと楽しいと思うが、来ないんだね。
あと、宿泊客は100%日本人。
Booking.comにも載っているので、外国人の目に入らないわけでは無いと思うけど。
昨年栃木や福島のローカル線で旅行した時も思ったけど、インバウンドの波が一ミリもきていないエリアもある。
事象の地平線を超えると、インバウンドもインフレも来ないっぽい。
ただ、夕食バイキングのスタッフは外国人多かった。どういう経緯で雇われたのか気になる。斡旋業者に依頼しているのだろうが。
食事は、美食ではないけど結構良かった。
アスパラのフライがおいしかった。多分群馬産なんだね。
日本酒はかなり癖が強かった。偶然かも知れないが、これまで群馬で飲んだ日本酒は全て癖が強い。
<山の匂い>
夕食後少し外に出てみると、山の匂いと言うか、森の匂いがしてすごく良かった。
やっぱり、都市観光一辺倒ではなく、私はこういうのもほしいと再認識。
西洋人が仮にここに泊まったら、私がモロッコで感じたのと同じように、エキゾチックさ、自国とは違う自然の様相に対する感動、及び宿の設備・サービスに対する不満(理解不能さ)を覚えるんじゃないか。
まあ、西洋人いなかったけど。
<谷川岳>
翌日、谷川岳に登った。
とにかく、梅雨が来る前に1遠征できて良かった。標高の割には景色も良かったし。
歩行スピードは怪我の前と比べて20%くらい余計にかかるので、以前の感覚で計画立てると事故りそう。
あと、どうしても翌日痛みが残るので、縦走や2日続けて歩く行程は組めない。
<帰り>帰りは先述の通り、土合からローカル線で南下し、水上~高崎経由で帰った。
高崎でうどん食べた。天ぷらと合わせて1,700円。こういう地方都市まではインフレの波はしっかり来ている。
まとめ)
・ 事象の地平線の内側は物価が安い可能性あり
・ 事象の地平線の内側を知るには飛び込んでみるしかない
以上です。