「思い立っていきなり旅」 みたいなことをやってみたいとは前から思っていたが・・・ |
昨年の旅でPDCAを頑張って回して、かなりレベルアップはしたものの、一方で窮屈さも感じるようになったので、ここ2回の旅は、もう少し緩く旅したらどうなるのかというトライアルだった。
今回のテーマは主に2つ。
1.思いつきで翌日のフライト予約
2.6kgのバックパックでどのくらい動けるか
本エントリでは、1について書きます。2は次のエントリで。
1.思いつきで翌日のフライト予約
思い立って翌日飛ぶのはどうだったか。
前回の浜松も、直前予約&準備少なめで旅行してみて割と良かったので、そこからさらに準備少ない方向に振ったらどうなるか試す、というのが一つのテーマだった。
結論としては、事前調査もろくにせず「思い付きで前日フライトを予約」は私としてはやり過ぎだった。
ADHD系の人なら、「明日飛びたい」と言う衝動を実現すること自体に喜びがあるのかも知れない(本当に知らない)が、私はそう言うタイプではない。そういう衝動レベルの願望を実現してもさほど満足しないかも。
(というか、私はそもそも「衝動」というほど強い何かに突き動かされているわけではない。若い頃ならまだしも最近「衝動」なんてものを感じること自体ほぼない。今回の旅も「衝動」というよりは、「思い付き」で来ました、くらいのほうが合ってる。ADHD系の人が感じる「衝動」って、私のような性格or気質の人が感じる「思い付き」とは全く違うレベル感のものなのでは、という気もする)
満足度が低い理由を挙げると3つあって、
(1)準備不足では勘が働かない
もちろん、日本の都市観光くらいであれば準備なんか何もしなくても適当にぶらつくことは出来る。
ただ、やはり感触としては準備不足で、飲食店に入れなかったり、街歩きが散漫になったりで、それが満足度の低下につながる。
やはり多少なりとも事前準備・事前インプットした状態で、なんならその土地に関する仮説とか持った状態で旅行する方が勘が働くし、全体としては満足できると感じた。
基本的にはこっちの方向に戻す方が良さそう。
言い方を変えると、旅行の満足度は、予習・復習(=こういうBlogを通じての振り返りとか)で結構上げられる。
なお思い返すと、サラリーマンの時だと、「航空券を前日に予約」までは無いとしても、直前まで残業しまくりで、当日行きがけに羽田でガイドブックを買って機内でプランを考えようと思ったけど、睡眠不足のため機内では寝てしまい、そのまま現地到着、みたいなのも多かったので、事前調査の薄さという意味では今回と同じだった。つまり、このやり方だと忙しい時に無理やりねじ込む旅行と同じになってしまう、とも言える。
(2)旅程が熟成しない
もう一つ大きな問題は、旅程が熟成しないこと。 最初は行きたい場所が一つでも、調べているうちに、近くの都市などで他に行きたい場所がさらに見つかったりもする。気に入るホテルも見つかってくる。
考えてみたら、浜松は前回訪れた時(餃子食べただけだが)から4年くらいの間に、「次行くときは、オークラに泊まって、さわやかと楽器博物館には行こう」というアイデアが時間をかけて溜まっていた。予約したのは直前でも、4年間熟成されたアイデアが乗っかっていた。
今回の別府に関しては、もう少し事前に調べておけば、別府からバスで35分程度で行ける大分市街地も組み込むくらいは十分思いついた気がする。 とっかかりとなる思い付きから予約まで多少なりとも時間があれば、それが熟成期間になって、満足度の高い旅程ができる。「思い立っていきなり旅」はその熟成期間が無いことも問題。
改善アクションとしては、普段から、「このエリアに行ったらこれをしたい」をある程度まとめて管理できるようにしておくか。複数の思い付きを並行熟成させ、熟したときに取り出せるように。
(なお、日本ではあまり当てはまらないが、突然来ると「こんな(治安・交通などの面で)ややこしいところなの?」みたいなのも出てくる)
(3)直前だと基本割高
シンプルに、直前に予約すると、イマイチな交通機関の時間帯や割高なホテルも受け入れる必要が出てくる点でも良くない。
まとめ)
私の性格では、旅は
・ 事前調査・事前インプットする
・ 旅程を熟成させる
方が満足度高い。思い立って突然動いてもさほど満足度無い。
今回は「思い付きで動く」こと自体がテーマだったので良いのですが、次からはまた別の目的意識、トライアルテーマ的なものを乗せた旅をしたいですね。
ーーー
追記)
この3日間は微妙な感触だったので、旅行記を書くか少し迷った。結局書いたが。
書くからには、自分に嘘はつかないよう気を付けた。端的に言うと「良くなかったことを良かったこととして書かない」ということ。自分に嘘をつくくらいなら書かないほうがマシ。嘘のPDCAが回ってしまうので。
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