近場の小旅行でも、一応旅行記を書いてみた。 旅行記を書くことの良さを改めて感じた。
ポイントは2つあって、
(1)具体的であること
具体的であることが旅行記の良さ。
旅がなくても日々考えることはあるのだが、抽象的なことを長々考えている場合がある。それに対して、旅は非常に具体的。
具体的なことを考えるには具体的な材料がいる。
抽象的なことを考えてしまう時は、大体考えるための原材料が足りていない。
あとは、ビジネス関係でもものを考えることはある。これは体験は具体的だが、ビジネス関係は機密保持などの観点で具体的なことを書けないことも多い。少なくとも書き方に気を使う。気を使っている間に言いたいことが何かわからなくなってくることもある。
その点、旅行記は具体例と考えたことをわりと遠慮無く書くことができるのが良い。
(2)自分事であること
ものを考えるときのやり方として、「本を読んで考える」というのもある。よくある真っ当なやり方であり別に良い。でもそれで感想を書くとなると、本は他人の経験・問題意識などを出発点としているから自分事に紐づけるのにワンクッションいる(※1)。
旅行は自分の経験・体験を出発点としているので書きやすいし、時間が経って読んだ時も、自分事感ある文章になる。
※1)
読書感想を自分事として書くには、自分の具体的な経験を織り交ぜて書くというやり方になるわけだが、なんかまどろっこしい文章になってくる(私のテクニックの問題かもしれないが)。
この場合、読書感想の構成要素は「A. 本の要約」「B. 体験」「C. 感想/考えたこと/主張(等)」になるのに対して、旅行記の構成要素は基本的に、BとCの2つだけなのでよりシンプルに書ける。
本は本で読むが、「読書感想文を書く」まで行かないのは、この辺りのまどろっこしっさが一因かもしれない。
<Evernote脱却>
旅行記についてテクニカルな話を1つ。
旅行記入力エディタとして、Evernoteを脱却してGoogle documentへの移行を試すというのも旅のテーマの一つだった。出来ればEvernoteの課金をやめたいので。
一応音声入力自体は出来るのだが、最初の工程を変えると、後工程に影響してくるという普遍的な問題が出てくる。
Google docを使うと、変な半角スペースが入ったり、フォントがおかしくなったりするので、その修正のため作業ステップが増える。プロセスの中にこういうダルい要素が入ると、結構アウトプットの阻害要因になる。
後はGoogle docだとスマホから出来ない操作があったりする。この観点でもプロセスの調整がいる。一度確立したプロセスを変更するのは大変だわ。
Evernote脱却するにはもう少し準備がいりそう(Evernoteを使っているのは旅行記だけでもないし)。
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