2025年10月26日日曜日

【Ist/Hel/Tal/Pol第一中間考察】 限界効用/限界学習効果

以前、旅の限界効用が落ちていることを何度か書いた。

(例えば以下記事)

【1年間まとめ05 旅】 旅雑感

【イスタンブールD4-3】 旅ここまでの所感(金を使うペースへの慣れ他)


簡単に言えば、旅に飽き始めている。

やればやるほど、旅のワクワク感はどうしても無くなってくる。

この意味で、旅の限界効用(楽しさ/ワクワク感)は落ちている。


一方、知見の広がりと言った意味では、まだ頭打ちになっていないような、と思い直した。

旅の限界学習効果は落ちていない。

むしろ、訪れる都市が増えるほど、頭の中のドットが増える。その結果(旅行中ではなく後からということも多いが)、新たなドットから既存のドットに線が引かれるので、ドットを結びつける線の総数は二次関数的に増える(※1)(※2)(※3)。旅の限界学習効果は逓増しているような感触まである。

まだ自分の中に伸びしろを感じる。


それからブログの内容。2年前よりフレッシュさは無くなっているものの、レベルが落ちてきてはいないと感じる。自分の中の学習が進んでいるのに呼応して、新しい発見がそれなりに出続けているような。自己評価だが。

その意味では(アウトプットとしてのブログの)限界生産性も落ちてはいない。


全体的に、多少飽きていても、まだ旅は押していっても良い可能性感じる。


限界効用/学習効果/生産性、どれでもそうなのだが、逓減するとは限らない。逓増することもある。

少し言い方を変えると、これらは同じカーブを描かない。

限界効用が落ちてきたからと言って、限界学習効果・生産性が落ちてきているとは限らない。


さらに言うと、これらは関数的なカーブを描くとも限らない。

臨界点を超えた時に、意味を持ってきたり、効果が跳ね上がることもある。

例えば、やりきった感が意味を持ってくることもある。

(都道府県訪問を46県で止めているのと、47県全部訪れるのでは自分にとっての意味が全然違う)


単純に「限界効用が落ちてきたからもう旅はいいか」としばらく思っていたが、この観点からもう一度考え直して、計画作ろうかな。

まあ、「楽しさが薄れているのに、ためになるからやる」というのもストレートでは無く混乱の元かもしれないので、もっとスッキリしたアクションがあればそれに越したことは無いが。


ーーー

※1)

例えば、紙の上(=自分の中)に既存のドットが4つで、5つめのドットを打ったとき、線は4本追加できる(余地がある)。既存のドットが20個で21個目のドットを打った場合、線は20本追加できる。n個目のドットを足したとき追加できる線の数はn-1。等差数列の公式がそのまま当てはまり、線の総数はn(n-1)/2でnの二乗に比例。

なお、現実世界では結びつかないドットもあるし、「ドット=旅行先」とも限らないし、そもそもドットだの線だのは比喩なので、あくまでイメージとして。


※2)

これを考えると、ドットを打つ活動だけでなく、線を引くための活動を積極的に計画するのも良さそう。これが現時点、「本を読む」「文章を書く」なのだが、何か他にもあるのでは。


※3)

コネクティング・ザ・ドッツの話は以下。

【エストニアD2-2:タリン】 空白地帯にドットを打ち込め

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