プラハ旅行記の途中ですが、次の旅行の準備のため、いったん中断します。またいつか続きを書いていきます。
2024年7月21日日曜日
2024年7月16日火曜日
【チェコD1-3:プラハ】 プラハ雑感
プラハの地下鉄(改札) |
地下鉄の入り口 |
下向いている矢印が、多分MetroのMなんだと思う。 |
芸術的路線図 |
夕食のケバブ |
夕食のビール |
スーパーで買った朝食 今まで回ったヨーロッパの中で一番割安だった |
朝食のパン ヨーロッパのパンはだいたいそうだけど、固い |
ウィーン初日の雑感をまとめておきます。
<路線図が芸術的>
地下鉄の線がABCで分かりやすい。路線図が芸術的。
日本の地下鉄もアルファベットや数字をメインにしたらダメなのか。
電車の中でPlease change here for Marunouchi subway line, Oedo Subway line・・・とか言ってるのってどのくらい意味あるのだろうといつも思っているのですが。
ただし、メトロのマークが超絶わかりにくかった。最初Mであることが分からなかった。
背景はいろいろあるのかもしれないが、どこの国でもユーザを置いてきぼりにしたデザインというのは実装されてしまうのかもしれない。
<チェコ人>
国が変わって、道行く人の顔の感じがまた変わった。
街中でタバコ吸ってる人が多い。煙が目にしみる。
<信号の考え方が分からない>
ホテルの近くの信号、5車線分の道路を渡るのに、青の持続時間5秒ぐらいしかない。
青になった瞬間歩き始めても真ん中ぐらいで赤になる。
点滅とかないので一気に赤になるし。どういうことなのか。
<ここまでで一番物価落ち着いている>
翌日はは昼過ぎまで作業の予定なので帰りがけに、ヨーロッパでよく見るスーパー「LIDL」で食料多めに買っておいた。
パックのミニトマト200円
葉っぱの盛り合わせ200円
パックのラズベリー400円
パン2個200円
今まで回ってきたヨーロッパの中で一番物価安いかもしれない。
なおこの日の夕食は、ケバブを買って、ホテルでビール(Pilsner urquell)とともに食べました。
ケバブの感想はウィーンの時とだいたい同じなのと、Pilsner urquellの話はすでに書いたので、過去のエントリご参照ください。
2024年7月15日月曜日
【チェコD1-2:プラハ】 観光商売下手は日本だけじゃない(プレハブ)
プラハの天文時計の前には 屋台のプレハブ小屋が |
歴史的建築物&プレハブ |
プレハブ |
歴史的建築物&プレハブ |
歴史的建築物 |
歴史的建築物&プレハブ |
プラハの天文台の前の広場 |
ヴァーツラフ広場から、歴史地区に歩いていきました。
散歩しながら街を眺めていると、先のウィーンと比べると、経済状況が悪いのが一目分かります。
<物乞い>
最初気になったのがたくさんの物乞い。
全力土下座系というか、五体投地系というか、地面まで1cmレベルで完全に顔を伏せている物乞いがいっぱいいる。
この旅では後にも先もこのタイプの物乞いはプラハでしか見ませんでした。
都市によって物乞いのスタイルにも流儀みたいなものがあるんですかね。
ヨーロッパでは、道行く人が物乞いに小銭を恵んでいるシーンは時折見かけるので、彼らなりになにかしら生産性(?)の高い物乞いスタイルとかはあるのだと思います。
そういえば、ウィーンにはあまり物乞い自体が見当たらなかった。
この点からも、やはり経済状況はプラハの方が悪そう。
調べたら、ウィーンは一人あたりGDP日本の1.75倍あるのに対し、プラハは日本のやや下ですからね。
<プレハブ>
さて、歴史地区の中でも中心と思われる、天文時計前の広場に来ました。
ここは、確かに美しい建物ばかりですごいところなのですが、プレハブ小屋的な屋台がいっぱいあって景観を損ねている。
こんな景観勝負みたいな街なのに、景観のコントロールがいまいちですね。
こんなところでテキ屋に小銭を稼がせるよりも、観光客にノイズのないインスタ写真いっぱい撮らせて世界中に拡散させる方が、よっぽど回りまわって利益になりそうですが。
「日本は観光での商売がまだまだうまくできてない」という話あるけど、そういうのって別に日本だけではないのかなとは思います。
観光していたら段々疲れてきた。
今日はウィーンから長距離移動してきて、そのまま観光してるからな。
あと、電車内で日が差し込む中何時間も作業したの。目に負担がかかった模様。目がしょぼしょぼする。
そのまま有名なカレル橋まで歩こうと思ったのですが、ちょっと欲張りすぎだったと思い直してホテルに戻りました。
2024年7月11日木曜日
【チェコD1-1:プラハ】 プラハの春・映えDrivenなオーバーツーリズム
ヴァーツラフ広場 映像資料などで有名なのはこのアングルからのものかな |
ヴァーツラフ広場 |
ハヴェル’sバルコニーがあるビル。 今はMarks & Spencer が入っている |
3階(チェコ的には2nd floor)までは行けるが、演説が行われたと思われる4階には行けない。 |
プラハの春の場所ですよ、という説明 誰も見てない |
Havel’s balcony 手すりの形が映像資料と一致しているのを確認 |
Havel’s balcony |
ヴァーツラフ広場 |
プラハ駅 |
乗ってきた電車。 なんか汚い。 |
プラハも暑いな。 |
ここからチェコ・プラハ編です。
旅行期間は2024/4/9~4/13
通貨はチェココルナ。1コルナ=6.5円くらい。
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プラハ到着。
プラハのホテルは、中心街から離れていたので一旦ホテルに荷物を置いて、中心街に戻ってきました。
その移動中に見たものの雑感とかもあるのですが、一旦置いといて、プラハの中心部の感想に入っていきます。
<ヴァーツラフ広場>
プラハで一番来たかったのはここ。
プラハの春の際、やはり民衆とソ連軍が対立した場所。
それから最後にハヴェル大統領が演説した場所。
ここで20万人が民主化に熱狂したと思うと涙出る。映像で何度も見たからね。
別に民主化マニアではないのですが、今回回っているのはエリアは、位置的に観光のメインはこういうのになってきますね。
この後、(多分)民主化象徴地の最高峰と思われるベルリンも行きます。
ハヴェル大統領が演説した場所はハヴェル’s バルコニーと呼ばれており、今はマークス&スペンサーという服屋が入っています。
ハヴェルが演説したフロアの一つ下のフロアまでは行けるけど、そこから先は開放してないようですね。
マークス&スペンサーの壁には、ここがハヴェル's バルコニーだと説明書きがあったりするのですが、私がこの辺りを見学している間、それに目をくれている人は全くいなかった。
ハンガリー動乱記念碑にだれも目をくれていなかったときにも思ったけど、今オーバーツーリズムだからといって、歴史・社会的な関心から旅行している人はあまりおらず、どちらかというと映えDrivenな旅行ブームなんでしょうね。
ちなみに、ヴァーツラフ広場の名前は、ヴァーツラフ・ハヴェル氏の名前からとられたわけではなく、昔からこの名前らしいです。
調べたところ、ヴァーツラフ家というのは、このあたりの高貴な家柄だったようですね。日本で言う「藤原」的な感じでしょうか。
地下鉄にもハヴェル氏の写真がありました。
映画が公開されるようです。今でもプレゼンスあるのかな。
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Havel's balconyを特定するのに苦労したので、ご参考に地図へのリンクを張っておきます。
2024年7月10日水曜日
【オーストリアD4-1:ウィーン】 ウィーン⇒プラハ(電車で移動)
プラハ行きの案内 |
棚に80Lのザック置けた |
車内の食事メニュー |
車内の食事 |
レンズ豆 多分 |
車内の食事 |
肉 車内で調理しているわけではないと思うが、柔らかくて悪くはなかった |
田園 |
朝食(スーパーで買ったパンと野菜)と、パッキングで起きてから90分かかった。
電車の時間、一つ先の区間の便と勘違いして40分早く準備を完了した。
早い方に勘違いしていたのでまだ良かったが。
やはりいくつもの電車を管理していると、時々間違いが起こる。
あと、急にくしゃみが止まらなくなった。アレルギーが発症した模様。
昨日スーパーで買ったミニトマトがダンボールに直置きしてあったので、これが怪しいかもしれない。
<ウィーン⇒プラハの電車>
プラハに電車で移動。
ウィーンHBFはプラットフォームが12個ある。
この部分はJR横浜くらいの規模感ですかね。乗り入れている私鉄が少ないので、駅全体として横浜ほどの規模はないですが。
ウィーン⇒プラハ間はビジネス風の人もちらほら。
しかし、旅行者で慣れておらず間違った席に座っている人もちらほら。
ブダペストから移動したときと同様、一等車両だからか、水を配ってくれた。
ちなみにこの列車は一等車両(ファーストクラス)の他にビジネスクラスというのもありました。飛行機とは逆でこの場合はビジネスクラスの方がレベルが上のようです。ビジネスクラスの座席数はごく僅か(多分一つの列車全部で4席?)で、Eurail passの購入オプションでは見当たらなかった。
トイレは撮り忘れたけど、日本の新幹線のトイレと大体似た感じです。というか、電車全体が日本の新幹線や特急車両と同じようなレベル感かな。
<車内の食事>
車内での食事食べてみました 1350円
本当は食堂車両で食べてみたかったのですが、満席だったので自席で。
サービスマンが席まで持ってきてくれた。注文してすぐ提供されました。
お客さんによっては乗車時間が短い人もいるでしょうから、すぐ提供することは重要なのか。
肉が、量は少ないものの、悪くなかった。肉柔らかかったし。
ワインとコンソメの味かな。結構コショウも効いています。相変わらず塩辛い。
付け合わせは豆と人参。ネギも入っています。
豆は多分レンズ豆というものです(ヨーロッパでもモロッコでもよく見る)
にんじんは多分冷凍。豆は普段食べないものなのでよくわからなかったけど、これも冷凍ってことかな。
酒の肴(チーズ・オリーブ盛り合わせとか)みたいなものも売っていて、それとともに昼から車内で酒飲んでる人も結構いる。
この車内の食事、味はまあまあレベルとしても、旅情を含めて考えると非常に良かった。
〇〇急行みたいな特別な電車ではなく普通の列車とはいえ、食事しながらウィーンからプラハに列車で旅するなんて、なんかテンション上がります。
スロバキアとウィーンではあまりこれという食べ物に巡り合わなかったので、少し意気消沈していたけど、この車内レストランで一気に旅気分が息を吹き返した。
ブダペストあたりから薄々気づいてはいたけど、私の旅の満足度はかなり食事の満足度(おいしさが重要だと思っていたけど、もしかしたら趣向の面白さでもいいのかも)に拠っているのでは。
<車窓の風景>
ウィーンとプラハの間も田園ですね
中途半端な田園じゃなくて、北海道レベルと言ってもいいような田園です。
電波がしばらく入らない区間とかもあります。時々一面の真っ黄色の花畑とかもあります。
約4時間の乗車。
日の当たる場所で作業していたせいか、後で目が少し痛くなった。
2024年7月9日火曜日
【オーストリアD3-3:ウィーン】 活路はケバブ
ケバブ屋のメニュー 2種類だけ |
店の外観 |
ケバブ |
ケバブ(Durum) |
ビール瓶(330ml)との比較 |
揚げたナスがたくさん |
中身は肉野菜炒め+生野菜であるとわかる |
ウィーンは、私の予算ではここまであまり美味しいものに当たらなかった。
最終日の夕食、ドネルケバブを食べてみました。1000円弱。
列は短くて前には5人くらい並んでいるだけだったのですが、列に並んでいる人より先にテラス席に座っている人の分を延々と作っており、35分ぐらい並んだ。説明ぐらいしろよとは思いましたが、世の中、そういう気の利いたオペレーション出来る人ばかりじゃないんでしょうがない。
待っている間に、私の目の前に並んでいた女性が熱中症のためか座り込んでしまいました(その日気温は28度くらいあった)。
しばらくしたら夫(or彼氏)が助けに来たので良かったですが。
(なお、近くにもう1店ケバブ屋があったのですが、そっちはここよりもはるかに長い行列ができていました)
私も何とか受け取って、ホテルに持ち帰って食べてみました。
美味しい。ウィーンで食べたものの中で一番美味しかったです。
正確にはケバブではなくDurumというタイプ(薄い生地で巻いてあるやつ)。
具は、揚げたナスが挟んであります。しかも結構たくさん入ってます。肉より多いのではないかな。これはなかなか良いね。こういうタイプのものは初めて食べました。
あとは、海外のケバブではよくありますが、フライドポテトも挟んでありました。
良いのは、野菜がたくさん入っていること。
というか、フォークとナイフで食べているうちに(ブダペストで買ったフォーク・ナイフセットが大活躍。)全体がボロボロになって中身を見て分かったのですが、これは肉野菜炒め+生野菜(玉ねぎとレタス)をパンで巻いた食べ物ですね。炒め物と生野菜を組み合わせる発想はあまりないと思いますが、こういうのも美味しいということが分かりました。
かなり大きく、1つで十分一食になります。
これまでウィーンで食べたものと比べると、コスパが桁違いに良いですね。
みんな並んででも買うのが分かる気がします。
ヨーロッパの街にはドネルケバブ屋をたくさん見かける(移民が多いからね)ので、かなり浸透していると思います。
物価が高すぎて食べるものが無い時はケバブが活路かもしれない。
日本のケバブよりもバリエーションあるから面白みもあるし、栄養バランスも比較的良いしな。
2024年7月8日月曜日
【オーストリアD3-2:ウィーン】 公務は息が詰まる?(シェーンブルン宮殿)
シェーンブルン宮殿 |
シェーンブルン宮殿 |
シェーンブルン宮殿 |
部屋ごとに色の統一感がある |
部屋ごとに色の統一感がある |
部屋ごとに色の統一感がある |
部屋ごとに色の統一感がある |
確かにウィーン会議の映像資料でこの部屋を見たことある気が |
中国漆を使った美術品 |
中国漆を使った美術品 |
中国漆を使った美術品 |
庭園(入場無料) |
庭園(入場無料) |
庭園(入場無料) |
庭園(入場無料) |
シェーンブルン宮殿、到着してみると、期待通り日曜(昨日)大混雑しており2時間待ちだったのが、月曜(本日)は結構すいており待ち時間なしで入れました。
私はグランドツアーという、オーディオガイドでは一番範囲の広い(40の部屋に入れる)ツアーにしました。5500円。
調べていたよりもだいぶ金額が高い。どの国もインフレが加速中だから、ガイドブックの情報からどんどん値段が変わっちゃうんですよね。
入れる場所の範囲によって値段がちがいます。日本で売っているパッケージツアーで行く場合は、多くはこのグランドツアーのようです。
(この上のランクとして、リアル人間ガイドによるもっとカバー範囲の広いツアーもある模様だった)
感想を箇条書き的に書きます。
<立地>
ハプスブルグ家の離宮だそうです。
郊外にでっかい庭付きの離宮があるというのはベルサイユ宮殿に似てる。
と思ったらシェーンブルン宮殿を建てたマリア・テレジアの娘がマリー・アントワネットなんですね。ベルサイユ宮殿が似た発想で作られているのも納得。
夏の離宮と言っても、政治機能、執務機能ももった宮殿です。
あと、こういう郊外の離宮で首相が会議するというのもよくあるやり方なんですね。
このシェーンブルン(ウィーン郊外)、他にもフランスのベルサイユや、フォンテーヌブロー(パリ郊外)。それからこの後行くポツダム(ベルリン郊外)もそうだった。
<質素?>
シェーンブルン宮殿は質素な作りだという説明がありました。
庶民としては「質素」と言われるとサザエさんの家みたいなのをイメージしてしまうのですが、そういうことではないんだね。
内装も凝っているし、余剰と思われる部屋もたくさんあります。
「同時期の他の王室と比べて質素」だと言う話なんでしょう。
たしかに、ベルサイユ宮殿なんかに比べると豪華さレベルはだいぶ落ちると思います。
それに、本当のサザエさんの家だったら外交ができないしな。
<内装>
・ 印象的だったのは、中国産の黒漆を使った漆の間であったり、日本、インド、イランの芸術を取り入れた部屋が結構あること。アジア・中東の良い部分を普通に取り入れていたんだね。
・ 洋風(?)の部屋は、部屋ごとにテーマカラーがある。赤で統一された部屋、青で統一された部屋、みたいに。
<公務は息が詰まる?>
執務室、謁見の間、寝室、食堂が全部隣接している。
つまり、狭いとは言わないがこの宮殿の中ですべてが完結してしまう。
「奔放なエリザベート(皇帝の妃)は度々ヒステリーを起こした」みたいな説明があったが、確かにこんなところで社交が仕事になったら息が詰まる人もいるだろう。
あと、「皇室に入って、なかなか環境になじめない」みたいな話って、昔からある話なんだね。
<その他>
その他、印象的だったポイントをまとめておきます。
・ エリザベートはヤスリで暗殺された。最初何言っているのかわからなかったけど、削り殺されたわけではなく、鋭利なヤスリで刺されたということらしい。
・ 個々の音楽室では、6歳のモーツァルトが演奏したこともある
・ 後に、ウィーン会談(ケネディとフルシチョフ)が行われた
全体的に、オーディオ流しっぱなしだと、自分が飲み込める前に次々に説明が進んでしまう感じでした。
説明を聞いたあと音声を止めて自分が確認したいところを改めて見ながら進みました。
<庭園>
庭園は入場料無料です。予算がない人は庭園だけでも楽しめると思います。
解放されている時間はシーズンによって異なるのでその点は要注意。
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