2024年7月5日金曜日

【オーストリアD1-6:ウィーン】 ソ連に荒らされた国は安い(物価の話2)

前のエントリ

【オーストリアD1-5:ウィーン】 物価とストレス

でオーストリアの物価が高いという話を書きましたが、なんで国境をまたぐとこれほど物価が変わるのか、という話を追記します。

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それにしても、ハンガリーやスロバキア(両国とも比較的物価安め)からわずかに移動しただけで、これほど物価が変わるとは想像外でした。
調べたらオーストリアの一人当たりGDPは日本の1.75倍あるようですね。ハンガリー、スロバキア、チェコは日本より下。よくウィーン・プラハ・ブダペストがセットでツアーになっているので、勝手に似た感じの経済状況だと思っていましたが、歴史、言語、国民意識などだけでなく、経済面でもオーストリアははドイツの仲間だと思った方が良さそうですね。(※2)

数百km動いて越境すればこれだけ経済レベルの違う国があるんだから、それはみんな国を超えて移動して出稼ぎしたくなるというのがよくわかります。

※2)
調べたら、オーストリアのほうがドイツより一人当たりGDP大きいらしい。ドイツは旧東西圏混在なので平均を押し下げているエリアがあるのに対して、オーストリアのほうが戦後の分割占領の影響が小さいのもあるのかな。

これまでの傾向も含めて考えると、やっぱり旧東圏というか、過去ソ連に荒らされたエリアは経済発展が遅れるから物価が安いみたいですね。
ということは、さらに言うと、このインフレ・円安下で多少なりとも安めの旅行をしたければ、過去にソ連の影響が大きかったエリアは狙い目と言うことかも。

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過去に書いた、インフレ下での旅の方針はこちらです。

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