2024年9月30日月曜日

【スペイン・バルセロナD3-3】 観光関連物価と現地生活物価

比較的安いパプリカ

比較的安い生ハム


先述の通り、バルセロナでは栄養の偏り是正のためもあって、スーパーで色々なものを食べた。
 
例としては、
トマトのパック 300円
袋に入ったサラダ 300円
パプリカ3つ 350円
いちごのパック 400円
クロワッサン 100円
生ハム 180円
ビール 170円
 
外食はかなり高いけど、なんかスーパーの値段は普通。

ヨーロッパの物価は高いという話があるが、その中でも、インバウンドを意識したビジネスは特に高い。

外食の場合、シンプルにヨーロッパ人の高い人件費が大幅に乗ってくるから、という理由はありそう。
コスト構造上人件費の割合が少なめなスーパーで売ってるものは、そこまでバカ高いわけではない。
 
多分もう一つの背景があって、こっちのほうが気になるのだが、世界中のオーバーツーリズム(=観光業全般の需要過多)により、全世界的な傾向としてインバウンド関連物価が上がっている気がする。売り手市場なので雑な値上げも成り立ってしまっている。
インドや中国の中間層はまだまだ増えるだろうから、売り手市場の構造は今後も続きそう。

インバウンドを意識したレストランは極端に高いけど、現地向けの飲食店やスーパーはそうでもない。
これまで回ってきたドバイ、モロッコ、ポルトガル、スペイン、全部そう。
ドバイの旧市街のレストランは東京より割安なくらいだったし、スペインやポルトガルのスーパーの物価は日本と変わらない。
昔から発展途上国はそんなものだったと思うが、先進国でもこういう傾向になりつつあるような。
気になるのは、世界中の富裕層に素晴らしいサービスを提供して稼ぐという発想ではなく、インバウンド相手だからとただ雑に値上げして金を取ろうという商売が散見されること。

私は食は重視しているので、出来るだけ外食してきたけど、時にはスーパーにも積極的に入ってホテル飯を楽しむ方向もいいかもと思い直した。
どうせ栄養の面からスーパーで野菜買うのは必須だし。
 
インバウンド関連価格という意味では、博物館系もどこもかなり値上がりしている。
2~3年前の地球の歩き方の値段と同じなんて場所は無いと思う。

ーーー
追記)
日本人は既に金が無くて旅行しなくなったようだが、こんな値段ではインド人や中国人、そのほかの国の人だってそう続けて旅行できないのでは。みんな海外への憧れはあるだろうが、一通り旅行をした後、それ以外の趣味を模索する人も多くなりそう。

【スペイン・バルセロナD3-2】 ランブラ通り~ピカソ美術館

 ランブラ通り
歩行者天国になっている
レストランも結構あったけど、私の野生の勘ではあまりぱっとしない

ボケリア市場
アジアやアフリカのマーケットとは一線を画す清潔で洗練された市場

ボケリア市場

ボケリア市場

ボケリア市場

ボケリア市場

ボケリア市場



トマトブレッド 400円

ホタルイカのフライ 1100円

タコ 2000円


ピカソの陶芸品


ピカソ


<ランブラ通り>
30分ほど休憩できたので、さらに観光再開しランブラ通りへ。
ここは中央分離帯が歩行者天国になっていて気持ちよく歩けます。
歩行者天国にはレストランのテラス席もいっぱい出ています。昼のレストランと同様、インバウンドをターゲットに、上等ともいえなそうなパエリアなどを出している店が散見されます。
(テラス席だからお客さんが食べているものがよく見える)

<ボケリア市場>
途中ボケリア市場に寄りました。
市場ですが、その取扱商品を使った飲食店もたくさんあります。小さい築地ですね。
いろんなものを食べられそうだったのですが、さっきパエリア食べたばかりなのでパス。
機会があったらもう一回来ます。
 
<旧市街>
次に旧市街を散策してみました。
19世紀にできた碁盤の目ではないゾーンですね。
街中に教会もありました。ただ、西欧・東欧あたりと比べると、教会があまり見当たらない・目立たない気がします。
過去イスラムに乗っ取られた歴史から数が少ないというのもあるのかな。

<タコとホタルイカ> 
次はちょっと早いですが、良さそうなレストラン見つけたので入りました。
宿の近くに戻るとレストランが少ないので、中心街にいるうちに食べてしまうことに。
 
一品目、タコのガルシア風。約2000円。
タコ、ジャガイモ、オリーブオイル、塩。赤いのは最初は唐辛子かと思ったけど、調べたらパプリカのパウダーらしいです。辛くない。
時々ジャリっとした粗塩が歯にあたります。最後に粗塩をかけて味を調整するのはポルトガルとスペイン共通のスタイルのようですね。
 
次は、ホタルイカのフライ。普通にホタルイカの唐揚げで、正直予想通り過ぎる味でした。
絞るレモンがついていて、日本の居酒屋の軟骨唐揚げ感出ている。
ホタルイカのフライ1100円
 
トマトブレッドも食べてみました。
これ、本当にフランスパンにすりおろしたトマトとオリーブオイルかけてるだけなんだ。
こういうものがあるんだ、って感じです。塩味とかもつけてないと思う。
トマトブレッド400円くらい。
水も合わせて全部で約4000円。
 
この店はテラス席だと料金15%増しのようです。
私は店内で食べました。節約というよりは、普通に外は寒いので。
 
<ピカソ美術館>
ピカソ美術館、昨日は90分待ちで入るのやめたのですが、今日は数分待ち程度で入れました。
並んでいる時気づいたのですが、閉館時間が迫っていたから行列が無かった模様。
ネットで調べた情報よりも閉館時間2時間早い。
コロナ以降は世界中の様々な施設で営業時間を短縮傾向なのかも。
でも明日は土日でまた混んでいて入れない可能性もあるのでもう今行くしかない。
 
常設展に加えて、ミロ・ピカソ展という特別展示もやってました。
ミロ・ピカソの作品がこれでもかということ展示してあって、個人的には丸2日ここにいても良いくらいです。
閉館時間に追われ80分ほどで出てきましたが、なんかもったいないなかったです。 
ピカソのパステル画や陶芸品なんてものも展示してありました。初めて見た。

ピカソ美術館・オーディオガイド合わせて3200円。

後日ミロ美術館でもミロ・ピカソ展を見たので、美術品の感想はそこでまとめて書きます。

2024年9月29日日曜日

【スペイン・バルセロナD3-1】 冷凍パエリア/カサ・ビセンス~カタルーニャ広場


ひとまず栄養補給

昼食で入ったレストラン バーみたいな店

パエリア
なんか冷凍感

魚介も一応入っていたが、特にフレッシュな感じではなかった

カサ・ビセンス

カサ・ビセンス

カサ・ビセンス

カサ・ビセンス

カサ・バトリョ

カサ・バトリョ

カサ・バトリョ

カサ・バトリョ

エル・ナショナル

エル・ナショナル

カタルーニャ広場

カタルーニャ広場 鳩いっぱい

カタルーニャ広場 鳩いっぱい

トイレを求めてショッピングセンターへ
カタルーニャ広場近くにある

トイレあった

カタルーニャ広場近くで小休憩


この日、体調がいまいちで歩き回っているだけでろくな感想を思いついていないので載せるか迷いましたが、一応話のつながりの関係もあって載せることにしました。
長旅をしたらグダグダな日も出てくるのが現実ってことでもあるので。

<午前は休憩>
また風邪がぶり返した。昨日調子に乗ってランニングしたの良くなかったかも。
バルセロナでは毎日走って体調を戻していこうと思ったのだが、なかなか思ったようにはいかないものだ。
 
一応睡眠時間を9時間確保したのだが、何度も起きてしまうし、眠りが浅い。だからいまいち体調も回復しない。
首・肩が凝っているのが分かる。旅行中は、普段肩凝り対策でやっている水泳を全くしないし、マッサージも少ないので。
あとは体に合う作業机が無い場合も多いので、肩こりがどんどん悪くなっている感ある。
 
今日も栄養をとるべく、朝食はホテルのビュッフェにしました。
その後、しばらく眠ろと思い90分程度横になったけど眠れないので、観光に行くことに。
行く場所をまとめていたら昼くらいになった。

<冷凍パエリア>
中心部に向かっている途中、とうとう一人で食べ切れそうなパエリアが売ってるレストランを見つけて入りました。
念願のパエリア。しかし、出てきてから分かったが、これは冷凍ピラフみたいなものをベースに加工したっぽいな。少なくとも米から炊いてはいないだろう。安い店はこうなるか。
まあひとまずしょうがない。イカ、エビ、ムール貝とかものってはいましたが、特に感心するようなものではなかったです。
パエリアと水2600円。

ヨーロッパの観光では、レストランに行ったら毎度トイレに行っておくのがGolden ruleなのだが、ここで行っておくの忘れてた。

<カサ・ビセンス、カサ・バトリョ>
さて、ここから本格的に観光。
近くの、カサ・ビセンス(ガウディによる建築)をとりあえず外から見学しました。
一応外観だけでも楽しめます。

ガウディ建築は入場料が外からわからないのが多い。
頻繁に値段が変わる(上がる)から、外の恒久的に使う看板には値段を書けないのだろうが。
中に入って係の人に値段聞いてすごすご出てくるっていうのを繰り返してます(ショップだけは入場できるので軽く見る)。
カサ・ビセンスは約3300円でした。
ガウディ建築の入場料は一声5000円前後というのが多いので、建築に興味がある人/金を持っている人以外はある程度狙いを絞る方が良いでしょう。入場制限があって、事前に時間枠指定の予約しておかないと入れないのも多いし。
 
さらに次に見たカサ・バトリョも入場料6400円なので外からだけ見学。

<エル・ナショナル>
エル・ナショナルという、複数のレストランが入っているレストラン街に来ました。
高めの店ばっかりで、私はお呼びじゃない感じだったので、軽く流し見して次へ向かいました。
いや、別に高くても食べたいものがあれば根性出して食べますが、そこまでのものは見当たらなかったので。
 
<カタルーニャ広場>
初日に18kgの荷物を持って降り立った場所ですが、軽い荷物で、2日後に見るとなんか別の場所に見える。
鳩がいっぱい。なぜこの広場だけがこんなに鳩を保持できるのか。餌やっている人とかは見当たらないようですが。謎です。
 
疲れてきたのでエスプレッソは飲んで休憩。
やっぱり体調が本調子ではないので、頻繁に休憩が必要。
休憩のたびにエスプレッソなんか飲むとトイレ地獄が始まるんだけど、まあしょうがない。
ちなみにこの店の店員は全員インディオ系の風貌してました。多分インディオ系ウェルカムな職場とそうでもない職場とあるのでしょう。

長くなってきたので一旦区切ります。3日目の観光は続きます。

2024年9月21日土曜日

【スペイン・バルセロナD2-6】 安住の地

バルセロナ中心部から少し離れたところ。
比較的走りやすい。

夜、なんか体調良くなってきたので、外を軽くジョギングしてみた。
バルセロナ新市街は路面もそんなにボコボコしてないし、治安もいいので普通にジョギングできますね。

都会なので、今私が住んでいる郊外のような澄んだ空気ではないが。

真冬のはずだけど、外気温9℃くらいあるので走りやすい。

フィットネスセンターありのホテルにしたのですが、こういう場所なら逆にフィットネスがなくても大丈夫だった。 

最後の最後、バルセロナに来てようやく、夜静かでちゃんとした作業机があって、シャワーから十分あったかいお湯がでて、ジムがある(もしくは近所をジョギングできる)という安住の地に泊まれた。
旅の途中でもう少しこういう宿泊地を多くすれば、もうちょっと体力が持ったのではないかという気がする。
まあ、来てみるまでどんなところかは分からないものだが。

【スペイン・バルセロナD2-5】 本物のスマイル/テイクアウト食


エンパナダ屋

エンパナダ 500円

スーパーで買ったサラダ300円・イチゴ400円


ミニトマト300円

クロワッサン 100円

ハモンセラノ400円


体力が尽きて、ホテルの近くまで戻ってきてしまい、レストランの選択肢があまりないので、テイクアウト&ホテル食にしました。
 
テイクアウト1) エンパナダ
エンパナダ専門店があったので一つ買ってみました。1つ500円。
メキシコでも食べたけど、スペインのほうが本場のようですね。
メキシコで食べたものは、中身はひき肉で餃子っぽかったけど、今日適当に指差しで買ったのはハムとチーズでした。他にもいろんなバリエーションある模様。
 
この店の外観写真撮ろうかなと思って店の外でカメラを出していたら、わざわざ店の中から店員が出てきてくれて「お前バルセロナ楽しんでるか?」「お前の写真撮ってやろうか」と言って写真撮ってくれました。めっちゃニコニコしてた。
スペイン人は善意で、しかも素敵すぎるスマイルで話しかけてくる人が多く、普通に買い物やレストランに行くだけで楽しくなります。
日本人であればトップ10%くらいに入りそうなスマイルを多くの人が持っている感じですね。
こちらがそれに返せるだけのスマイルを持ち合わせていないのが申し訳ない。
 
テイクアウト2) スーパーで野菜、パン
栄養の偏りだと思いますが、近年あまり見ないレベルの吹き出物ができた。
ということもあり、栄養の偏り是正のため、夕食はスーパーで野菜を買って食べました。
 
パックのミニトマト 300円
袋に入ったサラダ 300円
いちご 400円
生ハム 400円 (かなりおいしかった)
クロワッサン2個 200円

やっぱり外食は高いけど、スーパーはそんな高くないすね。

生ハムは日本より安いです。あとこの日は買ってないけど、パプリカ、マッシュルームなど日本より安いもの他にも散見されます。 
なお、外食を含む観光関連物価と現地生活物価の差が大きいことについてはここまで多くの国で気になっていました。どこかでまとめて書きたいと思います。

野菜いっぱい食べたら目に見えて体調回復してきた。

2024年9月20日金曜日

【スペイン・バルセロナD2-4】 市街観光(サグラダ・ファミリア他)

歩いていたら、サグラダ・ファミリア見えてきた。

サグラダ・ファミリア 外側だけでも見どころたくさんある

サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリア


地下鉄で次のところに移動

旧市街

旧市街の広場

<サグラダ・ファミリア>
サグラダ・ファミリア来ました。
こんなものが街中に突然あるのは、他に類を見ないかもしれないです。

間近で見て分かりましたが、人物像が建物の壁面に埋め込まれている。
壁面で宗教画的に物語を表現しようって発想なんですかね。
 
事前に聞いていた、唯一無二性、統一感の無さは分かりました。
360度どこから見ても違うし、装飾品の一つ一つも違うので、美術品として外から眺めてるだけで時間かかります。
ずっと上を見ているので首痛い。

均質な街バルセロナの中に、これだけ均質性を廃した建物がランドマークとして建っているのが面白いです。
ガウディは、均質化は人間性の喪失だと捉えていたようなので、均質なバルセロナに対する反発心でこのようなデザインをしたようですね。
それにしても日本だって、資本集中投下して渋谷や銀座の真ん中にこのくらいのもの作れば良いのにね。
地方に中程度(?)予算で気の利いた(でももう見慣れてきた)図書館やスタバばっかり作ってないで。
ドバイの時にも思ったけど、日本の都市計画・観光資源開発は、投資を分散させず集中投下するほうが良い気がする。
 
サグラダ・ファミリアは入場料高かった(どこまで入るかによるけど塔に登ると6000円以上)ので外からの見学のみ。


<旧市街> 
ピカソ美術館に行こうと、またメトロを乗り継いで行ってみました。
このあたりは旧市街で、道は碁盤の目ではないですね。細い道とかもあります。
地図を見るとカタルーニャ広場よりも南東は碁盤の目ではなく入り組んでいるので旧市街のようですね。
 
ローラースケートとかスケボーに乗ったお兄ちゃんとかが多くて、この中にスリが混ざっててもおかしくないという雰囲気を感じました。
より注意して歩いていきたいと思います。
 
ピカソ美術館、目の前まで行ったけど90分待ちだった。
どうも今日は、遠足 or 修学旅行の学生が大量にいて混んでいたらしい。
(後日入場したので、感想は後で書きます)
待って入ったところで見学時間がわずかにしか残っていないし、体力も尽きてきたので、今日はやめることに。
現在はインターネット予約も受け付けていないようなので、空いてそうな時間を見計らって(もしくは待つの覚悟で)、飛び込みで訪れるしかない模様。

今日はこの辺でホテルに帰ることにしました。
風邪気味なのに加えて、最終都市に着いてロジスティクス遂行要素が相当減ったせいか、気が抜けてきたな。