ロカ岬 |
眼下に広がる大西洋 |
最西端記念碑 常に観光客が写真を撮っている |
さて、日本の最西端にも行ったことがない私ですが、ユーラシア最西端に到着。
最西端のモニュメントでは、中国人団体客が一人一人がポーズを変え、角度を変え、長時間かけて写真撮っており、人が溜まりまくっていました。
(写真は、その交代を隙をぬって、モニュメントだけ一瞬で撮った)
ここから海側を見ると、眼下に大西洋が広がります。
一応この先にアメリカがあるんだね、ということはわかるんだけど、正直あんまピンとこないですね。
こういう最○端系は、日本の最南端と最北端に行ったことはあります。
最南端の波照間の場合は、その土地が情緒ありすぎて、地の果てまで来た感がかなりのもでした。
最北端の宗谷岬は、北海道本土と地続きであるもののやはり稚内に着いた時点で果てまで来た感ありました。確か11月だったこともあり、寒すぎて最北端碑は軽く見ただけですぐ風をしのげる屋内に退避しましたが。
これに対して、ロカ岬はリスボンから近いし近所は住宅街なので、あまり地の果て感がないです。
大西洋がドーンと眼下に広がっているのは圧巻ではありますが、近郊の景勝地という感触。
しかし、180度以上目の前に広がる大西洋を見たことで、ポルトガル大航海時代に覇権を取れたのは、相当地の利があったからだということは納得できました(※1)。
多分スペインが強かったのも西側にあったからですよね。
フランスだって海に面してはいるけれども、北米・カリブ・南米に行く時に、スペインやポルトガル(あとイギリスも?)が実効支配しているエリアを通らざるを得ないですからね(多分アフリカはまだ行きやすい)。
フランスやドイツが海の時代においてポルトガル・スペインの後手を引いたのは地理的なアドバンテージがなかったからだろうと言うことは納得できた気がします。
それにしても、大航海時代って、ヨーロッパに非常に都合が良い呼び方だよな。
植民地支配及び奴隷貿易の始まりだと分かるようなネーミングにしろよ、って思いますけどね。
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※1)
日本だって太平洋に面していたという地の利があったからこそ、一時期アジアを支配できたたわけだからな。そういう意味ではポルトガルと日本は似ている。
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