2024年8月27日火曜日

【1年間まとめ02 旅】 社会見学の旅/媒介としての旅

さほど歴史的背景を知らない街なのに、
「ブログに書けることは無いか」を探すことに頭のリソースが持っていかれる
(写真はドレスデン)


約1年前、世界中のインフレを受けて、旅の生産性を高めるべく、インプット・アウトプット込みで旅をすると言う方針にしました。

(その方針について書いたエントリはこちら)

これをやって、「社会見学的な学び」という意味では大幅アップしました。
ただ思ったのは、良くも悪くも旅の感触が変わる、ということ。
しばらく調子よく続けてはいたが、途中で「旅ってこれだけじゃないよな」とも思った。

旅を始めた当初は、「旅でもしながら身の振り方も考えるか」くらいに雑に考えていたが、全く成り立たなかった。

仕事の合間に行く旅の位置づけは、
「旅先から学ぶための旅」というよりは
「気分転換のための旅・気晴らしのための旅」
だったので、下調べなんかせず直前にギリギリ荷造りして、旅への集中度は低かった。
けど、旅の途中も旅と関係ない本を読んだり、あてもないことも考えたり、認知リソースにバッファというか遊び的なものがあった。多分そのバッファおかげだと思うけど、旅の途中で「旅が終わったら〇〇しよう」みたいな、次のアクションを思いつくことも多かった。例えば、最初の転職をしようと決めたのはプーケットでダラダラしている時だった。このように、旅が媒介になって全然別のことを思いついていた気がする。
しかし、旅先のインプット&アウトプット(ブログ)にフォーカスしていると、旅の途中はそのことしか考えていない。旅以外のことを考える脳内リソースが残っていない。
「次の身の振り方はこうしよう」なんてのは全く思いつかない。

別の言い方でまとめると
(1) 仕事の合間に行く気晴らしを主目的とした旅行
(2) インプット・アウトプット最大限やるぞと思って集中して行く旅行

この2つは旅行中(準備中も)の意識の流れが(過ごし方も)全然違う。
(2)の方針で旅した結果、確かに旅から得られる社会見学的学びは大幅アップしたが、「媒介としての旅」要素が無くなった気がする。旅が旅だけになった。旅が取材になった。

スタンス・やり方の面で、もうちょっと良い落としどころはないのか。
きっと何かあるだろうし、それを思いついてもう1回試すところまで行きたかったが、現時点思いつかないので、そろそろ時間切れにするか。
金については余力残しているけど、まあ今全部使い切るのにこだわるのもおかしな話なので。

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