2024年10月27日日曜日

【ドイツD4-2:ベルリン】 ドイツ料理屋とケバブ屋

こういうドイツ伝統料理屋で移民風の人が働いているのは見なかった

<ケバブ屋>
ベルリンはケバブ屋が多い。
ヨーロッパのどの都市にもケバブ屋はあるけど、ベルリンはやっぱりこれまで見た中で一番多い。
感覚値ですが、店舗数で言ったらドイツ料理屋の5倍ケバブ屋があると思う。
移民の多さの現れなんだろう。
スペインに行ったときは、アラブ要素はマグレブ経由で入ってきたのかと思ったけど多分違うな。
ドイツの様子から考えると、多分現代の移民の影響の方が大きいだろう。

<ドイツ料理>
これだけ店の数に差が出てくることの一因としては、ドイツ料理屋が少なすぎるというのもある。
Alexandar platzsという大きい駅の目の前にケバブ屋、アジア料理、ハンバーガー、スターバックスみたいなのは見当たるが、ドイツ料理屋が全く見当たらない。
日本だって様々な国の料理が食べられるけど、ちょっと大きい駅であれば、和食屋、そば屋、天ぷら屋など、何らかの和食を食べられるだろう。それに対してドイツ料理はなぜこんなに少ないのか。
1つの仮説としては、ドイツ伝統料理は加工肉(ソーセージ、ベーコン、ミートローフなど)が多いので、豊かになって保存技術が発達した現代においては食べる頻度が落ちているということ。
もう一つは、単に移民に外食市場が侵食されてる結果ということ。実際、アジア料理、中東料理は、ドイツ伝統料理よりも格段に安いので、好き嫌いがなければそっちに流れたくはなると思う。

<移民店員>
なお、ドイツ人が経営しているドイツ伝統料理で、(雇われ)店員として移民が働いているというパターンは今のところ見ない。
ドイツ料理レストランの店主は、マイスター制度のもとで修業した人が多いだろうから、(あくまで想像だが)右寄りの思想の持ち主が多そうだし、移民(なんか)を雇いたいという発想にはそうそうならないのかも。
他の産業ではどうなのかわからないが、レストランを見る限りでは元々のドイツ人と移民が混ざり合っている感じではない。

なお、この様相は、のちにオーストラリアに行ったときに対照的だなと思いました。
その話はこちらから。

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