2024年10月28日月曜日

【ドイツD5-1:ポツダム】 ポツダム会談(ツェツィリエンホーフ宮殿)

ポツダム行きの電車の車窓から

ポツダム駅

ポツダム市街地

ポツダム市街地

ツェツィリエンホーフ宮殿行きのバス

ツェツィリエンホーフ宮殿 目の前の通り

オーディオガイド

展示物

展示物

展示物

ポツダム会談 本会議場
椅子の背もたれが、床に対してほぼ直角

ポツダム会談 本会議場
アメリカ、イギリス、ロシアの旗

ポツダム会談 本会議場

ポツダム会談 本会議場
一人一人の鉛筆、紙、たばこ、マッチ、灰皿のセット

一人一人の鉛筆、紙、たばこ、マッチ、灰皿のセット


宮殿の中庭

トルーマン or チャーチル(どっちか忘れた)
の控室の机

多分3首相が写真を撮った場所


<朝食>
朝食はパン。最近は連日スーパーで買ったパンか野菜。
クロワッサンが見当たらなかったので、いかにもドイツぽいゴマなどの穀物などがトッピングされたパンを買ってみた。
見た目通り硬い。ものすごく濃い味がする。

<ポツダム>
ホテルから1時間以上かけて、ポツダム(ベルリン郊外の都市の名前)に来てみました。
まず思ったのは、ずいぶん観光客が少ないということ。
考えてみたら、ポツダムの知名度・歴史的重要性って日本人にはかなり大きいけど、他の国の人にはそうでもないか。
もっとも、日本人も一切見当たらなかったが。

ポツダム駅は割と大きめの駅で、ある程度食べる場所あります(ただ見当たるのは、インド料理、イタリアン、パン屋、ドーナツ屋などで、ドイツ料理屋は見当たらない)。スーパーも入ってます。

駅前でスマホで地図を見ていたらいきなり浮浪者に腕を掴まれた。
先述の通りドイツの浮浪者は目がなんか狙っている感じがして怖かったが、本当に接触してくるとは。
まあ、振り払って立ち去ったらそれ以上追っては来ませんでしたが。
メキシコやモロッコではスマホを見るときには建物を背にするなど、背を取られないようにしていたけど、ヨーロッパではそこまで気を使っていなかった。

という感じで駅前だけは都市感あったけど、少し離れたら高い建物なんかもあまりないですね。
先述の通りベルリンは都市圏人口が福岡より小さいくらいなので、1時間も電車で離れるとだいぶのどかな感じに。

ポツダム会談が行われたツェツィリエンホーフ宮殿は、ベルリンの中心部からはSバーン(地下鉄ではないいわゆる普通の電車)、トラム、バスの3本を乗り継ぐ必要があるので、少し難儀(私のホテルからだとSバーンに乗るのに地下鉄に乗る必要があるので4本乗り継いできました)。
この交通整備状況からも、余り多くの人の関心を集めていないのが分かります。
本数も少なく乗り継ぎでどうしても時間はかかるので、時間が限られている場合は、ベルリン中心部の観光とのトレードオフにはなります。

そういえば、以前フランスで、フォンテーヌブロー(ポツダムと同じく歴史的会議の開催地として有名)に行った時も、駅からの交通が難しくて、5kmぐらい歩いた記憶ある。こういう郊外の宮殿は交通が整備されていないのが多いですね。ベルサイユ宮殿とか、シェーンブルン宮殿は電車一本で行けるけど、この辺は別格と考えたほうが良さそう。

着いてみると、閑静な住宅街の中に公園付き宮殿がたたずんでいる感じでした(宮殿は大体公園がセットだが)。

<入場料、オーディオガイド>
オーディオガイド付き入場料約2100円。
この旅でここまで回ってきた主要宮殿(シェーンブルン宮殿、ブダ城など)と比べるとかなり地味でビジュアルのインパクトはないので、高いと感じるかは歴史的意義を感じるか次第だと思います。
マイナーな観光地ではありますが、日本語のオーディオガイドあります。ドイツの他の博物館にはあまり日本語ガイドは無いので、日本への重要性が考慮されているようですね。

<会議開催時期・期間>
全体的な話として驚いたのは、ベルリン陥落の2か月後に、トルーマン、チャーチル、スターリンが敗戦国の首都に乗り込んできて、郊外の宮殿を占拠して会議をしたということ(このタイミングのベルリンって、殺人、暴行、強盗、餓死が日常茶飯事みたいな世界だと思うが)。日本で言ったら、1945年10月にやはりトルーマン・スターリンあたりが鎌倉あたりの邸宅を占拠して会議するみたいなことだと思います。アメリカやソ連の出方や、わずかなタイミングの違いによってそういうこともあり得たのかな。
会議期間が15日間と言うのにも驚きました。今世界の大国の3首相が15日間缶詰で会議するなんてありそうにないですよね。

<本会議場>
・ 椅子の背もたれが床に対して直角でなんか疲れそう。まあ今のような人間工学に基づいて設計された椅子なんて当時は無いからな。
・ 本会議室の円卓、3人の首相の椅子だけ装飾が豪華な肘掛けがついている。
・ デフォルトで参加者全員分のタバコと灰皿のあるのに時代を感じる。

<控え室>
ポツダム会談の本会議場だけでなく、晩餐の部屋とか、トルーマン・チャーチル・スターリン控え室とかも見られます。
トルーマンとチャーチルの控室は隣り合っており、本当に壁一枚で隔てられてるだけ、と言うのにも驚きました。極秘の会話とかできないのでは。
スターリンの部屋だけ会議場を挟んだ反対側で少し離れています。

<3首相の並び>
私が見たことあるポツダム会談の写真は、3首相の並び順がどれも同じで、トルーマンが常に真ん中で写っているのですが、スターリンやチャーチルはどう納得したのだろうか。イギリスやロシアに行ったら別の写真があるのだろうか。

<全般>
・ これを日本語オーディオ付きで見学できるのは、歴史好きにはかなり面白いのではないでしょうか。
・ ちなみに、このオーディオガイドはずっと「プロイセン」を「プロセイン」と言っている。まあ、ダブルチェックする体制なんかあるわけないか。ホーチミン・シティの統一会堂のオーディオガイドも言い淀みがそのまま録音されていたので、そう言うものなのでしょう。
・ オーディオガイドはスマホ経由なので、音声DL用のWiFiが用意されています。途中中国人の団体が来てwifiが全く繋がらなくなったが。

【ドイツD4-3:ベルリン】 メダリオン

初ドイツビール

サラダ

フレンチドレッシングテイストのポテトサラダ

豚肉のメダリオン

レストラン

レストラン

夕食。ドイツローカルレストランに来ました。
東ベルリン時代に建設されたと思われる鉄道の思われる高架の近くにあって、雰囲気も出ていたし、料理も良かった。

飲食したものは以下。

・ ビール
ビール「ケーニヒスピルスナー」を飲んでみました。500mで800円。ここで初めてドイツのビールを飲んだのですが、衝撃的な美味しさ。
ドイツビールの話はここにまとめたので、ご興味ある方はご覧ください。


余談ですが、ヨーロッパのレストランって、最初の注文を取ったらすぐメニューを下げてしまうけど、ビジネスモデル的に、テーブルにメニューを置いておいて2杯目のドリンクの注文を促すよりも客を回転させるほうが良いということなのかな。日本の居酒屋スタイルで小さ目の料理を後から後からするかはともかく、酒2杯目に行く人はヨーロッパだっていると思うが。
私はどんな料理があるか眺めたいので、しばらくメニューはキープさせてもらうことが多いですが、それを嫌がる店は無いです。

・ 豚肉のメダリオン
せっかくのビールと共にソーセージが食べたかったのだが、残念ながらこの店にはソーセージなかった。
仕方なく、豚肉のメダリオンなる料理を注文。3600円。
メダリオンが何なのかわからなかったが、輪切り(メダル状の形)のことか。料理が出てきてから分かった。
ドイツ語のメニューしか無く、Google翻訳で豚肉であることだけ理解して注文したので、昼と同じシャンピニオンソースになってしまった。
しかし、さっきの店と違って、粉のスープを煮詰めたような味ではなかった。多分店で作られたシャンピニオンソースだろう。マッシュルームがゴロゴロで、ソースと言うよりも、濃い味付けのマッシュルーム料理がかかっている感じ。
ハンガリーで食べたきのこソースもとても美味しかったですが、それに匹敵するおいしさ。
ハンガリーの時と同様、日本のマッシュルームよりはやや大きくて柔らかいです。
味のレベルについては、日本で食べられるマッシュルームもそん色はないので、日本でもこれに近い味は作れると思いますが、日本ではあまりシャンピニオンソースって見当たらないですね。マッシュルームの値段が日本の方が桁違いに高いからかな。

・ コロッケ
普通のジャガイモではなく、付け合わせがコロッケという珍しいパターンでした。
これは形状からして最初は工業製品かと思いましたが、食べてみるとそうでもないかも。よく見ると結構形にバラつきあるし、衣薄めで美味しい。
シャンピニオンソースでコロッケを食べるというのもあるんだね。
ということは、日本で総菜のコロッケを買ってきて、クノールのキノコスープを濃いめに作ってかけたら似た感じの料理にはなるな。
日本に帰ったら、是非シャンピニオンソースを自分で作って、肉やコロッケにかけて食べてみたいと思います。

・ サラダ
セットでサラダがついてきた。フレンチドレッシングに、さらにバルサミコ酢がかかっている。
かつてはバルサミコ酢が苦手だったので、ヨーロッパでサラダはあまり食べたくなかったのですが、最近は(好きというほどではないが)一応食べられるので旅しやすくなった。
少しだけポテトサラダもついていました。マッシュポテトではなくざく切りのポテトで、マヨネーズではなくフレンチドレッシング系の味付けですね。これは、ウィーンでも同じ味付けだったな。昼に食べたシュニッツェルといいこれといい、やはりドイツとオーストリアは共通性高い模様。
そういえばヒトラーもオーストリア出身だし、オーストリアからの移住者がドイツの首相になっても違和感ないくらいの共通性はあるのだろう。

ここまで分かってくると、大した目的意識もなく立ち寄ったウィーン(オーストリア)も行って良かったと思い始めた。

<暫定一位>
どれもまあまあおいしく、ここまで入ったドイツレストラン暫定1位。

ドイツは一食飲み食いしたら、リーズナブルな店でも4~5000円くらいはするな。
全体的に物価高いと感じるけど、5年前の為替だとしたら、全てのものが30%オフ。そう思うと驚くような物価でもないか。
ヨーロッパは、円安だから物価高感はあるものの、そこまでインフレしてないかも。
調べる限りアメリカは本当に高そう(だから旅行先として外している)だが。

2024年10月27日日曜日

【ドイツD4-2:ベルリン】 ドイツ料理屋とケバブ屋

こういうドイツ伝統料理屋で移民風の人が働いているのは見なかった

<ケバブ屋>
ベルリンはケバブ屋が多い。
ヨーロッパのどの都市にもケバブ屋はあるけど、ベルリンはやっぱりこれまで見た中で一番多い。
感覚値ですが、店舗数で言ったらドイツ料理屋の5倍ケバブ屋があると思う。
移民の多さの現れなんだろう。
スペインに行ったときは、アラブ要素はマグレブ経由で入ってきたのかと思ったけど多分違うな。
ドイツの様子から考えると、多分現代の移民の影響の方が大きいだろう。

<ドイツ料理>
これだけ店の数に差が出てくることの一因としては、ドイツ料理屋が少なすぎるというのもある。
Alexandar platzsという大きい駅の目の前にケバブ屋、アジア料理、ハンバーガー、スターバックスみたいなのは見当たるが、ドイツ料理屋が全く見当たらない。
日本だって様々な国の料理が食べられるけど、ちょっと大きい駅であれば、和食屋、そば屋、天ぷら屋など、何らかの和食を食べられるだろう。それに対してドイツ料理はなぜこんなに少ないのか。
1つの仮説としては、ドイツ伝統料理は加工肉(ソーセージ、ベーコン、ミートローフなど)が多いので、豊かになって保存技術が発達した現代においては食べる頻度が落ちているということ。
もう一つは、単に移民に外食市場が侵食されてる結果ということ。実際、アジア料理、中東料理は、ドイツ伝統料理よりも格段に安いので、好き嫌いがなければそっちに流れたくはなると思う。

<移民店員>
なお、ドイツ人が経営しているドイツ伝統料理で、(雇われ)店員として移民が働いているというパターンは今のところ見ない。
ドイツ料理レストランの店主は、マイスター制度のもとで修業した人が多いだろうから、(あくまで想像だが)右寄りの思想の持ち主が多そうだし、移民(なんか)を雇いたいという発想にはそうそうならないのかも。
他の産業ではどうなのかわからないが、レストランを見る限りでは元々のドイツ人と移民が混ざり合っている感じではない。

なお、この様相は、のちにオーストラリアに行ったときに対照的だなと思いました。
その話はこちらから。

2024年10月26日土曜日

【ドイツD4-1:ベルリン】 修学旅行生だらけの街(イーストサイドギャラリー他)

今日の気温
日を追うごとに寒くなってくる。春なんだけど。

バスでイーストサイドギャラリーに向かう

イーストサイドギャラリー
QRコードで展示物の説明が見られる

イーストサイドギャラリー


イーストサイドギャラリー

イーストサイドギャラリー

イーストサイドギャラリー
多分一番有名なやつ

昼食

昼食
水とあわせて3500円くらい

昼食をとったレストラン

DDRミュージアム 行列ができている

ミュージアムパス
3日間で5400円

散歩しつつ次の目的地へ

散歩しつつ次の目的地へ

ユダヤ人ミュージアム

ユダヤ人ミュージアム
ここも行列
なんか割り込んでくる奴とかもいた。私の目の前に入ってくれば注意するが、はるか前のほうに割り込んでいったのでほったらかした。

ユダヤ人ミュージアム
中庭の休憩所が学生に占拠されている

ユダヤ人ミュージアム

ユダヤ人ミュージアム
アーティスティックな展示

ユダヤ人ミュージアム
アーティスティックな展示


<イーストサイド・ギャラリー>
朝、まずイーストサイドギャラリーに行きました。
1.3kmに渡ってベルリンの壁に絵が描かれています。
壁の作りは昨日テロのトポグラフィーで見たのと一緒ですね。崩れかけた壁の上の部分なんかを見ると分かります。もしかしたらここが一番壁が大規模に残っている場所なのかな。
QRコードで作品の情報が見られるようになっています。全ての作品をじっくりは見ていないですが、正直あまりピンとこないのもあります。全部が全部特別なメッセージを持っているということなのかはちょっとわかりません。例えば、「日本地区への迂回路」これってどういう意味なんでしょうか。
まあ、このエリアは一つ一つの作品の芸術性で勝負しているということではなく、あの手この手で歴史を残しておく取り組みの一つということなんでしょう。
とりあえず寒い。とにかく有名なブレジネフの絵は見て、滞在時間30分ぐらいでバスの時間に合わせて去りました。
ここは中心部からは少し離れていて(だからこそ1.3kmも壁を残せるということだろうが)、周りについでに見るようなものもあまりなかったので。

寒くて頭止まってきた。現時点外気温6°c。
まあ、もともと調べていた。4月のドイツの気温はこんなものなので仕方ない(調べたところベルリンは仙台と似たような年間気温らしい)。
むしろ旅の前半夏日みたいな気温が続いていたのが運が良かったと考えるべきか。
防寒具は持って来ているので、着込んで何とか観光を続けよう。

<昼食>
バスで移動して、アレクサンダー広場と博物館島の間くらいのエリアに来ました。一旦昼食。
この辺はあまり昼食の選択肢が見当たらなかった。15分くらいうろうろしてドイツ料理屋1つしか見当たらなかったのでそこに入店。

シュニッツェルと水で3500円。
シュニッツェルはオーストリアのイメージでしたがドイツでもいたるところで見かける。
シャンピニオンソース(マッシュルームのソース)がついたのを選びました。
トンカツにマッシュルームのソースをつけて食べるというのは初めてです。
ソースの味はクノールのきのこクリームスープをかなり濃くしたような感じですね(店のレベル感からして、このソースも実際そういう工業製品を使ってる可能性は高い)。
ということは、クノールのキノコスープは濃くすれば肉料理のソースに使えるということか。
きっと食品会社の商品開発部も世界中の料理を食べて、その経験をもとに商品開発しているのでしょう。あくまで多分ですが。
別の見方をすると、ドイツのシュニッツェルのソースに近いものを日本のスーパーで買えるってことだよな。

美味しいけど、マッシュルームのソースが濃厚すぎてカツの味がよくわからない。
いや、でもよく考えると普段使っている中濃ソースというのも味の濃いソースであり素材の味を分からなくしているという意味では同じか。

<DDRミュージアム>
そのまま近くのDDRミュージアムへ。
しかし、修学旅行の大行列にぶつかってしまい、なかなか入れそうにないので、いったん入場はやめた。
Google Mapの混雑グラフも跳ね上がっていた。
時間調整のために、先に近くの別の博物館に行くこと。

<ドイツ歴史博物館>
ドイツ歴史博物館は、博物館の名前からして興味あったのだが、ちょっと微妙だった。
まず、今は常設展は無いないとのこと。
特別展を一応見たけど、規模は小さいし、ちょっとマニアックな内容であまりわからなかった。
入場料は通常通り7ユーロかかるので、ミュージアムパスなど他のミュージアムとの共通パスがあるならともかく、現状常設展がない今の状態で7ユーロ払ってここに来るのは、並の歴史好きくらいであればあまりおすすめしない。
私はミュージアムパスという、ベルリンの多くの博物館に入り放題のパス(3日間で5400円)を使って入りました。

出がけにまたDDRミュージアムの目の前を通ったのですが、引き続き大混雑していたので入場はやめた。

<ユダヤ人ミュージアム>
バス・徒歩で移動して別のエリアへ。
ここも修学旅行or遠足で大混雑。
寒い中外でしばらく並んでから入場しました。待ち時間20分くらいかな。
中のミュージアムカフェも同じく学生で大混雑。中庭の50人くらい座れる休憩スポットを学生が占拠していた。
ここはアーティスティックな展示が多い。アート系・記念碑系スポットと感じた。歴史を順序だてて勉強できる感じの説明はあまりない。


ここまでベルリンの壁や歴史関連地ばかりみてきたけど、そういうのにも疲れてきた。
もっとほかの要素にも目を向けようかな。
旅の途中で意図的にフォーカスするポイントを切り替えるの大事。

2024年10月25日金曜日

【ドイツD3-4:ベルリン】 旅が取材になり始めている

作業プロセスは洗練されてきているが・・・


<旅が取材になり始めている>
最近、YouTubeの見過ぎの影響なのか、旅が取材になってしまっている。
動画こそ撮っていないのだが、写真を撮ったり、感想をメモったりで、なんか素材を収集モードになっており、脳内リソースがそれに占められている。
こうなっては、以前自分自身で恐れていた事態だが、旅がもはや仕事、出張、取材になっている。
脳がAttention(意識)を向けられることには限りがある。行動中に取材モードに全振りしたら、自分なりの何かを考えることに頭を使えない。

前の旅ではその場でso whatがいろいろ思いついていたはずなのですが、その良い癖がなくなってしまっている。
せめてここからでもこの癖を取り戻したい。
ネタを集めるのではなく、その場その場に集中しないとね。

<音声吹き込みプロセス>
よりテクニカルな話だが、行動中メモを音声吹き込みして、追って文字に起こすというプロセスに慣れてはきた。
前の旅までは口語調で吹き込んでいたし、「あー」だの「えー」だの余計な文字がいっぱい入っていたところ、文語調で吹き込むとか、余計な言葉を入れないとかには慣れてきたので清書の時間はだいぶ削減できた。
一方、本当に思いつきレベルのこととか、ブログになるかどうか分からないようなことはメモらないようになってきている。遊びがなくなってきている。

実際は思い付きレベルのこと(遊びの部分)が他のメインのアイデアと結びついて、自分なりの解釈が出てきたりもするのに、そういうのが切り落とされて面白みのない感想というかメモばかり吹き込むようになってる気がする。

この旅の前のインターバルでブログが書ききれなかった経験からプロセスを変更したわけで、アウトプットをから逆算した行動なので、よく言えば効率が良くなってはいるし、プロセスが洗練されてきてはいるが、そもそも効率なんてものから離れたくて旅しているというのもあるのに、結局効率に戻ってきてしまっている。
これは、全てが効率に収斂していき全てが作業になってくる(自分が機械になってくる)という、時々遭遇するPDCAサイクルの罠だわ。

もっと面白みを上げる方向にまた舵を切りなおしたい。
ブログを書くためだけに旅しているわけでもないしな。

ーーー
近いテーマの話としては以下エントリもあるので、ご興味がある方どうぞ。

ーーー
追記)
最後の最後に気付いたが、丁寧語をやめると相当作業しやすい。文章にもキレが出る。吹き込むときに丁寧語で喋っていたのでそれを消すのがひと手間だったが、次の機会があったら、吹き込むときから丁寧語を使わないというのを試してみたい。

2024年10月24日木曜日

【ドイツD3-3:ベルリン】 多極分散型国家(チェックポイント・チャーリー他)

チェックポイントチャーリー
西側から撮影

東側から撮影
すぐ近くにマクドナルド

近くの壁に軽い展示がある

ウィンドウショッピングしつつ宿に戻る


コインランドリー
乾燥機の蓋がロックされない

洗濯してたら雹が降ってきた

夕食にテイクアウトしたピザ
これで1300円


<チェックポイント・チャーリー>
東西ベルリンを行き来するときの検問所跡であるチェックポイント・チャーリー。
まず驚いたのは、普通に使われているそれなりに交通量のある道路の中央分離帯の位置に残っているということ。
みんな中央分離帯で写真撮っている。
周りはマクドナルドやケンタッキーなどがある。ベストアングルで写真を撮るとマクドナルドが写ります。
(資本主義経済を代表する店として写真に写るように狙って出店しているという噂も聞きます)
近くに小さい展示会場があって当時の写真を確認できたのですが、壁がある時からマクドナルドがあったわけではないようです。


近くに、壁博物館なる施設もあったが、そこは2000円くらいと高かったので入場はしませんでした。
本日ここまで回ってきた歴史系博物館は入場無料だけど、こういう風にばっちり入場料で回してそうな価格設定のところもあるんだね。

チェックポイント・チャーリーは、博物館に入らなければ見るものはそんなにたくさんは無いと思います。

<コインランドリー>
夕方くらいに一旦ホテルに戻ってきた。
宿から500mくらいのところにあるコインランドリーに行き洗濯。
二つ前のプラハはコインランドリーがほぼ見当たらなかった(プラハほどの規模のヨーロッパの都市でコインランドリーがほとんど見当たらないのは不思議だがなぜだったのか)のと、一つ前のドレスデンではコインランドリーに行く暇がなかったので、ウィーンから計画的に着のばし(基本的に肌着は2日連続着る)手洗いはせずに済ませました。

乾燥機の蓋がロックできない(そんなことある?)ので、椅子で押さえた状態で乾燥機回した。これでも振動で椅子が動いて時々蓋が開いてきてしまうのでしめ直しつつ。
余計な体力の消耗だな。

洗濯5ユーロ、乾燥20分で3ユーロ。合計1500円ぐらい。
洗剤は有料だったので、持ってきた洗剤を投入しました。
洗剤をもしここで買ったとしたらプラス100円くらい。
ウィーンよりは安い。というか今考えるとウィーンは中央駅至近のコインランドリーだったので特別高かったのかも。

そして洗濯をし終えたら雹が降り始めたので、しばし待機。慌てて外に出たらせっかく洗濯乾燥させたものが濡れちゃうからね。
数分待ったら無事やみました。

<夕食>
洗濯していたら遅くなってしまったので、夕食は近所のショッピングモールでピザをテイクアウト。
海老のピザと、ルッコラのピザ。二切れで約1300円。ドイツではリーズナブルなほうでしょう。
昼はケーキしか食べておらず、腹が減っていたのもあって、なかなか美味しかった。珍しく薄味だし。オーソドックスな味なので感想は省略。

<多極分散型国家>
1日半くらい歩き回った感想ですが、ベルリンは首都なのに、噂通り街中がそんなに混み合ってないので散歩しやすくていいですね(修学旅行生がいる場所だけ混んでいる)。
都市圏人口も福岡より少ないくらいだしな。
ドイツは東京のように一極集中した都市がなく、都市毎に機能が分散されているということだが、歩いてみて納得。

あと、ベルリンの観光はこれまでの都市と比べてもやっぱり面白い。
感触としては、5泊でも足りないかもしれない。