2025年4月17日木曜日

【旅】 周遊旅のカバン

チャチャパック45(左) / フィールドデイ28(右)


この1年、装備を変えながら旅をした経験から、現時点での周遊旅のカバン体制が自分なりには大体確立できました。今後はまたスタイルを変えて旅したいとは思うものの、現時点成り立つやり方ということで、まとめておきます。

旅のスタイルは以下、

・ 複数都市を公共交通機関で移動する周遊旅(一か所滞在の旅行の場合は考え方も変わってくる)

・ 街を歩きながら、写真を撮る/ブログ用の感想を音声入力する


このような周遊旅で、私は以下の3つのカバンorポーチを持つ体制で動いています。

(1) メインバッグ(着替えなどを全部入れた45L以上のバックパック)

(2) サブバッグ(街歩き用の30L以下のバックパック)

(3) ショルダーポーチ(街歩き中に取り出すスマホとカメラだけを入れる肩掛けのポーチ)


家から空港、空港から宿、宿から宿に移動するときは、サンドイッチスタイルで、(1)を背中に背負い、(2)を前に担ぐ。

街歩きの時は(2)を背中、(3)を体の前にかける。(1)はホテルに置く。

と言う使い方。

((1)は、キャリーケースという選択肢もありうるが、機動性を考慮し、バックパックにした。1都市滞在するだけならキャリーケースでも良いけど、やはり電車などで次々に都市を移動するのにキャリーケースは不便。間をタクシーでつながないといけなくなったりで、制約も増え、コストも増える)



それぞれ書いていきます。


(1) メインバッグ


私の要件

a. ポケットが多少はあること

b. 背負いやすい(フレームがあったり、腰ベルトがあったりなど)

c. 施錠が出来ること


結果として、今ベストなのは、モンベルチャチャパック45(冬であったり、荷物が多ければトレッキングパック80もありうる)。


最初は、cの施錠を重視して、Cabin zero 44も試したのですが、メインの外側にポケットが1つしか無く収納が難しいし、腰ベルトはあるけど貧弱で、腰痛になりそうなのでやめました。(実際、旅を始めたとき腰痛があったので、それ以上悪化させるリスク取りたくなかった)。

チャチャパックだと施錠が手作りなので脆弱性はあるのだが、アジア、ヨーロッパ、あとモロッコくらいならこれでいいだろうと判断。



(2) サブバッグ


私の要件

a. (ショルダーバッグでは無く)バックパックであること

b. ポケットがたくさんある

c. 出来ればPC格納スペースがある

d. ある程度の背負いやすさ


結果として現時点ベストは、Mountain hardwareのフィールドデイ28。ほぼポケットの多さで選びました。背負い心地は、もともと持っていた登山用のガレナパック30のほうが上ですが、PCを入れるのに追加でPCケースが必要なので止めました。サイズ的にはもう少し小さくても良いのですが、容量が小さければやはりポケットの数が減る傾向でこれ以上気に入るものが今のところ見つからないです。


サブバッグとしては他にも以下を試しました。


試したもの1)コールマンのショルダーバッグ

機能性は割と良かったのですが、私は両肩に主さが均等に乗っているのが好きというか、そうでないと疲れてくるので、最終的にはバックパックに戻しました。

あと、サブバッグにPCを入れたく、そうするとショルダーバッグがかなり大きめのものになってしまうというのもあり。


試したもの2)

ポケッタブルな軽量バックパック。

元々山歩きの前後に街を散策するときはこれを使っていた。

短時間ならともかく、これでずっと観光するというのはやはり不便。

中に入っているものが体に当たるし。



(3)ポーチ

行動中によく使う、スマホとカメラだけを入れる。


私の要件

a. スマホ用、カメラ用、それぞれチャックがついている(何度も取り出したり閉まったりするので、どちらかを取り出すときもう一方に引っかかって滑り落ちたりしないように)

b. 多少のクッション性(体側:カメラが体にゴツゴツ当たらないように/スマホの気室とカメラの気質の間:スマホとカメラがゴツゴツ当たらないように)

今のところH&Mで買ったもの(製品名不明)を使っているが、サイズが必要以上に大きいので、もう少しフィット感のあるものを探したい。


以上です。

(カバンの中身についてはこちらをご確認ください)
【中欧まとめ/ハイライト11】 持ち物

ーーー

おまけ。トレッキング用のザック)

ちなみに、トレッキング用のザックも10数年の経験から、こう言うのが自分にフィットする、というのはある。

トレッキング用も街歩き用も、求めるものとしては似たところはあって、条件は、


・ ポケットが多めであること

・ 30Lまでならフレーム無しでもOK。それ以上はフレームありが良い。


少しでも軽くしたらより身軽に山歩きを楽しめるのでは、という期待もあり山と道をはじめとするUL系含めて色々試してはみたが、結局この10年で一番使ったのは

・ モンベルのガレナパック30L

・ モンベルのチャチャパック45L

という、モンベルの中でもかなりベーシックで、かつポケットが多めのモデルだった。


山と道の40Lも試したけど、ポケットが少なく、腰ベルト・フレームも弱く、私には全くフィットしなかったので手放した。

必要なポケットや防水袋を後から足していったら、モンベルと比べても全然軽くないし。

2025年4月9日水曜日

過去の自分をアンカーにしない

最近、試しに去年の旅と同じ時期・経路のフライトを調べてみたけど、ヨーロッパ方面・ヨーロッパ内は、総じてかなり値上がりしている。そんなに事情変わったかな。シンプルに燃油を含むインフレか

以前、過去の予算感で寿司を食べてもうまいものに当たらないという話を書いた。


(こちらのエントリ↓)

【浜松(静岡)D3-2】 旅行に減点要素があってもいい


鮨がうまくないだけならまだしも、過去をアンカーにすると、場合によっては身動き取れなくなる。

つまり「あの時より高いからやめておこう」を始めると永遠にどこにも行けない。このインフレが加速している状況においては。

あとは、他人の旅の費用をアンカーにしてもいけない。限界系の激安旅情報を見ると、なんか自分の旅が割高な感じがしてしまうが、人は人。旅の値段を比較しても仕方ない。


その時その時、自分にとって価値のある金の使い方か考えるしかない。

(ここでは金の話しかしていないが、時間の使い方も同じ。「あの時より良くないからやめておこう」はだめ。それから過去の自分の身体能力をアンカーにしてもあまり良いことはないだろう。特に人生後半においては。


それにしても、毎年毎年ものの値段が上がっており、のんびり日本で金を貯めても大きい旅はできない感ある。

2025年4月8日火曜日

人間を機械と見なす世界観

パリオリンピックを見た時書きかけてそのままになっていた記事を何とか書き切りました。

ーーー

私は学生時代水泳をしていたのだが、福岡世界水泳2023や、パリオリンピック競泳2024を見て、水泳って「自分を機械だと見なす世界観」のスポーツだな、ということを思い出した。


<機械/問題解決>

水泳は、競技特性的に自分を機械にする発想になりがち。

コントロールされた環境下での競技だし(公認大会では、距離だけでなく水温なんかも決められている)、勝負の相手がいるとはいえ相互作用は無い。基本的には自己ベストを出すことが好結果につながる(そもそも、間に人がいれば一つ以上先のコースがどうなっているか、ほぼわかりもしない)。


自分なりに改善ポイントを出して黙々と改善を実行するというのは、自分のメンタリティにフィットしたので、部活動として水泳をする分には多分良かったんだろう。

その後、この発想で身につけられたこともある(英語とか)。


しかし世界観としては一面的だった。

もっと別の世界観のスポーツもしておけば良かった。


それに、実社会は環境がコントロールされていないし、他者との相互作用もあるので、自分を機械にしたところでうまくいくことばかりでは無い。

実社会では、「勝負所を見極めて資源を集中投入する(※1)」「環境の外に飛び出す」みたいな発想が必要なシーンもあるが、人間を機械にする世界観だと、そう言う発想が出にくい。


大人になって、仕事などをする中で、ある程度そういうのは改善されてきたとは思う。

しかし思い返すと、旅について、ごく当然のようにPDCAサイクルを回していた。

仕事で身につけたスキルなので当然のように使っていたが、考えてみるとこのPDCAサイクルというのも機械化に近い発想だった。自分のメンタリティと親和性があるから自然と使いたくなるのかも。


これをやると、当然旅についてレベルアップはしてくるが、窮屈感も出てくる。人間は機械ではないんで。


PDCAサイクルは、頭の使い方としては、問題解決志向。

今の延長線上にあるものを取るための頭の使い方(意識の向け方、考え方)。

整えるための頭の使い方。

そうでなくて、別のベクトル(体勢が崩れながらでも、チャンス(※2)にフォーカスし掴む≒勝負所を見極めて資源を投入する、みたいな)の頭の使い方・アクションも意識的に増やしても良さそう。



<ランダム/チャンス・勝負>

ここ数年、面白かったのは、

・ 旅

・ 山

・ 料理

・ 紙に絵を描く

などだった。


最初は、「アナログなものが面白い」と捉えていた。

つまり、情報システムの仕事をしているから、趣味としてはデジタル要素がなく、手触りがあったり、五感に訴えることの方がバランスが良いのだろうと。


これも的外れでは無いと思うが、加えて最近思ったのは、自分を機械化しても対応できないこと、自分の外側にランダム要素・予想外要素・ワンタイム要素がある(外界が固定的でないので、チャンスを掴む必要がある)方が面白いのではないか、ということ。



<得意技と現実認識>

「ハンマーしか持っていないと全てが釘に見える」と言うことわざがあるように、問題解決を得意技としていると、世の中が全て解決すべき問題に見えてしまう。PDCAを得意技としていると、自分及びその生活がずっと改善の対象になってしまう。


こう考えると、勝負を得意とすれば、自然と勝負所も見えてきそうではある。しかし、突然勝負だけ得意になろうというのも無理があるので、少しずつ鍛えていくしか無いかな。


ひとまず、意識の向け方だけでも変えて、今後はもう少しチャンス・勝負所への注意を振り向けたい。


アクション案としては、勝負要素のある趣味を始める、みたいなのが一応あるけど、そういうことではなく、もっとダイレクトに人生の勝負に資源を投入したい。

しかし、何をチャンスを見なすか、何を勝負所と捉えるかは、センスが問われそうな難しい問題ですね。


ーーー

※1)

水泳は基本的に、勝負所で資源を全投入はしない。200mのレースで、100m~150mの区間一点賭けするなんてのは普通はうまくいかない。

ある程度ペースをうまく配分することが良い結果につながる。


※2)

「チャンス」ではなく、「機会」と言った方がしっくりくるところもあるのだが、「機械」と「機会」が両方出てきてややこしいので、ここでは「チャンス」と言っておくことにします。


なお、チャンスにフォーカスする重要性は、経営学ではよく言われることだが、コロナなどの有事をビジネスチャンスととらえて混乱を加速させそうなムーブをしている経営者を見ると「これをマネしたくはないな」と拒否感を持ってしまう。もう少し行儀よくチャンスを掴みたいが、そんなことを思ってしまう時点でセンスがないのかもしれないが。

2025年4月4日金曜日

【丹沢弘法山】 花鳥風月/陸の上で使う筋肉

(写真は下のほうにまとめます)

 <花鳥風月> 最近、花鳥風月を愛でるのを忘れていたので、桜を見るのもかねて丹沢の麓の山へ。

もう八分くらいは咲いていた。
気温が一気に上がったせいか、一部は一気に葉桜になっていた。
若い頃は桜にさほど興味なかったけど、最近はこういうのを見ておくのも良いと思うようになってきた。

<陸の上で使う筋肉>
去年の春~夏シーズンは左足がまだ万全ではなく、山の中では(感覚としては)30:70で右足に体重をかけて歩いていたし、歩行スピードも2割くらい遅かった。今思うと山の中でかなりストレス感じていた気がする。

今年は、45:55くらいまで来ている。段差が大きいところは右足で着地したい、くらいの感じ(※1)。左足にまだ違和感はあるが、今のところ痛みはしない。昨年、30:70で庇ってなお痛みが出たのとは大分違う。足が治ってきたことで、山で歩いている時の安心感、楽しさが全然違うことに気づいた。昨年、足が痛いのに山を歩いても楽しくないのは当たり前だったか。

体力・脚力はまだまだだけど、またトレイルを歩けそうな感触を得られたのは良かった。予期していなかったが、なんかテンションが上がってきた。

ところで、やはりトレイルを歩くと、水泳の筋肉とは全然違う筋肉がつく。
足腰の安定感が全然違う(別に普段グラグラしているわけでもないが)し、体調も良い。
怪我をしていたこともあって、この2年間はトレッキングを減らし、運動は水泳にかなり頼っていた。
しかし、水泳だけでは、陸の上で使う筋肉を十分に鍛えられないと改めて感じた。 使う筋肉が違うというだけでなく、水の中は無重力状態なので、(水泳で使う部分以外は)ある意味体を甘やかしている状態だから、水に入っている時間が長いと体の一部が緩みすぎる気がする。もう少し若い時にこれに気付いて、水泳を少し減らして2割でも3割でも陸の上での運動に回しておけば良かったかも。今更。

ある程度足が動くようになったので、水泳は肩こり解消目的に切り替え、運動はハイキング中心に戻そうかな。

今後また良い機会を見つけて、足が治って、足腰の筋肉をつけた状態で、歩き旅を計画・実行してみたい。 しかし、自分の年齢を考えると、もう数年のうちにやっておかないと、足が治ったとしても今度は脚力や心肺機能が衰えるばかりだろうな。

丹沢弘法山付近

丹沢弘法山付近

丹沢弘法山付近

丹沢弘法山付近

丹沢弘法山付近


※1)
ここまで来るのに2年弱もかかるのかというのが正直な感想。
怪我してすぐ外科に行って、レントゲンもとって、医者は「1か月くらいは痛むんじゃない?」くらいのノリだった。「もうすぐ治るのでは」という期待で、ずっと良い判断が出来なかった気がする。
これが、50:50まで完治するものなのかは謎。もう今が最大限回復した状態という気もする(なお、私は元々は左足のほうが強いので完治したら本当は52:48くらいのイメージになる)。

ーーー
追記)

時代は花鳥風月。

パソコンやスマホばかり見ていると、往々にして不安を煽られるし、不要なものがほしくなる。

AIのインパクトを過大評価して不安にもなる。シンギュラリティが来ても、コンピューターが花鳥風月を生み出せるわけではないだろう。

2025年3月15日土曜日

【熊本まとめ02】 blog出力最大化と投入時間

2月以降、大体隔週で2泊の旅行を3回したが、これは忙しすぎた。 ただ適当に行くだけならそうでもないだろうが、事前調査とブログによるOutputを最大化するとかなり忙しい。 旅行期間が2泊3日だとすると、

・ 旅の前)準備・インプットに2~3日

・ 旅に3日

・ 旅の後)ブログを書くのに3日(以上)。片付けもある。

旅の前後はフルタイムでやっているわけでは無いが、これだとずーっと旅関係のタスクをしている感じになる。


なお、2泊3日の旅行記は3日で書けるイメージだったが、別府のとき出力を(自分なりに)最大まで上げてみたところ、3日では足りなかった。

3日でとにかく書いて公開する事は出来たが、熟成期間が足りなかったようで、後から後から色々と思いついて、何度もアップデートすることになった。作業期間に加えて、熟成期間も必要。なので、上記のイメージよりもさらにはみ出した。


熊本旅行記は、この体験を踏まえて、同じ旅行期間(2泊3日)に対して、3日で集中的に書くのではなく、熟成期間も考慮して(他のタスクと並行で)4日かけて書いた。この方がしっくり来た感じがする。今度は試しに5日くらいに薄く延ばしてみようかな(やりすぎると忘れていくので、熟成期間は長ければ良いということにはならないが)


「投資としての旅行」の、投資効果最大化を狙って、最大限アウトプットを出してみているのだが、これにはとにかく旅行の(前)後に時間が必要。

予算だけでは無く時間だって限られているのだから、どこまでやるかはその時の状況次第。その時その時で、最適なバランスは変わりそう。


特に、試しに別府と熊本は出力をMaxにしてみたが、国内の小旅行でアウトプットにこれほどエネルギーと時間を使うのはバランス悪いとも思った。

ただ、シンプルに使う時間・エネルギーを半分にすればよいかというとそうでもない。

文章量だけ(やったことを書くだけ)なら、半分のエネルギーで8割書くことは出来る。

しかし、ブログの目的は文章量を最大化したいということではなく、その旅から考えたこと、次に生かすアクションなどを最大限抽出したいということ。「考えたこと」「アクション」は最後の瞬間に出てくるものが多いので、投入時間・エネルギーを半分にすると、そういう意味でのアウトプットは半分以下になってしまう。パレート最適が通用しない。


旅から得るものを最大化しようと思ったら、金もさることながら、時間がいる。 そして、その必要な時間というのは、タイムボックスをちゃんと決めないと、結構際限なくいくらでもできてしまう。

どこまでやるかは正解の無い問題(最適解は時と状況によって変わる)ので、今後も探りながらやるしかないのかな


(とにかくつまらない作業は出来るだけAIにやらせる、みたいな方向は進めているけど、もう根本的な対策はないのか、とも思う)

なお、熊本の旅行記は後半書くのに飽きてきた。

多分「旅行記を書く」ことの問題ではなく、国内のチャレンジ性のない旅について書いているのが問題だとは思う。

このことからも、国内を適当に旅するみたいなのは一旦優先度下げよう。


ーーー

追記)

昨年、とにかく旅に行きまくろうとすると、コストが莫大にかかってしまい、これはダメだと思ったが。インプット・アウトプット込みでブログを書きながらやるというパターンにしたことで、ブログを書くというコストのかからないフェーズが出来た。

コストに対して得るものは多くなったし、一つ一つの旅の満足度も上がった。

趣味としてのバランスは良くなってきた。 まだまだ試行錯誤の余地はあるが、一応落としどころに近づいて行ってはいる。

【熊本まとめ01】 スタンプラリーはひと段落



<塗りつぶしも悪くない> 47都道府県訪問。正直こういうスタンプラリーという、数値目標を追っての旅をするというのに抵抗感があったが、来てみたらスッキリした。何より「日本はざっくりは見た」感が出たのが良かった。 0から始めるとしたら色々と大変だろうが、「あと2県」に気づいてから塗りつぶしに行ったのは良かったと思う。やらなければいつまでも気になってしまう可能性もあるし。


<スタンプラリーであたりが出ることもある>

ホテルも食べ物も結構良かった。初めて行く場所はどうしても当たり外れ(自分にフィットする/しない)があるので、とりあえずスタンプラリーの一環で来ただけで当たりが出ることもある。逆に期待を思い切り乗せて来たところで、期待外れと言うこともある。

最近旅のやり方についてのLessons learnedを色々書いたけど、運要素と再現性があることは分けて考えた方が良いよな(そのつもりで書いてはいるが)。サイコロで3が出た原因を分析し次に4,5,6を出す方法を考えても仕方ないわけで。


<事前インプットはやはり良い>

あとは、直前の詰め込みだとしても、Wikipedia、ホテル、食べ物など、Quickにでも調べたのはやはり良かった。スタンプラリーとはいえこれをやるかどうかで全然違う。

(大分の時は温泉以外のコンセプトがなさ過ぎて少し微妙だった)


<一区切り>

とにかく一区切りついてスッキリした。

また新しい自分のテーマを探そう。 ただ、山も最近トーンダウンしているので、今これというテーマがあまりない。これも検討課題にしておくか。

2025年3月9日日曜日

【熊本D3-2】 毎度ブランド肉を追わなくても良い

桂花という店のラーメン

引き続き熊本空港。 11時開店と同時に、桂花という店のラーメンを注文(東京にも店舗があるらしいが初めて食べた)。

マー油の味なのか、スープに特徴がある。

少なくともうちの近所のラーメン屋にはない味。

ワカメが入っているのも特徴的。

熊本グルメはどれも特徴を感じられるのが良い。


昨日まで熊本産の馬や天草大王(地鶏の名前)など、ブランド生鮮品を食べてきて、美味しかったけど、やはり最近生鮮系グルメは高い。旅行の度に毎度こういうブランド生鮮品(特に肉)を追い続けなくても良いかと思い始めた。ラーメンのようなB級っぽい地元グルメだって十分おいしい。

各地のブランド牛、豚、鶏などを食べてきて、(自分の予算の範囲ではということだが)大体味の相場も分かってきた。

もちろんこの「相場は分かった」などというのは、大変おこがましい考え方だし、食べたことないものはいくらでもあるが、「ざっとでも色々試した」と思えたのは、47都道府県周った良さだった。周ってみて初めて気付いた。


各地のブランド牛、豚、鶏って、食べてみると「割と普通かな?」と思うことが多い。

(魚はまた別で(※)、その土地でとれた新鮮な地魚は全く味が違うことは多々あるのでここでの話からは除外。ここでは牛、豚、鶏の話をする)

時々驚くようなおいしいものもあるから難しいところだが、「ブランドだから」と追いかけるのでは無く、もっと良い見極め基準がありそう。


考え方として現時点言えるのは、

・ 例えば神戸牛のような有名すぎるブランドは、ブランド力が価格に乗りすぎていて食べ物としてはコスパが悪いので注意。

・ 鮮度を活かした食べ方であれば、その土地で食べる価値がある。例えば今回は天草大王(地鶏)を寿司で食べたが、これは鮮度が活きる食べ方であり、現地で食べてみて良かった。逆に天草大王を焼いたものも食べたけど、焼いてしまうと正直スーパーで売ってる鶏とあまり違いが感じられない。今はヘルシオがあるから自分でもうまく焼けるし。ブランド肉はどうしても関東にも出回るから、鮮度を生かした食べ方で無いとそこまでスペシャル感は出ないのでは。

・ 生鮮系はどうしても個体差もあるから、最後は運もある


その他にもおいしいものを見つけるコツみたいなのはありそうだが、さほど思い浮かばなかったので、これは今後の課題にしておきます。


With物価高の旅の仕方としては、そういうブランド肉の割合を下げて(ゼロイチの世界では無いので、全く食べないなどとは言わない)、B級グルメや、生鮮品の中でも野菜の割合を上げるのも全然ありと思った。今回で言えば、ラーメンもおいしかったし、野菜系で言えば熊本産のトマトは随分甘くておいしかったし、からし蓮根や一文字ぐるぐるも面白かった。

別に肉だけが正義ではないよな。


あと、私は美味しいものはもちろん好きだが、旅行においては全部の食事機会で美味しいものを食べ続けたいというよりは、どちらかというと何か発見があるものを食べたい(最近は特にそう思う)。

その食べ物が、その土地の地理、社会、歴史的なものにつながっていればなお面白い。

特に若い頃は、旅行中「美食を求めたい」みたいな気持ちがあったような気がするが、今思うと、これってどうも模倣の欲望だった感がある。

食べ物に関して、市場価値や他者の欲望に惑わされず、自分にとっての面白さをどう追求するか、視野を広げ直す時が来た。


ーーー
※)魚は、肉よりも現地で食べたスペシャルさを感じることが多い。やはり鮮度が肉よりもクリティカルだからかな。あと、島魚なんかは本土には出回らないような種類のものも当然あるだろう。これまで食べた中では利尻島の寿司や、屋久島の首折れ鯖などは驚きの味だった。

ーーー
追記)
海外では、肉の産地を気にすることはほとんどなく(イベリコ豚のような例外はわずかにあるが)、基本的には料理の種類を基準にレストランで食べるものを選んでいるのに、国内ではブランド肉を追ってしまうのもなんか不思議。まあ、和食は一般的な料理は既に知っているのに対して、海外だとその料理自体を知らないことが多いからか。

【熊本D3-1】 2泊の荷物なら25分でパッキングできる(ホテル→熊本空港)

熊本空港付近は農地

熊本空港制限エリア内のフードコート

熊本空港制限エリア内のフードコート


今日は帰るだけ。


今回は、2泊の荷物で、前日に一切片付けをせず、当日朝起きてからどれだけの時間で出発準備できるか時間を測っておいた。

結果としては起きてから25分で準備完了。

目覚ましが鳴った瞬間どのくらいすっきり起きているかにもよるので参考値ではあるが。


昨年の周遊旅行の際も、ホテルを移動する際に荷物が広がった状態から準備にかかる時間は計測しており、最低でも40分、長ければもう少しかかる感じだった。

周遊旅行の時は、やはり荷物も多くて、重量でいえば18kgぐらい持っていたし、部屋に出しているものの量も多い。貴重品をセキュリティボックスにいれてあるし、洗面所にも色々出している。


これに対して今回は4kgで、シンプルに持っているものの量が大分少ないし、洗面所などに出しているものも少ない。

2泊のミニマムな荷物であれば25分くらいでパッキングが終わるということか。


<空港に移動>

帰りの空港行きバスは、本当に普通の路線バスだった。


来るときは暗くて気づかなかったが、空港と市街地の間に結構農地がある。

熊本は野菜の生産が全国6位らしい。


<空港>

熊本空港到着。少し驚いたのが、国際線が大賑わいということ。

釜山、台北、ソウルなど近場へのフライトが結構ある模様。


朝食を取る時間も考慮して、10時30分前には到着した。

しかし、熊本空港のレストランは11時オープンのところが多かった。私は、出発時刻が少し遅れたこともあり、それでも食事をとれたけど、朝食をここで食べることを当て込んでいる人は要注意。


特に制限エリア外には11時前に食事を取れる店は全くなかった。

ただ、熊本空港は制限エリア内にもフードコートがある。これはいいね。

街中の店とは品ぞろえが違うだろう(フードコートだから簡易的な調理だけで出来るメニューしかないと思われる)が、有名店らしい菅乃屋なども入っている。

成田の制限エリア内にフードコートがあるのは知っているけど、日本の地方空港では見たことない気がする。

並ぶことがあるからどうしても余裕をもってセキュリティを通過するので、制限エリア内に色々あると楽しめる。