2025年6月24日火曜日

【イスタンブールD4-2】 イスタンブールの食

スパイスがかかったゆで卵

かなり塩辛いチーズ

下 卵ボーロ味のクッキー
右 比較的違和感のないカステラ

ゴマのパン

チリペースト
比較的食べやすい味

バクラバ 甘い

オリーブサラダ かなり塩辛い

偽エクレア


おいしかった物ベスト3は既に書いた。


(以下エントリ)

【イスタンブールD3-1】 サバ対決(サバラップ)


それがイスタンブールの食事のハイライトだが、他にも色々食べた。

流れの中で書けなかった、トルコ料理の話をまとめて書く。


<難易度高い/ばらつき大きい>

総じて言うと、トルコ料理というのは結構難易度が高い。何を食べているのかよく分からない謎の料理・食べ物が結構ある。結構集中力がいる。集中したところで何なのか分からないことも多いが。

16年前はほとんど謎が謎のまま終わったが、今回は多少なりとも謎を解明したいと思って食べた。


あと、味ばらつきが大きい。

おいしい物からマズイ物まで幅広くある。

甘い/辛い⇔薄味のばらつきも大きい。


<朝食バイキング>

朝食バイキング5日分の話をここでまとめて書く。


・ スパイスゆで卵

朝食バイキングで一番おいしかったのはこれ。

ゆで卵にスパイスを振ったような料理。魚粉的な風味もするような。

サバラップも魚粉の風味あったので、トルコ料理に普通にある手法かも。


・ 茹でたナスを油で和える

茹でたナスを油(多分オリーブオイル)と塩で和えただけみたいな料理は、モロッコ、イタリア、スペインでも食べたな。それぞれ若干違いはあるが。地中海全般で見られる調理法なのかな。


・ オリーブ

朝食でオリーブがあったがとんでもなく塩辛かった。このあたりも、味の許容範囲の幅広さを感じる。

日によってこのオリーブがサラダに乗っていたりもしていた。


・ チーズ

チーズの種類すごく豊富。私はチーズは苦手気味なので、一番あっさりしていそうなものを食べてみた。いわゆるチーズとしての癖はさほどでも無かったが、オリーブ同様すごく塩辛い。


・ ソーセージとベーコン

ソーセージとベーコンの炒め物、着色料で真っ赤。


・ チリペースト

チリペーストはすごい色だったので最初びびっていたが、チリだけでなく、多分玉ねぎ、ニンニク、セロリ、トマト、ニンジンなども入っているようで、普通に食べられる味だし、わりと美味しい。辛めのラタトゥイユのような感じ。トマト、パン、肉など色々なものにつけて食べるた。


・ パン

パンは特筆するような味の物はあまりなかったが、比較的おいしかったのはゴマのパン。レストランでもわりと売ってる。


・ 食器

ついでに言うと、朝食バイキングの食器が汚い。サラダも一部衛生状態が怪しい。ちゃんと口に運ぶ前に自分の判断入れないと事故りそう。


<Turkish delight>

トルコではTurkish delightという、一口サイズの小さい菓子が名物。街中にこれの専門店もある。

朝食バイキングの中でも、Turkish delightコーナーが全体の1/4くらいをしめていた。

一度に全部は食べられないので、5日かけて毎日少しずつ試した。

どれも結構独特な味。正直8割くらいは口に合わなかった。

見たところTurkish delightは賞味期限を厳しく設定しておらず何日も普通に空気にさらして置きっぱなしで、温度管理しているかも怪しいので、鮮度の問題とかもあるのではと想像する。


・ バクラバ

シロップが染み込んだパイ。小さいポーションを食べただけだが、それでも甘すぎて若干気持ち悪くなった。

(16年前も食べてみてやはり無理だった記憶ある)


・ 偽エクレア

口の中に広がる違和感。一見エクレアのようで全然違う。

まずチョコレートが違う。これを食べたときの室温は18℃くらいだったと思うが、その気温で固まっていなくてベトベトしている。というか、これはチョコレートなのか?よく考えたらチョコレートの味しないような。


Turkish Delightは大体何でも「こんな味だろう」という想像を(大体悪い意味で)裏切ってくる。


・ 偽安倍川餅

安倍川餅みたいな見た目の食べ物もある。これも16年前食べたな。これは一体何なんだろう。見た目から安倍川餅を想像しながら食べてしまうせいか、ものすごい違和感。


・ 卵ボーロ味のクッキー

このクッキーは卵ボーロの味がする。初めから卵ボーロだと思えば普通かも。


・ ミニケーキ

期待と何かが違う。何が違うのかわからないが、もしかして傷んでないか。すごく甘い。


・ カステラ

一応想像の範囲内のカステラの味。試したTurkish delightで、違和感がなかったのはこれだけ。



<トルコ料理の多様性>

トルコ料理は多様で、一言で「トルコ料理とはこうだ」というのは難しい。

ものによって、味付けの雰囲気が全然違う。濃いめのもあるし、薄めのもある。おいしいのもあるしマズイのもある。

世界の三大料理の一つと言われることに微妙に違和感あったけど、三大料理の一つの基準はバリエーションの多さなのかな。

でも、口に合わないものが多いと言えば、中華料理も辛すぎて食べられないのはザラにあるし、フランス料理は詳しくないけどポイントがよくわからない料理もあるか。玉石混合という意味ではどれも一緒か。

あとは、宮廷料理としての洗練度なども基準らしい。確かに、トルコ、中国、フランス、どこも豪華な宮廷があったからな。少し納得。

庶民の口には入らないものも含めて評価されているってことなんだね。


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