2024年3月23日土曜日

【ドバイ・モロッコ・リスボン・バルセロナ全体まとめ03】 旅の予算管理

2024/03 追記)
まとめが埋まってきてしまったので順番を少し入れ替えています。
以前見てくださった方は順番が変わっていることご容赦ください。

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本エントリでは、全体まとめとして、予算管理の話をします。

(全体まとめが散っているのが分かりにくいので、最後、旅行記を書き終わったら全体まとめも一か所に固めます)

予算・実績報告は既にしました(以下)が、その続きです。


<旅の予算管理>
今回は、全体の予算を決め、そこから日別の予算に落とし込んだ。
(物価を考慮して、各都市で日別の予算は変えてある)
旅の経験をブーストするために金を使う方が良いことは往々にしてある。
ただ最近の旅ではそれが行き過ぎて、生産性の高い金の使い方の範囲を超えて、過剰に使っているのではという問題意識もあり、ちゃんと予算を組むことにしてみた。
そうすると、当然その中でやりくりすることはできるのだが、そうすると今度は逆に旅から得たいものをちゃんと得られてるのか、微妙な気もしてきた。
予算があることで、「ちょっと高いけどいっとくか」という判断が明らかに減った(それでこそ予算管理している意義があるわけだが)。
「予算の範囲で収める」みたいな行動は私には得意技過ぎて簡単にできてしまうのだが、経験のブーストのために時に予算をあげる柔軟性は失っている感じがする。
もうちょっと管理手法としては改善の余地がありそう。

砂漠ツアー中にこれに問題意識を持ち、少し改善した。
日別に予算が決まっているのは予算執行しやすいので、基本としては残すことにする。
これだけだと硬直的すぎるので、日別の予算とは別に、旅全体の予備費を設けて、その範囲で必要に応じて使う。
途中でこの考え方にアップグレードして、フェス、リスボン、バルセロナと回ってきた。
運用もしやすいし、機動的財政出動もしやすいので、一応このやり方が現時点の納得解。
次の旅もこのやり方で行きます。

【ドバイ・モロッコ・リスボン・バルセロナ全体まとめ02】 予算・実績

行ったけど混んでいて入れなかった
⇒金を使わなかった
パターンもある



モロッコ編に行くまでに、26日間の旅の予算実績を簡単にまとめます。

予算800千円に対して、実績(実際使った金)710千円でした。

特に節約したわけでもないけど、
・ 前半は洗濯やホテル手配に時間を取られていたり
・ 後半は疲れて昼まで寝たり
があったので、思っていたような密度では観光できなく、費用が抑えられた。
あと、ドバイ・バルセロナは混んでいて「行ってみたけど入れなった」結果金を使わなかった、もあります。

実績の内訳、
国際航空券 200千円
ドバイ滞在費3泊 71千円(1泊平均24千円)
モロッコ滞在費9泊 127千円(1泊平均15千円)
リスボン滞在費4泊 98千円(1泊平均25千円)
バルセロナ滞在費6泊 161千円(1泊平均27千円)
諸経費(保険、通信、内国旅費、ガイドブック他) 50千円 
(※1)

先進国は、旅の密度が低めであっても、ざっくり1日25千円いるということらしい。
さらに言うと、ヨーロッパに行ってしまえば、1都市4泊+航空券を30千円と仮定したら、1都市追加するのにざっくり130千円かかるということ(3泊なら105千円)

ホテルは全部個室、食事はほぼ外食です。
どんなホテルに泊まったか、何を食べたかなどは、旅行記の中で別途まとめますが、
・ 体力を考慮すると、相部屋中心にするのはありえない
・ 食事は節約ポイントではない(※2)
ので、このくらいはかかるだろうという感じです。

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※1 この各地の宿泊数合計に加えて、機内泊×2、羽田空港泊×1があるので、25泊26日になります。

※2 ただ外食中心だと栄養が偏るので、もっとスーパーで野菜をとるのはあり得るのと、スーパーに魅力的な商品があればもっと試しても良かった感じはしています。

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2024/03 追記)
まとめが埋まってきてしまったので順番を少し入れ替えます。
以前見てくださった方は順番が変わっていることご容赦ください。

【ドバイ・モロッコ・リスボン・バルセロナ全体まとめ01】 次の旅のためポイントまとめ(総論)

ドバイを離れたときは残念だったが
次のマラケシュではそれを超える感動が。


旅行記の途中ですが、ここまで書いてみて、旅行記が膨大になりすぎて収拾つかない可能性あると感じるので、旅全体のまとめを先に書きます。
イレギュラーなやり方ですが、各地の話=各論を書くだけで時間切れになり全体のまとめができない事態を避けたいので。

この旅で感じたことはいろいろあるわけですが、その中でも、次の旅に活かすためのポイントをまとめて書きます。
テクニカルなことではなく、総論として、全体的なことを書いています。
これを踏まえて次の旅を考えたいと思います。

1.モロッコはとにかく行って良かった
とにかくアフリカに行ってみたいという気持ちは満足できた。サハラ砂漠も同様。(快適な国ではないのでまた行きたいわけではない)
心のUnfinished businessが一つ終わった。
多少ハードルが高くても、昔から気になっていたことを消化するのはインパクト大きい。
行きやすいところではなく、行きたいところに行くのが大事。

2.モロッコを踏み込んだ旅程にして良かった
元々考えていた世界一周の場合、モロッコはカサブランカだけ通って帰る予定だったが、旅行を分解したことでモロッコ周遊にできて良かった。踏み込みは大事。
逆に、モロッコで体力を使い果たして、後半の踏み込みが甘くなった。後半のプランAだったジブラルタル海峡横断をあきらめ、よりイージーなリスボン⇒バルセロナという、ハブ空港巡りみたいなルートにしてしまった。どっちも良い都市だったけど、プランAだったらより満足できただろう。多分。
うまくやればプランAだって実行できたとは思うので、工夫してもっと踏み込めるようにしたい。

3.フライト、ホテルは日本で予約するべき
今回は、出発から8泊目までを予約した状態で出発し、それ以降は現地で予約したが、このように自由度を持たせて良いことはあまりなかった。
フライトもホテルも直前になると割高な部屋をつかまざるを得ない傾向。それどころかフライトに至ってはチケットを取れない事態にもなりかねない。
その場で飛び込みで宿を探すなどと言うことは、今の時世私はやりたくない(オーバーツーリズムで、そもそも宿が見つからない可能性あるから)。
と言うことは結局事前にネットで予約することになる。
結果、旅立ってからの調査・予約作業に時間が大幅に必要になってしまい、「観光の時間」と「体力」という旅における超重要資源が削られた。

今後の方針としては
(1)日本でフライトと宿の予約は全部する
(2)原則日本で調べられるものは全部調べる
(上記(1)により、都市間の移動経路も日本で決まるわけだから、例えば宿の最寄り駅への経路とか、都市間の移動方法とかも現地の滞在時間を使って調べる意味は無いので日本で調べておく)
これを基本としたい。

日本で出来る範囲を調べておくことで体力をセーブできるのだから、それが上述2の「踏み込めるかどうか」にもつながってくる。

4.長めの周遊旅をして良かった
これまで個人旅行は11日が最長だったので、26日は過去最長を大幅に更新した。
これまでは一度に2か国が最大だったので、4か国まとめての旅も初めて。
これまで、会社の夏休みなどに旅行していたため、旅の期間・やり方が固定化していたのを打ち破れてよかった。
最初のドバイの時、3泊で次々移動していくのがなんか物足りない感じがしたが、移動先で結局新しいものが次々に放り込まれるので、基本的には常に満腹状態に。
去る時の物足りないという気持ちはあるが、次々にいろんなものを見られるメリットのほうが大きい。行きたい場所はまだまだあるので、さらに周遊旅していきたい。
(どういう都市に何泊したらよいかの考え方は、これからまとめる)

5.26日の旅も何とかなる
体力がどこまで続くか大きな不安要素だったが、大幅に体調を崩すことなく最後までいけた。後半は栄養の偏り、肩こりなどは感じたので、改善の余地はある。
最後、やや風邪気味だったが復調したので、帰国時は、もっと長期間行けそうな感覚でもあった。

なお体力維持のためには、以下を旨としました。

(1)移動日以外は睡眠時間9時間確保(時差とかもあるしすぐ眠れるとも限らないが、とにかく枠としては確保)
(2)運動する(⇒エスカレーター・エレベータは使わない。定期的にフィットネスセンター付きホテルで運動するか、無い場合は市街地を走る)
(3)マッサージがあれば行く(フェスとリスボンで各1回行った)
(4)外食で栄養とれないときは、スーパーで野菜(ミニトマト、パプリカ、カット野菜など)買って食べる
(5)疲れたときは休むこと優先
(6)旅の休日(観光を全くしなくてもOK想定なバッファとなる日)をフェス、リスボン、バルセロナで入れた

方向性としてはどれもあってた気がします。
より長い旅行をするときは、(1)~(6)をより強化していけば何とかなるのではという感触。

ということでまとめると、もうちょっと日本で準備をうまくやって、より踏み込んだ旅をしていきたい。
そのためには現地での体調維持方法を引き続き改善する必要ある。ということになります。


ではまた、次のエントリからはドバイの旅行記に戻ります。

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2024/03 追記)
帰国後4日目(2024/2/19)にこの記事を書いたため、まとめが埋まってきてしまったので順番を少し入れ替えます。
以前見てくださった方は順番が変わっていることご容赦ください。

<お知らせ> 旅行記はまた後日

リスボン旅行記の途中ですが、次の旅行の準備のため、いったん中断します。またいつか続きを書いていきます。

【ポルトガル・リスボンD2-8】 また金を稼ぐ意欲(タコのサラダ他)

バカリャウのケーキ

バカリャウのケーキ

タラのコロッケ

タコのサラダ

タラのコロッケ

 
歩き回って、夕方コルメシオ広場に流れ着いた。
この辺りは(川だけど)ビーチ沿い的な非常に良い雰囲気ですが、Touristic過ぎる店しか見当たらず物価の地獄感も増しているので、少し陸側に入ったところで夕食をとることに。
 
そこで食べたもの。
 
・ タコのサラダ 1700円
タコ、玉ねぎ、トマト、りんご、そしてみかんの皮。
みかんの皮をかけるというのが、ポルトガル料理によくあるやりかたなのかな。
味付けはフレンチドレッシング的なテイストで、特に変わった感じではなかったです。
 
・タラのコロッケ 1000円
「言われればば魚の味するな」くらいで、そんなに魚感強くはない。
昨日のパイと同様、直接粗塩をまぶしてある。こういうダンプリング系の塩味を、粗塩で調整するのはポルトガル独特なスタイルなのでは(※1)。
ザクザクの衣で食感が良い。
 
・バカリャウのケーキ 700円。
バカリャウを丸めてあげたものみたいですね。多分ジャガイモも入っています。
上記のタラのコロッケと違って衣がごく普通だけど、味はベースがバカリャウだから結構強い味。
昼に食べたバカリャウも美味しかったけど、こういう食べ方も良いね。
 
・水320円
 
今のところ、ポルトガル料理は全てが期待を超えている。
私は海鮮が好きだから評価がやや甘いかもしれないが。
(そういえばモロッコとドバイ(中東料理)って全然海鮮ななかったな。どっちも海に面しているし、魚介はハラルの認識なのだが、なぜなんだろう)
 
そして値段は日本より高め。
こうやって、高くておいしいものを食べると、もっと金稼ぎたくなるね。

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※追記1)
この後ヨーロッパを周ってわかりましたが、ポルトガルに限らず、ヨーロッパで何度も「ダイレクト粗塩」手法は見ました。ダイレクトに強い塩味を感じさせて、満足度を高めるという技のようです。

【ポルトガル・リスボンD2-7】 サン・ジョルジェ城(割高?)

行く途中、2回から弾き語りしている人が

サン・ジョルジェ城
多分リスボンで一番景色がいい場所

サン・ジョルジェ城
多分リスボンで一番景色がいい場所

サン・ジョルジェ城
なぜか中にクジャク

クジャク
こんなに間近で見たの初めてかも

クジャク

クジャク

サン・ジョルジェ城内 階段が怖い

クジャク
城の敷地の外に出てきてしまっているのもいます。
いったいどう管理されているのか。


丘を降り、別の丘の頂上に立っている、サン・ジョルジェ城に行ってみた。
感想を箇条書きにします。
 
<防衛上の拠点>
港を見下ろす高台に建っておりで、古くから防衛上の拠点として使われたようです。
日本になじみのある場所(かどうか微妙だが)で言えば、大連の203高地みたいな感じですね。
 
<急な階段>
城の中、ものすごく急な階段がある。2600年前は当然こんなところに手すりなんかなかったわけですよね。非常に怖い。誤って落ちて死んだ人いっぱいいそう。
そういえば、先日モロッコで見たタンネリ・ショワラの階段もこんな感じでしたね。
 
<アズレージョ>
アズレージョと呼ばれる、釉薬を使ったタイルの装飾が所々ある。モロッコでも似たようなものを何度も見た記憶あり。調べたらアラビア側が起源のようです。イベリア半島とマグレブが影響しあっていることがモロッコでもポルトガルでも随所に見られて面白い。
 
<クジャク>
クジャクがたくさんいました。羽をばたつかせてるクジャクを初めて見ました。
この土地・遺跡にどう関係しているのかはよくわかりません。
 
<入場料が割高>
入場料約2400円。
私が歴史的な遺跡の金銭的価値を測ろうというのはおこがましいですが、なんか観光資源のレベルに対して割高すぎる気がします。

【ポルトガル・リスボンD2-6】 循環参照ピクトグラム(トイレにたどり着けない)

ショッピングモール
軽食レストラン街

この案内が循環参照しており
フォローしてもどこにもたどり着けない


昨日ビールを飲んだせいか、朝コーヒーを飲んだせいか、その両方か、トイレが近い。
ヨーロッパとか、トイレが少ない場所を旅する時は利尿作用のある飲み物(コーヒーやビール)のタイミングに注意、というのを忘れていた。
しかし街中にトイレが少ない。カフェのトイレを使うと、カフェで飲み物を飲むから、またトイレに行きたくなるという負の連鎖が始まるので、なんとかそれ以外のスポットを見つけたい。
(買った飲み物を放棄してトイレだけ使うのも一案だがなんかもったいない)
 
Armazéns do Chiadoというショッピングモールにたどり着きました。
何とかここでトイレを発見。
トイレ案内のピクトグラムがなぜか循環参照しており(フォローしていくと最初の地点に戻ってくる)、ショッピングモールの中をぐるぐる歩き回ってしまった。なんとか店の人に聞いて見つけました。
 
ここの6階にはB級グルメ中心のレストラン街があって、ここであれば一応10ユーロ以下で食事取れそう。ただ、個人的にはあまり魅力的なメニューはなかった。ポルトガル料理屋は見当たらなく、ピザとか軽食が多かった。
あと、坂がちなところに立ってるということもあって、ショッピングモールは小さめ。
このような土地には日本のイオンモールみたいなものは建てられないのでしょう。

【ポルトガル・リスボンD2-5】 リスボンの街並所感(長崎?)

リスボンの街並み 坂がち

リスボンの街並み 坂がち

リスボンの街並み 坂がち

リスボンの街並み 坂がち

リスボンの街並み 坂がち

リスボンの街並み 坂がち

展望台から眺めると長崎的な雰囲気なのがわかる

海(本当は川)からせりあがった街

坂がちなのでトラムたくさん走ってる


 
この日はずっと歩いて観光しました。
まず町全体の所感を書きます。
特に気になった観光地・施設についてはエントリを分けて書きます。
 
<長崎感>
昼食後、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台なる場所へ。
リスボンは川(ほぼ海)からいくつもの丘がせりあがった地形で、展望台がいくつもあります。
海(実は川だけど)があって、坂がちなので、初日から長崎っぽさは感じていました。
展望台から、凹地があって、そこに町の中心部があるのがわかり、さらに長崎っぽいことが確認できた(そりゃ坂よりは平らなところに中心部が来るのは当然ではありますが)。
長崎の場合はそこを狙って原爆落とされたわけですが。
 
<こんなのどかなところに住みたい>
街の雰囲気全体がのどかでいい場所です。
やはり私はモロッコみたいなカオスで緊張感持っていないと騙される街よりも、こういうのんびりしたところに住みたい。
 
<ローマの遺跡>
わずかだし保存状態も悪いが、古代ローマの遺跡がある。
こんな、ヨーロッパの西の果てみたいなところにもあるとは。
古代ローマの影響って本当にヨーロッパ全土に及んでいたんですね。
 
<トゥクトゥク>
リスボンにはトゥクトゥクが結構いる。
こんな坂だらけの街で、トゥクトゥクのブレーキの制動力なんかで大丈夫なのかな。
あと、普通に若めのジーパンはいた女性の運転手とかいます。
女性運転手のトゥクトゥクはアジアでは見たことない気がする。
トゥクトゥクドライバーなんて肌に劇悪そうだけど、ポルトガルの女性は敬遠しないのかな。
 
<大規模ホテル少ない>
この坂がちの地形と、景観維持のためだと思いますが、リスボンは調べたところ三ツ星や四ツ星大規模ホテル少ないです。そういう基準に合致するホテルを新たに建築できないのだと思います。
私としてもイレギュラーながら、ゲストハウスの個室というものに泊まりました。

【ポルトガル・リスボンD2-4】 欧米人は濃い塩味に慣らされている?(バカリャウ)

昼食に入ったレストラン

バカリャウ

バカリャウ 拡大

ほぐした魚に色々混ぜ込んである

卓上の胡椒やオリーブオイルかけても美味しかった。


昼食。
大航海時代からの伝統料理だというバカリャウを食べてみた。
塩でしめたタラを使った料理です。とても美味しい。
昨日のDuck riceに続いて2食続けて大当たり引いた。
バカリャウとサラダと水で約2600円。
 
シーチキンの缶から取り出したみたいなビジュアルですが、タラ以外に、刻んだ玉ねぎ、長ネギ、じゃがいも、フライドガーリックなどが混ぜ込んであります。ツナサラダっぽいかんじですね。
あとパクチーものってる。パクチーってアジアなイメージを勝手に持っていましたが、この辺りでも使うんですね。
そういえばメキシコでも使っていたな。いったいどのあたりが起源なのか。
というか、むしろ日本って伝統的にパクチーを使わない珍しい国なのでは。
醤油とパクチーが合わないのかもしれない。
 
最後、味変でオリーブオイルとコショウをかけてみた。これも美味しい。
オリーブオイルと酢が卓上に出てくるのはイタリアの食堂と似てる。
 
とんでもなく塩辛いオリーブが乗ってる。
バカリャウも魚の塩漬けだし(食べる前には塩抜きをするらしく、調理されたものはさほど塩辛くはない)、大航海時代の名残で塩漬け系が多いのかな。
 
逆にモロッコ料理やドバイで食べた中東料理が塩味薄めだった理由なんだろう。
砂漠側であれば塩が貴重なのはわかるけど、モロッコもドバイも海はあるし。
仮説としては2つあって、
(仮説1)モロッコもドバイもイスラム圏で酒を飲まないから塩味薄め。
(仮説2)歴史的・文化的背景とかではなく、現代の欧米人(日本人含む)は強い塩味に慣らされすぎているということかも。最近の食品会社は塩分を増やした時の売り上げの反応度分析なんかもしているそうだし。
 
なお、ポルトガルは、飲食店で「お飲み物は?」と聞いてこなく、飲み物をセットで頼む圧力を全く感じなかったのですが、こんなにおいしいものを「なんか喉乾いたな」とか思いながら食べるのも嫌だったので、ポルトガルでは大体自分から飲み物頼んでました。

ーーー

追記)

旅行中は、全てのものを真剣に味わって食べているよな(特にヨーロッパは一つ一つが高いのもあって)

国内でもこのくらい真剣に味わって食べたら、もしかしたら得るものがあるのかもしれない。

【ポルトガル・リスボンD2-3】 ガイドブックの要否

リスボンはそもそも来るか決めていなかったのと、ガイドブック無しでどのぐらい観光できるか試してみたいというのがあって、ガイドブック持たずに来てみました。

結論としては、「来るなら事前にガイドブック見ておくほうがBetter」、と思いました。

やっぱりガイドブックある方が計画立てるスピード断然早い。

せっかく10万単位のお金をかけて外国に来るんだから、それに2000円強追加して「地球の歩き方」を買う方が全然良いと思いました。

それに、割安な回数券・周遊券情報に遭遇できる確率もネットよりはるかに高い。シンプルにそれだけでガイドブック代回収できることもある。

 

一方、一度計画を立ててしまえば、行動中に必ずしもガイドブックが無くても良い感じはするので、特に今回のように周遊する場合は、重量も考慮して、

「日本でガイドブックを使って計画を立てる⇒旅行には持ち歩かない」

も一案です。


ーーー

追記)
そういえば、インターネットで調べていたら、AIが書いた(それかポルトガルはおろかヨーロッパのことなんか全く知らない奴が書いた)と思われる記事が時々出てきました。
乗り継ぎ便で50時間かけて安くポルトガルに行くことを推奨していたり、ポルトガルを北欧の一部として書いていたり。

そういう、今までにない厄介さも感じました。

2024年3月22日金曜日

【ポルトガル・リスボンD2-2】 コインランドリーのある街

一見ややこしいが手順を追っていけば大丈夫

マシンの大きさによって値段が違う

コインランドリー

机・椅子があるので、待っている間、簡単な作業ならできる


ここまで14日間ずっと手で洗濯してきて、時間は取られるし、気候によってはろくに乾かず生乾きになったりと、出発前に心配していた通り洗濯には難儀していたのですが、とうとうコインランドリーがある街にたどり着きました。

 

使い方は英語表記もあって特に問題なし。

ジャケット類も14日ぶりに洗濯できた。

(ジャケットを洗うとなると、洗濯ネット持ってくる方が良いな)

 

久しぶりに洗濯機を使って分かったのは、やっぱり洗濯機と手洗濯では全然仕上がりが違うということ。別に「ふんわり仕上がる」とかそういうレベルの高いことを言っているわけではなく、汚れの取れかたの面で仕上がりが全然違う。

(手洗濯の仕上がりの悪さについては既に書いたので省略します)

長旅を計画する際は、定期的な洗濯機アクセスを組み込むべきだわ。

 

所要時間は全部で1時間くらいかかった。

コインランドリーではなく、部屋に乾燥までできる洗濯機があればベストだが、そういうのがあるアパートタイプは鍵の受け渡しが面倒くさかったりもするので、洗濯にかかる時間はもう長旅の税金みたいなものだと思って旅程に組み込むしかないな。

今回のコインランドリーは作業台もあったので、洗濯中リスボンの観光を調べたり、一応有効には使えた。

 

お釣り13ユーロは10セントコインを含む大量のコインで出てきて、財布が重りになってしまったが。というか財布が壊れそう。

洗濯7ユーロ、約1100

乾燥172ユーロ、約300

コインランドリーも代もなかなか馬鹿にならない。

2024年3月21日木曜日

【ポルトガル・リスボンD2-1】 朝食(日本のキッシュはキャベツの足らないお好み焼き?)

 

朝食 左のマッシュルームを炒めたやつ美味しい
スペインの朝食でも同じ料理見た。
このあたりの定番なのか。マッシュルームは日本より安いからな。
あと右上の白いのはスイカのような味だったが・・・スイカなのか?


キッシュ。生地が薄くて具がたくさん。

朝食メニュー 小さいホテルだけどメニューたくさん
どれも美味しい。

朝食メニュー 小さいホテルだけどメニューたくさん
どれも美味しい。

朝食メニュー 小さいホテルだけどメニューたくさん
どれも美味しい。

朝食メニュー 小さいホテルだけどメニューたくさん
どれも美味しい。

リスボン2日目朝。

朝食会場に入ると、テンションやや高めの料理人が、Bom dia(おはよう)と声かけてきた。

今回の宿はゲストハウスであり、防音性が低い建物なので、朝食の時間は結構ガチャガチャしていると思ったが、こんな感じだったか。これはこれで楽しいので良いか。

 

宿の朝食の内容は期待の200%ぐらい良かった。

ヨーロッパなのに、しかもゲストハウスなのにメニューが豊富。

ここで食べたキッシュは、今まで食べたキッシュ史上一番美味しかった。

生地が薄めで、中にはマッシュルーム、人参、タマネギ、そして上にはオリーブがいっぱい乗っている。

これに比べると日本のキッシュは(これまで私が食べたことがあるやつはって話だが※1)生地が厚すぎで具が少なすぎるような気がする。キャベツが足りない小麦粉だらけのお好み焼きみたいな感じですね。

さらにキッシュはもう1種類あって、これもやはり薄い生地で、玉ねぎ、とうもろこしなど具がいっぱい乗ってました。

 

ちなみに、久しぶりにキッシュを食べて思ったのですが、生地が卵多めで明石焼きっぽい食べ物だなと思いました(ビジュアルは全然違うけど)。

 

その他は料理も、名前はよくわからないけど、どれも美味しかったです。


※1)

例えば、スターバックスのキッシュははっきり生地厚め&具少な目です。

2024年3月20日水曜日

【ポルトガル・リスボンD1-4】 ビールの味の幅(Sagres)

ポルトガルのメジャービール Sagres


夕食後、宿までの帰り道、個人商店みたいなところで、Sagresという銘柄のビール買いました。
330mlで200円くらい。
そんなに高くないですね。外食は高いが、物価全般が高いわけではない可能性あり。
 
さっきのレストランで飲んだSuper bockと、このSagresが、ポルトガルの2大ビールらしいです。
Super Bockは割と日本のビールに近い系統の味だったけど、Sagresは系統が違いますね。
スーパードライ(薄い) ⇒ 黒ラベル(中間) ⇒ 一番搾り(濃い)の線上、もしくは延長上にはない味だと思います。
甘みがある、いわゆるフルーティーなビール。そんな癖の強い味ではないですが。
 
これを考えると、日本のビールはどれも系統は似ており(慣れているだけかもしれないが)、なんか生真面目な感じがする。
日本もこのくらい(文字通り)テイストが違うものは本流にはならないのかな。
日本のメーカーも系統の違うビールも売ってるけど、本流で甘いビールってあまりないような。
最近あまり飲まないので知らないだけかもしれないが。
このくらい味に幅があるほうが消費者としても選択の楽しみができると思うが。
 
原材料も確認したかったのですが、字が小さすぎてよく見えないし、(多分)ポルトガル語だしで諦めました。

2024年3月19日火曜日

【ポルトガル・リスボンD1-3】 意識高い食事(Duck rice)

タイムアウトマーケット


タイムアウトマーケット入口

タイムアウトマーケット

タイムアウトマーケット

ポルトガル名物エッグタルト

ポルトガル名物エッグタルト

ポルトガルを代表するビール Super bock

Duck rice

ご飯が油に浸っている感じ

豚のパイ 粗塩がかかっている

豚のパイ

カウンター席がある店

フライトとしては1720着で、出国・荷物受け取りなど全部スムーズでしたが、結局空港を出たのは1820頃、ホテルには(多少迷いながら)1930過ぎにつきました。
リスボンは治安がいいから良かったけど、本当は初めての国にはできれば明るいうちに着きたいところ。
 
ひとまず宿にチェックインし、夕食をとりたい。
ニコラス・ホルト似の宿の主人によると、リスボンはヨーロッパで一番安全な街であり夜で歩いても大丈夫ということなので、夕食をとりに出かけてみました。
 
ポルトガルで一番賑わうと言われるフードコート、Time out market。
ものすごく混んでる。
店がさばけるお客さんの量に対して席が全然足りていない気がする。
フードコード共用の席はなかなか空かなかったのですが、カウンターが空いている店(多分O Fradeという店)を見つけたのでそこに入ってみました。
 
せっかくイスラム圏を脱したのと、なんか良い感じの店だったのもあり、久しぶりにビール。
ポルトガルを代表するビールの一つSuper bockを飲んでみました。
日本のビールと似た系統の味ですね。全く違和感なく飲めます。一番搾りとスーパードライの間くらいの味(完全に主観ですので異論は認めます)。
 
あとはポルトガルの伝統料理らしいアヒルご飯(Duck rice)を頼んでみました。
これは一口目第一感とてもおいしい。
油(多分オリーブオイル)がかなり多いです。ピラフ(or リゾット)に油をかけた感じですね。油ご飯と言っても良いような食べ物です。
アヒルは燻製肉と普通にゆでた肉の両方が入ってます。
上にかかっているのは、すりおろしたみかんの皮、パクチー。
洗練されているというか、意識高い食べ物だなこれ。こんな意識高い伝統料理ある?
ネットに出てくる作り方とは大分違う模様なので、この店オリジナルの料理かもしれない。
ものすごくおいしかった。量はミラノ風ドリアの1.7倍ぐらいでした。
 
これに比べると、モロッコの伝統料理はざっくりしたのが多かったな。
手が込んでいるのは加熱したモロッコサラダくらいで、あとは肉や野菜をとにかく加熱しただけ、みたいなのが多かった気がする。
 
一度日本に戻るのではなく、周遊すると、旅行先vs日本ではなく、旅行先vs旅行先でいろんなものを比較できるのも良いですね。仮にモロッコから日本に戻ったら、こういう感じでモロッコ料理を捉え直すことはできなかったと思う。)
 
美味しかったので、この店はもう一品いっておく価値があると考え、追加で店のシグニチャーパイを食べてみました。
食べてみて驚いたのですが、粗塩がまぶされていますね。
中は豚がベースらしいですが、これもまた燻製の何かが入っている味がします(私の舌では何か特定不可能だったが、ベーコンとかソーセージ的なものか)。今まで食べたことない味ですね。
 
あと、Time out market内の別の店でポルトガル名物と言われるエッグタルトも買い食い。プリンっぽいテイスト。
これで夕食終了。
 
アヒルご飯 3300円
シグニチャーパイ 650円
ビール 750円
エッグタルト 200円
 
まだ腹八分目くらいでしたが、それでも食べたいもの食べたら一食5000円くらいするな。
ただ、安くは無いが、これほど美味しく、自分にとって新しい料理食べられるなら満足。
 
(この後いろんなところで飲食してわかりましたが、Time out marketは特に高いです。立地的には銀座や表参道の真ん中で飯食ってるようなものですからね)